今日は判るひとだけ判ってください。

ネット界とは途方もなく広くて深いもので、そこには様々なタイプの人間が出入りしている。
かくいう私もそのうちの一人。
仕事を終えて帰宅して、「お気に入り」に登録してある大好きなサイトをひととおり見に行くのが日課。
たまーにドキドキしながら掲示板に書き込んだりして、そしてそれにレスが付いたりするとものすごく嬉しかったりして。
私と同じ価値観を持ち、ソレを一緒に楽しんでくれる人が居る、ということは、とても幸せなことだと思う。

でもね。
私のこの楽しみは、ご本人やそれを取り巻く人々がそれを知らなかったり、ないしは黙認しているという条件があってこそ成り立つものだ、ということを、決して忘れてはいけないと思う。
だから管理人さんはものすごーく厳しい管理を行っているし、私達もホントに気を遣っている。
それが、この世界を楽しむための礼儀だと思うし、この世界を存続させる唯一の術だから。
私達が楽しめるのはこの小さな公園だけなのであって、大きな公園や人通りの多い道端では無理なのだ。

でも、誰にも見つからないようなひっそりとした遊び場なのに、最近招かれざる客の陰がちらついて、「やばいぞやばいぞ」ってみんなびくびくしていた。
ここでの私達の遊びは、ごく一部の人にしか理解できないものであって、それを大通りなどで行ったらシャレでなく大変なことになる。


そして昨日、恐れていたことが現実になった。
結果的には、この小さな公園から私達は立ち去らなければならなくなった。

私の「お気に入り」の中の某フォルダにまとめたサイト群は、どれをクリックしてもひとつとして表示されない。
多分、管理人さん達みんなで話し合って決めたことだろう。
事情はちょこちょこ聞いていたので、腹立ちも悔しさも感じなかった。
ただ、私達の楽しみってこんなにもろい世界の上に成り立っていたのか、と悲しくなった。


文部省が総合とか情報とかの時間を設けろってすごくうるさいけど、そんなもんどうでもいい。
今必要なのは「ネチケ」を学ぶ時間。

私もネチケ勉強します。
知らないうちに私も誰かにものすごい迷惑をかけているかもしれないから。

「無知の知」の話って深いよね…。