いいお天気!退院日和だ!!
スリングで娘をそーっと運ぶダンナ。いい光景だ。
NICUを出て産科へ。
四ヶ月間お世話になりまくった看護師さん達に娘の顔を見てもらって、お礼を言う。
それからまっすぐ帰宅。
ごちゃごちゃ揉めたベビーシートは昨日ダスキンでレンタルしてきた。
家まで一時間、泣き喚かずになんとか持ってくれるといいんだけど、と心配だったが、声ひとつあげない爆睡で帰宅完了。
退院前にNICUで沐浴&授乳を済ませて程よく弱らせておいたのが功を奏したらしい(笑)
車から下ろした勢いで両隣の家へ。
娘の顔を見せつつ
「夜泣き等でなにかとご迷惑をおかけすることが多くなると思いますが」と菓子折りを渡して挨拶。
そして娘にとって初めての帰宅。
今日からここが君のおうちだよー。
娘と触れ合ったりお互いの存在に慣れたりする間もろくにないまま、また体力も戻らずお股も激痛なまま、いきなり娘との生活のスタートとなった。
ダンナも私も不安だらけだけど、この自宅に家族三人が揃って過ごせるのがとにかく嬉しい。
スリングで娘をそーっと運ぶダンナ。いい光景だ。
NICUを出て産科へ。
四ヶ月間お世話になりまくった看護師さん達に娘の顔を見てもらって、お礼を言う。
それからまっすぐ帰宅。
ごちゃごちゃ揉めたベビーシートは昨日ダスキンでレンタルしてきた。
家まで一時間、泣き喚かずになんとか持ってくれるといいんだけど、と心配だったが、声ひとつあげない爆睡で帰宅完了。
退院前にNICUで沐浴&授乳を済ませて程よく弱らせておいたのが功を奏したらしい(笑)
車から下ろした勢いで両隣の家へ。
娘の顔を見せつつ
「夜泣き等でなにかとご迷惑をおかけすることが多くなると思いますが」と菓子折りを渡して挨拶。
そして娘にとって初めての帰宅。
今日からここが君のおうちだよー。
娘と触れ合ったりお互いの存在に慣れたりする間もろくにないまま、また体力も戻らずお股も激痛なまま、いきなり娘との生活のスタートとなった。
ダンナも私も不安だらけだけど、この自宅に家族三人が揃って過ごせるのがとにかく嬉しい。
大雨の中、娘に会いに病院へ。
初めての授乳。
産んだら自然に母乳がぴゅーぴゅー出るようになって、赤んぼもガンガン吸って大きくなっていくものだと思い込んでいたが、全然そんなことなかった。
乳管が開通しないと乳は出ないし、赤んぼも産まれたては乳を吸うのが下手なので、くわえさせても殆ど飲めない。
一回の授乳で左右合わせて4ccだったよ…
で、こんな微々たる量の母乳だけじゃ生きてゆけないので、授乳のあとにミルクを飲ませて熱量補給。
はー授乳ひとつでも知らないことだらけだわー。
初めての授乳。
産んだら自然に母乳がぴゅーぴゅー出るようになって、赤んぼもガンガン吸って大きくなっていくものだと思い込んでいたが、全然そんなことなかった。
乳管が開通しないと乳は出ないし、赤んぼも産まれたては乳を吸うのが下手なので、くわえさせても殆ど飲めない。
一回の授乳で左右合わせて4ccだったよ…
で、こんな微々たる量の母乳だけじゃ生きてゆけないので、授乳のあとにミルクを飲ませて熱量補給。
はー授乳ひとつでも知らないことだらけだわー。
悪い方向の想像が止まらず、眠れないまま朝を迎える。
とにかく不安。
しかし病院に行ってみたら、なんと娘が保育器から出されていた!!
相変わらずモニターはあちこちにくっついていたが、しあさっての月曜までこの状態で様子をみて、検査で異常が見られなければ退院していいとのこと。
マジですか!!!!
呼吸障害とか感染症とか黄疸とか様々な不安要素があって、最低二週間以上の入院になるって聞いてたけど、まさかこんなに早くNICUを出られるなんて!
娘がんばった!!偉い!!
そしてこの日、やっと娘を抱くことができた(産んだ途端にNICUに連れていかれたのでまだだった)。
感慨と不安が混ざった不思議な感情。
三日後には自宅でこの子との生活が始まるのだ。
結局体力を戻す余裕なんかなかった。
なんとかなる…と思いたい。
とにかく不安。
しかし病院に行ってみたら、なんと娘が保育器から出されていた!!
相変わらずモニターはあちこちにくっついていたが、しあさっての月曜までこの状態で様子をみて、検査で異常が見られなければ退院していいとのこと。
マジですか!!!!
呼吸障害とか感染症とか黄疸とか様々な不安要素があって、最低二週間以上の入院になるって聞いてたけど、まさかこんなに早くNICUを出られるなんて!
娘がんばった!!偉い!!
そしてこの日、やっと娘を抱くことができた(産んだ途端にNICUに連れていかれたのでまだだった)。
感慨と不安が混ざった不思議な感情。
三日後には自宅でこの子との生活が始まるのだ。
結局体力を戻す余裕なんかなかった。
なんとかなる…と思いたい。
やはり自宅はいい。
娘が退院してくるまでしっかり休んでおこう。
…と思っていたが、昼過ぎに病院から電話があった。
小児科の先生からなにやら話があるそうで、明日来院してほしいとのこと。
娘に何かあったんですか、と尋ねると、そうじゃないと言うだけで電話じゃ何も教えてくれない。
一体何なんだろう。
娘が退院してくるまでしっかり休んでおこう。
…と思っていたが、昼過ぎに病院から電話があった。
小児科の先生からなにやら話があるそうで、明日来院してほしいとのこと。
娘に何かあったんですか、と尋ねると、そうじゃないと言うだけで電話じゃ何も教えてくれない。
一体何なんだろう。
四ヶ月ぶりのシャバ。
2010年10月27日 妊婦日記私の退院日ということで、朝イチで特別に面会許可をもらい、娘としばしのお別れ。
なのに熟睡中。
おめめ開けたところを見せて、かーちゃんに萌えチャージさせてくれよー。
看護師さんに話を聞くと、産まれた直後はミルクを1回5ccずつしか飲めなかったのに、今は25ccずつになったそうな。
点滴量も少しずつ減らしていて、呼吸が落ち着けば保育器の外に出られるようになるらしい。
状況は上向きだ!がんばれ!と励ましてNICUを後にする。
ここのところお産が重なり野戦病院化しているのは知っていたが、退院の挨拶を…とナースステーションに寄ったらもぬけの殻。
事務のお姉さんしかいなかったよ。
ま、まあ娘の退院の時に挨拶しにくればいいかな。
そして4ヶ月ぶり病院の外に出る。
今日の晴れ渡った空はたぶん一生忘れない。
頑張ったぞ、私。
お昼はがっつりこってりパスタとカフェインばっちりの紅茶。感涙。
スーパーと薬局で買い物。
あらゆるものが「…超久しぶり…」と感激の材料。
そして四ヶ月ぶりの我が家に到着!!
腰をやってしまって留守番していたダンナに代わり、私のお迎えと荷物運びをしてくれたおかんにお礼を言って見送り、「ただいま」と玄関のドアを開けた途端、なんか泣けてきた。
病院ではみんなに良くしてもらえて快適に楽しく過ごせてたから、全然辛くはなかったけど、やっぱり自分の家はいい。
自宅はやっぱり落ち着くねー、と綺麗にまとめたかったんだが、ダンナが腰を痛めて思うように動けず結局私がなんやかや動く羽目になり、加えてやっと滲み始めた母乳が止まらないよう三時間ごとの搾乳(哺乳瓶に手搾り)、そして傷の痛みで、ちっとものんびり出来ずにいたりする。
搾乳が早いとこ軌道に乗ればいいんだけどな。
40分かけて10cc弱しかとれないんだよね。
でもそれを三時間おきにやって一日分をパックに集めて冷凍保存しておき、病院に持っていくと、娘に飲ませてもらえるのだ。
今娘のために出来ることはこれくらいだから、とにかく頑張るよ。
なのに熟睡中。
おめめ開けたところを見せて、かーちゃんに萌えチャージさせてくれよー。
看護師さんに話を聞くと、産まれた直後はミルクを1回5ccずつしか飲めなかったのに、今は25ccずつになったそうな。
点滴量も少しずつ減らしていて、呼吸が落ち着けば保育器の外に出られるようになるらしい。
状況は上向きだ!がんばれ!と励ましてNICUを後にする。
ここのところお産が重なり野戦病院化しているのは知っていたが、退院の挨拶を…とナースステーションに寄ったらもぬけの殻。
事務のお姉さんしかいなかったよ。
ま、まあ娘の退院の時に挨拶しにくればいいかな。
そして4ヶ月ぶり病院の外に出る。
今日の晴れ渡った空はたぶん一生忘れない。
頑張ったぞ、私。
お昼はがっつりこってりパスタとカフェインばっちりの紅茶。感涙。
スーパーと薬局で買い物。
あらゆるものが「…超久しぶり…」と感激の材料。
そして四ヶ月ぶりの我が家に到着!!
腰をやってしまって留守番していたダンナに代わり、私のお迎えと荷物運びをしてくれたおかんにお礼を言って見送り、「ただいま」と玄関のドアを開けた途端、なんか泣けてきた。
病院ではみんなに良くしてもらえて快適に楽しく過ごせてたから、全然辛くはなかったけど、やっぱり自分の家はいい。
自宅はやっぱり落ち着くねー、と綺麗にまとめたかったんだが、ダンナが腰を痛めて思うように動けず結局私がなんやかや動く羽目になり、加えてやっと滲み始めた母乳が止まらないよう三時間ごとの搾乳(哺乳瓶に手搾り)、そして傷の痛みで、ちっとものんびり出来ずにいたりする。
搾乳が早いとこ軌道に乗ればいいんだけどな。
40分かけて10cc弱しかとれないんだよね。
でもそれを三時間おきにやって一日分をパックに集めて冷凍保存しておき、病院に持っていくと、娘に飲ませてもらえるのだ。
今娘のために出来ることはこれくらいだから、とにかく頑張るよ。
相変わらず搾乳に追われる。
赤んぼ不在の部屋で三時間ごとに40分かけて哺乳瓶に手搾り。せつないのう。
それでも7ccくらいはためられるようになったかな?
午前中に診察。
お股が痛いと訴えると、診察についていた仲良しの看護婦さん(経産婦)が
「腫れた痛み?糸がつれてる痛み?」
と聞いてきた。
あまりにも痛すぎてそんなこと自分じゃ冷静に判断できないっす。
「ほっといても二週間で溶ける糸だから普通はそのままにしておくんだけど、私の経験上、表面の部分だけでもさっさと抜糸しておいた方がいいよ。少なくともつれる痛みはほとんどなくなるわけだし。抜糸はちょっと痛いけどね(ボソリ)」
医療関係者が「ちょっと痛い」っていうのは「相当痛い」の同義語だもん!
もう痛いことしたくない!
溶けるまでほっとく!
「なに言ってんの、経膣分娩した人が。あの痛みに比べれば全然大したことないから(笑)」
…出たよ…。
この先ちょっと痛いことをしなきゃならない時に、必ずそう言われてごまかされるんだぜ。
でも出産と外科的処置は痛みの質が全然違うじゃんかー!!
「あ、ばれてる。でもすぐ終わるから、ねえ先生」
ってなんでもう抜糸の準備して待ってんですか先生。
先生「楽になると思うよ」
だーーーもうわかったよ!抜糸するよ!
痛い思いするのは本当にこれが最後だからね!!
…とほぼ無理矢理な流れで抜糸。
処置台のひじ掛けを握りしめ、いててててててててててー!!と喚くこと十数回、終わった時にはマジで涙目。
陣痛ピークが一気に来た時の方が明らかに痛かったと思うけど、やっぱりそれとは質の違う痛み部門ではダントツ。
「頑張った頑張った。これで痛くなくなるよ。はいお疲れさま」
まるで子供をあやすみたいになだめられつつ、翌日の退院の許可をもらってしくしくよろよろしながら部屋に戻る。
でもベッドに倒れていたら容赦なく「搾乳の時間でーす」
…あうあう。ちょっとくらい休ませてくれても。
観念して起き上がり、円座クッションにそーっと座る。
…おや?確かにちょっと楽になってる??
腫れた部分を引っ張っていた糸がなくなったからか?
その後さまざまな動作で「あれ、あんまり痛くない」と感じ、道理で看護師さんと先生が抜糸を勧めたわけだ、と納得。
でももし今後誰かに「産後の傷の抜糸はするべきか」と尋ねられても、気軽に「抜糸おすすめ」とは言えないなあ。
お産数日後に敢えて味わいたい痛みじゃないもんな。
今日も産科と小児科で講習みたいなものを受けたが、揺さ振られ症候群の講習が一番衝撃だった。
看護師さんが「赤ちゃんの脳に悪影響を与える揺さ振りの程度とはこのくらいです」と人形を使って実演してみせてくれたのだが、シャカシャカポテトか神社のおみくじか、というくらいの勢いで、ガクガクガクガクー!!
一同ドン引き。
たまに赤んぼの世話を引き受けた父とか祖父母なんかが、「ムキー!ちっとも泣き止まない!!」ってやらかしがちなんだってさ。
「預ける時には一緒にこのパンフレットを」って揺さ振られ症候群の普及用冊子をもらったけど、赤んぼと一緒にこのパンフレットを手渡しながら「子供をよろしく」とは言えないよなー。
そんなこんなで、明日は娘を残して退院。寂しいのう。
そしてダンナ、こんな時に腰を痛める。
ちょー使えねー!!
どーすんだこのあふれかえった四ヶ月分の荷物!!
私が運ぶんか!!
赤んぼ不在の部屋で三時間ごとに40分かけて哺乳瓶に手搾り。せつないのう。
それでも7ccくらいはためられるようになったかな?
午前中に診察。
お股が痛いと訴えると、診察についていた仲良しの看護婦さん(経産婦)が
「腫れた痛み?糸がつれてる痛み?」
と聞いてきた。
あまりにも痛すぎてそんなこと自分じゃ冷静に判断できないっす。
「ほっといても二週間で溶ける糸だから普通はそのままにしておくんだけど、私の経験上、表面の部分だけでもさっさと抜糸しておいた方がいいよ。少なくともつれる痛みはほとんどなくなるわけだし。抜糸はちょっと痛いけどね(ボソリ)」
医療関係者が「ちょっと痛い」っていうのは「相当痛い」の同義語だもん!
もう痛いことしたくない!
溶けるまでほっとく!
「なに言ってんの、経膣分娩した人が。あの痛みに比べれば全然大したことないから(笑)」
…出たよ…。
この先ちょっと痛いことをしなきゃならない時に、必ずそう言われてごまかされるんだぜ。
でも出産と外科的処置は痛みの質が全然違うじゃんかー!!
「あ、ばれてる。でもすぐ終わるから、ねえ先生」
ってなんでもう抜糸の準備して待ってんですか先生。
先生「楽になると思うよ」
だーーーもうわかったよ!抜糸するよ!
痛い思いするのは本当にこれが最後だからね!!
…とほぼ無理矢理な流れで抜糸。
処置台のひじ掛けを握りしめ、いててててててててててー!!と喚くこと十数回、終わった時にはマジで涙目。
陣痛ピークが一気に来た時の方が明らかに痛かったと思うけど、やっぱりそれとは質の違う痛み部門ではダントツ。
「頑張った頑張った。これで痛くなくなるよ。はいお疲れさま」
まるで子供をあやすみたいになだめられつつ、翌日の退院の許可をもらってしくしくよろよろしながら部屋に戻る。
でもベッドに倒れていたら容赦なく「搾乳の時間でーす」
…あうあう。ちょっとくらい休ませてくれても。
観念して起き上がり、円座クッションにそーっと座る。
…おや?確かにちょっと楽になってる??
腫れた部分を引っ張っていた糸がなくなったからか?
その後さまざまな動作で「あれ、あんまり痛くない」と感じ、道理で看護師さんと先生が抜糸を勧めたわけだ、と納得。
でももし今後誰かに「産後の傷の抜糸はするべきか」と尋ねられても、気軽に「抜糸おすすめ」とは言えないなあ。
お産数日後に敢えて味わいたい痛みじゃないもんな。
今日も産科と小児科で講習みたいなものを受けたが、揺さ振られ症候群の講習が一番衝撃だった。
看護師さんが「赤ちゃんの脳に悪影響を与える揺さ振りの程度とはこのくらいです」と人形を使って実演してみせてくれたのだが、シャカシャカポテトか神社のおみくじか、というくらいの勢いで、ガクガクガクガクー!!
一同ドン引き。
たまに赤んぼの世話を引き受けた父とか祖父母なんかが、「ムキー!ちっとも泣き止まない!!」ってやらかしがちなんだってさ。
「預ける時には一緒にこのパンフレットを」って揺さ振られ症候群の普及用冊子をもらったけど、赤んぼと一緒にこのパンフレットを手渡しながら「子供をよろしく」とは言えないよなー。
そんなこんなで、明日は娘を残して退院。寂しいのう。
そしてダンナ、こんな時に腰を痛める。
ちょー使えねー!!
どーすんだこのあふれかえった四ヶ月分の荷物!!
私が運ぶんか!!
だー忙しい!わけわからん!!
産科とNICU両方に「時から指導」と言われるので普通の人に比べて予定が倍なんだよ。
その合間をぬって看護師さんに乳の状態をみてもらい、三時間ごとに搾乳をするので、それこそ分刻みの生活。
前夜に作ったスケジュール表を見ながらばたばた動き回ってるよ。
産科病棟とNICUがもっと近ければいいのに。
おかげで全然安静生活にならず、ゾウみたいな足になってしまった。
まず今朝は採血が出来なかった。
どこ刺されたって血が出ないんだもん。
最後の最後まで…ああもうめんどくさい。
「後でシャワー浴びて血行をよくしてからでいいですか」
と逃げちゃったよ。
8時過ぎに朝食が運ばれてきたが、8時半から退院後の生活指導が入っていたのでかきこむようにして食べる。
9時過ぎに終わり、即シャワー。
9時半に改めて採血してもらったが、風呂上がりなのに腕からはとれず、結局手首の動脈から採血。
10時半にNICUに行き、スケジュール調整だけしてすぐ戻り、看護師さんにぐいぐい乳首マッサージされる。
ちょっと時間が空いたので、おかんに電話して自宅用に円座クッションを買っておいてもらうよう頼んだり、退院に向けて荷物をまとめたり。
12時半に食事をし、13時過ぎにはまた看護師さんに乳をぐいぐいやられる。
退院手続きの書類を記入して事務に提出しに行き、戻って今度はNICUに面会。
おむつとミルクで萌え補給してたら、教授回診だと言われて早々に追い出された。
萌えが足りん!
部屋に戻ってまたぐいぐいひねりつぶされ、それが終わると調乳指導に呼ばれる。
森永の人が来て散々宣伝し倒していった。
サンプルも大したことないしつまらん。
部屋に戻るともう夕食時。
もりもり食べて、19時からNICUへ。
ここでようやく看護師さんとゆっくり話ができる。
またミルクの1回量が増えて、15mlになった。
心配していた感染反応は陰性。
呼吸の調子が整わないのでまだ保育器からは出せないけど、懸念材料が減っていくのはいいことだ。
おむつ&ミルクで萌え補給〜と保育器に近づいたら、さっきまで片方の半分しか開いていなかったはずの目が、なんと両目をぱっちり!!
ぎゃあああああ可愛ええええーーー!!
まだ見えてないってのは分かってるが、きょとんとした表情で私を見ているような気がして、一瞬で萌え死ぬ。
部屋に戻って乳マッサージの後、哺乳瓶を当てて初搾乳。
昼までは滲む程度だったが、萌えゲージ満タンのおかげか、瓶底にほんのちょっとだけど溜めることが出来た。感動。
23時・3時、先ほど携帯で撮った娘の写真を眺めてニヤニヤしながら搾乳。
しかしとにかくお股が痛い。
搾乳中座ってるのが辛いよ。
明日診察で相談してみよう。
産科とNICU両方に「時から指導」と言われるので普通の人に比べて予定が倍なんだよ。
その合間をぬって看護師さんに乳の状態をみてもらい、三時間ごとに搾乳をするので、それこそ分刻みの生活。
前夜に作ったスケジュール表を見ながらばたばた動き回ってるよ。
産科病棟とNICUがもっと近ければいいのに。
おかげで全然安静生活にならず、ゾウみたいな足になってしまった。
まず今朝は採血が出来なかった。
どこ刺されたって血が出ないんだもん。
最後の最後まで…ああもうめんどくさい。
「後でシャワー浴びて血行をよくしてからでいいですか」
と逃げちゃったよ。
8時過ぎに朝食が運ばれてきたが、8時半から退院後の生活指導が入っていたのでかきこむようにして食べる。
9時過ぎに終わり、即シャワー。
9時半に改めて採血してもらったが、風呂上がりなのに腕からはとれず、結局手首の動脈から採血。
10時半にNICUに行き、スケジュール調整だけしてすぐ戻り、看護師さんにぐいぐい乳首マッサージされる。
ちょっと時間が空いたので、おかんに電話して自宅用に円座クッションを買っておいてもらうよう頼んだり、退院に向けて荷物をまとめたり。
12時半に食事をし、13時過ぎにはまた看護師さんに乳をぐいぐいやられる。
退院手続きの書類を記入して事務に提出しに行き、戻って今度はNICUに面会。
おむつとミルクで萌え補給してたら、教授回診だと言われて早々に追い出された。
萌えが足りん!
部屋に戻ってまたぐいぐいひねりつぶされ、それが終わると調乳指導に呼ばれる。
森永の人が来て散々宣伝し倒していった。
サンプルも大したことないしつまらん。
部屋に戻るともう夕食時。
もりもり食べて、19時からNICUへ。
ここでようやく看護師さんとゆっくり話ができる。
またミルクの1回量が増えて、15mlになった。
心配していた感染反応は陰性。
呼吸の調子が整わないのでまだ保育器からは出せないけど、懸念材料が減っていくのはいいことだ。
おむつ&ミルクで萌え補給〜と保育器に近づいたら、さっきまで片方の半分しか開いていなかったはずの目が、なんと両目をぱっちり!!
ぎゃあああああ可愛ええええーーー!!
まだ見えてないってのは分かってるが、きょとんとした表情で私を見ているような気がして、一瞬で萌え死ぬ。
部屋に戻って乳マッサージの後、哺乳瓶を当てて初搾乳。
昼までは滲む程度だったが、萌えゲージ満タンのおかげか、瓶底にほんのちょっとだけど溜めることが出来た。感動。
23時・3時、先ほど携帯で撮った娘の写真を眺めてニヤニヤしながら搾乳。
しかしとにかくお股が痛い。
搾乳中座ってるのが辛いよ。
明日診察で相談してみよう。
産んだ日はあちこち痛いは熱は出るはで辛くて殆ど寝られなかったが、昨夜は23時の消灯で一瞬で気絶、目覚めたら朝6時。
一度も目を覚まさずの爆睡で体力ゲージが一気に回復した模様。
同室の人が「顔色よくなりましたねー」とびっくりしていた。
調子こいて7時からシャワーを浴びてみたのだが(さすがに洗髪はやめておいたけど)、ふらつくこともなく無事。
股は痛いがザブザブ洗える幸せの方が勝っている。
あ、昨日の日記に書き忘れたが、止血の為に詰め込まれていたガーゼを抜いたら自力排尿できるようになった!
尿意は全く無いけど、時間をみてトイレに座れば出るわけだから、それだけで十分。
そのうち感覚も戻るだろう。
心配なのはお通じだ…恐ろしくて踏ん張れん。
朝食後、久しぶりにトコちゃんベルトを装着。
夏にあせもでかぶれてしまい、仕方がないので「産んでからすぐ使おう」とバースプランにも書いておいたのだが、産んだ直後につけてもらったら裂けた中に響いて耐えられなかったのだ。
でも今日はなんだか調子がよさそうなので、思い切ってぐいっと締めてみた。
おお!いいぞ!!
傷が痛いのは仕方がないが、立ったり座ったり寝転んだりする時がものすごく身軽だ!!
こりゃあ楽だわ。
10時過ぎ、看護師さんによるおっぱいケア指導。
乳首の毛穴に詰まった汚れが取れないと母乳が出ないので、まずはオリーブオイルに浸したコットンを貼りつけてラップでパック。
1時間後、ねじる!ひねる!つまむ!
いてえよ!!
でも乳腺開通させないことには始まらないんだよね。
頑張るよ…痛いけどさ…。
昼食後、NICUへ。
昨日は1回5ccだったミルクが、今日は10ccに増えたそうな。
メインは点滴だけど、着実に進歩。
で、面会時間内のおむつ替えとミルクを飲ませるのをやらせてもらえることになった。
保育器の中での作業だし、モニターやらチューブやらがつながっていてやりづらいが、1日に二度、16時と19時限定の貴重な機会だ。
イチャイチャできるチャンスは大切にしよう。
14時、両家両親が来る。
部屋でなくラウンジで会わせておいて良かった。
デジカメに撮りためた娘の写真を見せたら、特に両家母のテンションあがりまくりの大騒ぎ。
適当なところでほったらかして退散、私は15時から沐浴指導。
全身の筋肉が衰えている私には、3キロ越えの人形をうまく扱うことが出来なかった…。
まあいいや。そのうちなんとかなるわ。
16時ちょい前にラウンジに顔を出したら、ちょうど両家両親が帰るところだった。
エレベーター前でお見送りし、私は16時のおむつ&ミルクのためにNICUへ。
新生児用のおむつがちょっと緩いのと、保育器の中に手を突っ込んでの作業になるため、なかなかうまく替えられない。
でも萌え補給。いひ。
17時、部屋に戻り乳首マッサージ。いてえ。
18時、お祝い膳の夕食。
数ヶ月ぶりの天ぷらとお刺身!!
もりもり完食。
19時、NICUへ行き、おむつを替えてミルクを飲ませる。
すぐにモニターがぴーぴー鳴るのでつい慌ててしまい、どうもうまくおむつ替えが出来ない。
要修行だな。
20時、部屋で看護師さんが胸チェックしてくれる。
自分じゃわからないけど、張り始めている模様。
二つくらい毛穴が開通、ほんのちょっとだけ滲むようになった。感動。
もりもり食べて、あとはせっせと面会して萌え補給して、3時間ごとのマッサージをさぼらなければ、いずれ乳は出るようになるという原理か。
こんな感じで、突然忙しくなって戸惑い気味。
一度も目を覚まさずの爆睡で体力ゲージが一気に回復した模様。
同室の人が「顔色よくなりましたねー」とびっくりしていた。
調子こいて7時からシャワーを浴びてみたのだが(さすがに洗髪はやめておいたけど)、ふらつくこともなく無事。
股は痛いがザブザブ洗える幸せの方が勝っている。
あ、昨日の日記に書き忘れたが、止血の為に詰め込まれていたガーゼを抜いたら自力排尿できるようになった!
尿意は全く無いけど、時間をみてトイレに座れば出るわけだから、それだけで十分。
そのうち感覚も戻るだろう。
心配なのはお通じだ…恐ろしくて踏ん張れん。
朝食後、久しぶりにトコちゃんベルトを装着。
夏にあせもでかぶれてしまい、仕方がないので「産んでからすぐ使おう」とバースプランにも書いておいたのだが、産んだ直後につけてもらったら裂けた中に響いて耐えられなかったのだ。
でも今日はなんだか調子がよさそうなので、思い切ってぐいっと締めてみた。
おお!いいぞ!!
傷が痛いのは仕方がないが、立ったり座ったり寝転んだりする時がものすごく身軽だ!!
こりゃあ楽だわ。
10時過ぎ、看護師さんによるおっぱいケア指導。
乳首の毛穴に詰まった汚れが取れないと母乳が出ないので、まずはオリーブオイルに浸したコットンを貼りつけてラップでパック。
1時間後、ねじる!ひねる!つまむ!
いてえよ!!
でも乳腺開通させないことには始まらないんだよね。
頑張るよ…痛いけどさ…。
昼食後、NICUへ。
昨日は1回5ccだったミルクが、今日は10ccに増えたそうな。
メインは点滴だけど、着実に進歩。
で、面会時間内のおむつ替えとミルクを飲ませるのをやらせてもらえることになった。
保育器の中での作業だし、モニターやらチューブやらがつながっていてやりづらいが、1日に二度、16時と19時限定の貴重な機会だ。
イチャイチャできるチャンスは大切にしよう。
14時、両家両親が来る。
部屋でなくラウンジで会わせておいて良かった。
デジカメに撮りためた娘の写真を見せたら、特に両家母のテンションあがりまくりの大騒ぎ。
適当なところでほったらかして退散、私は15時から沐浴指導。
全身の筋肉が衰えている私には、3キロ越えの人形をうまく扱うことが出来なかった…。
まあいいや。そのうちなんとかなるわ。
16時ちょい前にラウンジに顔を出したら、ちょうど両家両親が帰るところだった。
エレベーター前でお見送りし、私は16時のおむつ&ミルクのためにNICUへ。
新生児用のおむつがちょっと緩いのと、保育器の中に手を突っ込んでの作業になるため、なかなかうまく替えられない。
でも萌え補給。いひ。
17時、部屋に戻り乳首マッサージ。いてえ。
18時、お祝い膳の夕食。
数ヶ月ぶりの天ぷらとお刺身!!
もりもり完食。
19時、NICUへ行き、おむつを替えてミルクを飲ませる。
すぐにモニターがぴーぴー鳴るのでつい慌ててしまい、どうもうまくおむつ替えが出来ない。
要修行だな。
20時、部屋で看護師さんが胸チェックしてくれる。
自分じゃわからないけど、張り始めている模様。
二つくらい毛穴が開通、ほんのちょっとだけ滲むようになった。感動。
もりもり食べて、あとはせっせと面会して萌え補給して、3時間ごとのマッサージをさぼらなければ、いずれ乳は出るようになるという原理か。
こんな感じで、突然忙しくなって戸惑い気味。
まとめてのお礼になってしまう無礼をお許しください。
皆様からの暖かいお祝いメッセージ、ひとつひとつがじーんと心に染みました。
とにかく嬉しかったです。
本当にありがとうございますm(__)m
新米かーちゃんとしての本格的な実働はちょっと先になりそうなので、まずは皆様にご心配していただいている下半身の裂傷と落ちまくっている体力の回復に努める所存です。
っつーかゴロゴロしてたら担当看護師さんに
「余裕があるならおっぱいと乳首マッサージしてくださいねー」
って笑顔で怒られたよ。
そういや他のお母さん達はとっくに昼夜問わずの授乳・搾乳を始めてるんだなあ。
手元に赤んぼがいないから全然ピンと来なかったけど、私もいつでも授乳できるように準備しておかなきゃいかんのだった。反省。
明日から頑張る。
今日は3回NICUを覗き、夕食後の面会で初めて保育器に手を入れ、娘に触らせてもらえた。
腹減った!眠い!とぐずぐず泣く娘にそっと指を差し出すと、かなりの力で握り返された。
おしゃぶり代わりの哺乳瓶の乳首部分を口に差し入れ、ほっそい腕をトントンしてみたら、10分くらいですとんと寝てしまった。
はふーん。萌えー。
そんなわけで、初寝かしつけでお腹いっぱいでございます。
皆様からの暖かいお祝いメッセージ、ひとつひとつがじーんと心に染みました。
とにかく嬉しかったです。
本当にありがとうございますm(__)m
新米かーちゃんとしての本格的な実働はちょっと先になりそうなので、まずは皆様にご心配していただいている下半身の裂傷と落ちまくっている体力の回復に努める所存です。
っつーかゴロゴロしてたら担当看護師さんに
「余裕があるならおっぱいと乳首マッサージしてくださいねー」
って笑顔で怒られたよ。
そういや他のお母さん達はとっくに昼夜問わずの授乳・搾乳を始めてるんだなあ。
手元に赤んぼがいないから全然ピンと来なかったけど、私もいつでも授乳できるように準備しておかなきゃいかんのだった。反省。
明日から頑張る。
今日は3回NICUを覗き、夕食後の面会で初めて保育器に手を入れ、娘に触らせてもらえた。
腹減った!眠い!とぐずぐず泣く娘にそっと指を差し出すと、かなりの力で握り返された。
おしゃぶり代わりの哺乳瓶の乳首部分を口に差し入れ、ほっそい腕をトントンしてみたら、10分くらいですとんと寝てしまった。
はふーん。萌えー。
そんなわけで、初寝かしつけでお腹いっぱいでございます。
23時〜4時、爆睡。
バルーンを入れた後は生理痛みたいな感覚があると聞いたことがあるが、がーがー眠れちゃったし、起きた後も
「…言われてみれば下っ腹が超うっすら重い…のかな…気のせいかな…」
くらいの違和感。
とりあえず目が覚めちゃったので、少しでも腹を張らせて子宮口を開かせるため、朝5時からベッドに腰掛けてダンナが焼いてきてくれたDVD鑑賞。
「スペック」面白いなあ。遊び心があるし、食べ物が美味しそう。
腹へったなー。
7時、陣痛室に移動。前と同じベッド。
分娩衣に着替え、NST装着。
あんまり張らないし、バルーンが抜ける気配もない。
い、いや!!今日から25日まで大潮だから!!
自然が私に力を与えてくれるに違いないわ!!
7時半、処置室で担当医の診察。
子宮口4.5cm、中はかなり柔らかくなってきたそうな。
で、ミニメトロを抜いて代わりに一回り大きいメトロを入れた。
これでさらに子宮口を広げ、お産の進行を促すのだ。
着脱は昨日同様なんということもなかったが、処置が終わって立ち上がったら下っ腹がだる重く、ややしんどめの生理痛そのものといった感じになっていた。
陣痛室に戻り、コードレスのNSTを装着。
このままうろちょろしていいと言われ、じゃあラウンジあたりまで、と思ったものの
「…ちょっと待って、今ちょっとおなか痛い」
と立ち止まりたくなるような痛みの波が3分おきくらいにやって来るようになり、お散歩気分で徘徊する気力も失せてしまった。
ベッドの上でダンナと電話。
超元気。風邪じゃなかったってさ。
「いやーわくわくして眠れなかったよー」
…心配して損した。
8時15分、回診。
担当医が「どう?」と覗きに来る。
「わりと痛くなってきました」
と答えると、
「ま、結構大きめの風船を入れたからねえ。9時から促進剤の点滴を入れていきますので」
だってさ。
いよいよだ!!
9時前にお通じあり。
昨夕もあったと報告したら、浣腸は無しでいけることになった。
そしてさっき入れたばかりのバルーンが抜けた感じがして、ベッドに戻って助産師さんを呼ぼうと思ったら、別の看護師さんが
「避難訓練でーす♪震度7の地震が来て、患者さんの確認に回ってまーす♪避難手順のご説明をさせてくださーい」
大事なことだとは思うが、今ちょっとそれどころでは…。
「バルーンが抜けたみたいで余裕ないです」
と追い返してしまった。すまん。
でバルーンはというと、その形状から二段階で抜けていくらしいのだが、手前半分が抜けていた模様。
「さっき入れたばっかりなのに早いですね」
と驚かれつつ、また押し込まれる。
一気にすぽーんと抜けるところまで子宮口が開かないと意味がないってことね。
で、いよいよ促進剤点滴スタート。
一時間に6mlずつ増やしていくんだってさ。
そんで10時の時点でもう結構痛い。
「こんなもんじゃないですよ」
ってニコニコしながら容赦なく促進剤の点滴量をあげていく助産師さん。
モニターを見ると約5分間隔で痛みが来ている。
私の知ってる生理痛最大レベルはとっくに越えてる。そういや呼吸法とか全然勉強しなかったな。
ヒッヒッフーとか何それどうやんのって感じなので、とりあえず細く長く息を吐いて力を抜くようにし、痛みを逃す。
このあたりでダンナが来る。
痛くない間は命名会議。
でもかなりしんどい。
10時半、担当医の内診。
子宮口4cm開大。あれ?縮んだ??
でも結構痛みがついてきたので、試しに3ccだけ麻酔を入れてみる。
「どう?」と言われてもよくわからん。痛いよ。
でも「こんなもんじゃなかろう」と思ってるから、まだまだ我慢。
で、ここで麻酔ルートがちとずれかかっていたため、またセットし直すことになる。
ベッドサイドに若手医師がやってきて、処置を始めようとしたその瞬間。
ばちん、と音がして、生暖かい水が一気に流れでた。
「先生!破水したー!」
と叫んだ瞬間、赤んぼが一気に腹の中を滑り降りるのを感じた。
同時に今までの痛みががつんと100倍くらいに振り切れる。
そこからは記憶がほとんどない。
後でダンナに聞いたら、「子宮口9cm」って助産師さんが叫んでて、モニターの痛みを示す数値が一気に40→150にあがり、代わりに赤んぼの心音ががつんと急降下してしまったそうな。
ダンナはその場で待機、私は意識がふっとんだまま分娩室に運び込まれてゆき、それから5分もしないうちに赤んぼの泣き声が聞こえてきたんだと。
でも分娩室の中では大騒ぎだったのよ。
一瞬我に返った時、なんかスタッフが30人くらい走り回ってたんだよ…。
寝たきり切迫妊婦を舐めてちゃいかんかったね、と後でスタッフが冗談交じりに言ってたけど、まさにそんな感じ。
一気に赤んぼが降りてきて、私の産道や会陰は伸びる間もなく裂けまくりの大出血。
私は促されて二度ほどいきんだようだが途中貧血で失神、赤んぼの心音は下がりまくり、最終的には誰かに腹をすげー勢いで押されて赤んぼが産まれてきたらしい。
びゃーびゃーいう泣き声で私は意識を取り戻したが、ちらりと顔を見ただけで慌ただしくNICUへ連れていかれてしまった。
赤んぼの顔を見に一瞬だけ分娩室に入ってきたダンナも、なにやら小児科医に呼ばれていき、私は「何が起こったんですか」と周りに尋ねるが、みんなバタバタ走り回っていて相手にしてくれない。
そこからがさらなる地獄だった。
聞いても詳しくは教えてくれないくらいの派手な裂け方をしたお股の縫合が、半端なく痛かったのだ。
小児科医との話を終え、外で待機中のダンナは
「とっくに産まれてるのに、なんでこんな30分近くも柳子は痛い痛いと絶叫し続けてるのだろう」
と不思議だったらしい。
ぶっちゃけるよ。
お尻まで裂けたんだよ。
中の肉もズタズタなんだよ。
おかげで座れないんだよ。
呑気なのは担当医。
「麻酔も促進剤も、ちょびっと使いかけただけで全然意味がなかったね〜。はっはっは」
笑いごとじゃねえ。
死ぬかと思う暇もない展開で怖かったぞあたしゃ。
その後も結構辛い展開が待っていた。
38度まで熱が上がり、それでもベッドから起こされて歩け歩け大会を促され、結局立ち上がった瞬間看護師さんの手を握ったまま真っ白になってぶっ倒れるのを3回繰り返す。
無理矢理行かされたトイレでは痛すぎて再び貧血を起こすし、下着を下げることも自力で排尿することもできず、結局導尿。
正直言って、お産を舐めてました、わし。
あと円座クッションの重要性も。
そんな感じで産んできました。
10月22日12時14分、2559g。
林家こん平師匠によく似た、かなり剛毛の女の子です。
でも、やっぱり私の炎症反応の影響を受けていて、その治療のために最低2週間はNICUに入院。
保育器の中で点滴を受けながら、一生懸命頑張って生きてます。
母乳を与えるどころか、私もダンナも娘にまだ一度だって触れてません。
でも娘は手足をぶんぶん振り回し、びゃーびゃー泣きまくりで元気です。
かーちゃんは一足先に退院です。
娘のご帰還を待つ二週間でかなりの体力回復がはかれます。
親孝行な娘だ。
とーちゃんと二人、楽しみに待ってるよ。
バルーンを入れた後は生理痛みたいな感覚があると聞いたことがあるが、がーがー眠れちゃったし、起きた後も
「…言われてみれば下っ腹が超うっすら重い…のかな…気のせいかな…」
くらいの違和感。
とりあえず目が覚めちゃったので、少しでも腹を張らせて子宮口を開かせるため、朝5時からベッドに腰掛けてダンナが焼いてきてくれたDVD鑑賞。
「スペック」面白いなあ。遊び心があるし、食べ物が美味しそう。
腹へったなー。
7時、陣痛室に移動。前と同じベッド。
分娩衣に着替え、NST装着。
あんまり張らないし、バルーンが抜ける気配もない。
い、いや!!今日から25日まで大潮だから!!
自然が私に力を与えてくれるに違いないわ!!
7時半、処置室で担当医の診察。
子宮口4.5cm、中はかなり柔らかくなってきたそうな。
で、ミニメトロを抜いて代わりに一回り大きいメトロを入れた。
これでさらに子宮口を広げ、お産の進行を促すのだ。
着脱は昨日同様なんということもなかったが、処置が終わって立ち上がったら下っ腹がだる重く、ややしんどめの生理痛そのものといった感じになっていた。
陣痛室に戻り、コードレスのNSTを装着。
このままうろちょろしていいと言われ、じゃあラウンジあたりまで、と思ったものの
「…ちょっと待って、今ちょっとおなか痛い」
と立ち止まりたくなるような痛みの波が3分おきくらいにやって来るようになり、お散歩気分で徘徊する気力も失せてしまった。
ベッドの上でダンナと電話。
超元気。風邪じゃなかったってさ。
「いやーわくわくして眠れなかったよー」
…心配して損した。
8時15分、回診。
担当医が「どう?」と覗きに来る。
「わりと痛くなってきました」
と答えると、
「ま、結構大きめの風船を入れたからねえ。9時から促進剤の点滴を入れていきますので」
だってさ。
いよいよだ!!
9時前にお通じあり。
昨夕もあったと報告したら、浣腸は無しでいけることになった。
そしてさっき入れたばかりのバルーンが抜けた感じがして、ベッドに戻って助産師さんを呼ぼうと思ったら、別の看護師さんが
「避難訓練でーす♪震度7の地震が来て、患者さんの確認に回ってまーす♪避難手順のご説明をさせてくださーい」
大事なことだとは思うが、今ちょっとそれどころでは…。
「バルーンが抜けたみたいで余裕ないです」
と追い返してしまった。すまん。
でバルーンはというと、その形状から二段階で抜けていくらしいのだが、手前半分が抜けていた模様。
「さっき入れたばっかりなのに早いですね」
と驚かれつつ、また押し込まれる。
一気にすぽーんと抜けるところまで子宮口が開かないと意味がないってことね。
で、いよいよ促進剤点滴スタート。
一時間に6mlずつ増やしていくんだってさ。
そんで10時の時点でもう結構痛い。
「こんなもんじゃないですよ」
ってニコニコしながら容赦なく促進剤の点滴量をあげていく助産師さん。
モニターを見ると約5分間隔で痛みが来ている。
私の知ってる生理痛最大レベルはとっくに越えてる。そういや呼吸法とか全然勉強しなかったな。
ヒッヒッフーとか何それどうやんのって感じなので、とりあえず細く長く息を吐いて力を抜くようにし、痛みを逃す。
このあたりでダンナが来る。
痛くない間は命名会議。
でもかなりしんどい。
10時半、担当医の内診。
子宮口4cm開大。あれ?縮んだ??
でも結構痛みがついてきたので、試しに3ccだけ麻酔を入れてみる。
「どう?」と言われてもよくわからん。痛いよ。
でも「こんなもんじゃなかろう」と思ってるから、まだまだ我慢。
で、ここで麻酔ルートがちとずれかかっていたため、またセットし直すことになる。
ベッドサイドに若手医師がやってきて、処置を始めようとしたその瞬間。
ばちん、と音がして、生暖かい水が一気に流れでた。
「先生!破水したー!」
と叫んだ瞬間、赤んぼが一気に腹の中を滑り降りるのを感じた。
同時に今までの痛みががつんと100倍くらいに振り切れる。
そこからは記憶がほとんどない。
後でダンナに聞いたら、「子宮口9cm」って助産師さんが叫んでて、モニターの痛みを示す数値が一気に40→150にあがり、代わりに赤んぼの心音ががつんと急降下してしまったそうな。
ダンナはその場で待機、私は意識がふっとんだまま分娩室に運び込まれてゆき、それから5分もしないうちに赤んぼの泣き声が聞こえてきたんだと。
でも分娩室の中では大騒ぎだったのよ。
一瞬我に返った時、なんかスタッフが30人くらい走り回ってたんだよ…。
寝たきり切迫妊婦を舐めてちゃいかんかったね、と後でスタッフが冗談交じりに言ってたけど、まさにそんな感じ。
一気に赤んぼが降りてきて、私の産道や会陰は伸びる間もなく裂けまくりの大出血。
私は促されて二度ほどいきんだようだが途中貧血で失神、赤んぼの心音は下がりまくり、最終的には誰かに腹をすげー勢いで押されて赤んぼが産まれてきたらしい。
びゃーびゃーいう泣き声で私は意識を取り戻したが、ちらりと顔を見ただけで慌ただしくNICUへ連れていかれてしまった。
赤んぼの顔を見に一瞬だけ分娩室に入ってきたダンナも、なにやら小児科医に呼ばれていき、私は「何が起こったんですか」と周りに尋ねるが、みんなバタバタ走り回っていて相手にしてくれない。
そこからがさらなる地獄だった。
聞いても詳しくは教えてくれないくらいの派手な裂け方をしたお股の縫合が、半端なく痛かったのだ。
小児科医との話を終え、外で待機中のダンナは
「とっくに産まれてるのに、なんでこんな30分近くも柳子は痛い痛いと絶叫し続けてるのだろう」
と不思議だったらしい。
ぶっちゃけるよ。
お尻まで裂けたんだよ。
中の肉もズタズタなんだよ。
おかげで座れないんだよ。
呑気なのは担当医。
「麻酔も促進剤も、ちょびっと使いかけただけで全然意味がなかったね〜。はっはっは」
笑いごとじゃねえ。
死ぬかと思う暇もない展開で怖かったぞあたしゃ。
その後も結構辛い展開が待っていた。
38度まで熱が上がり、それでもベッドから起こされて歩け歩け大会を促され、結局立ち上がった瞬間看護師さんの手を握ったまま真っ白になってぶっ倒れるのを3回繰り返す。
無理矢理行かされたトイレでは痛すぎて再び貧血を起こすし、下着を下げることも自力で排尿することもできず、結局導尿。
正直言って、お産を舐めてました、わし。
あと円座クッションの重要性も。
そんな感じで産んできました。
10月22日12時14分、2559g。
林家こん平師匠によく似た、かなり剛毛の女の子です。
でも、やっぱり私の炎症反応の影響を受けていて、その治療のために最低2週間はNICUに入院。
保育器の中で点滴を受けながら、一生懸命頑張って生きてます。
母乳を与えるどころか、私もダンナも娘にまだ一度だって触れてません。
でも娘は手足をぶんぶん振り回し、びゃーびゃー泣きまくりで元気です。
かーちゃんは一足先に退院です。
娘のご帰還を待つ二週間でかなりの体力回復がはかれます。
親孝行な娘だ。
とーちゃんと二人、楽しみに待ってるよ。
午前10時45分現在、かーなーりー痛いです。
まだ余裕ぶっこいて日記書いていられるけど、ぼちぼちハラヒレホレハレになってきそうな予感。
まだ余裕ぶっこいて日記書いていられるけど、ぼちぼちハラヒレホレハレになってきそうな予感。
…はははははー(笑ってごまかす)。
2010年10月21日 妊婦日記 コメント (1)夜中、断続的に張る。やや痛い。
でもこんなもんじゃねえ。まだまだ甘っちょろいぜ。
波が来るたびにいてて、と丸まりながら、隣や向かいのベッドから聞こえてくる新生児の泣き声やお母さんのあやし続ける声に耳を傾ける。
みんな殆ど寝てないみたい。
しかし産まれたての新生児の泣き声ってすげー萌えだ。
こんなか細くてひーひー小さく泣くもんだとは知らなかったよ。
7時、NST。
痛い張りはやはり10分以上の間隔でやってくる。
まだまだだね、と看護師さんも苦笑。
8時、回診。
担当医に「じゃあ明日がんばりましょう」と言われる。
…はい(笑)
背中に麻酔ルートが入っていてシャワーが浴びられないので、洗髪を頼む。
産んだらシャワー可になるから、洗髪してもらうのは今日が最後…かな…そうだといいな…ははは…。
午前中回ってくるはずの体温&血圧チェックが来ない。
そして向かいのベッドの二人が退院、慌しく二人入室。
お産ラッシュって本当なのね。
ばたばたと落ち着かないので、明日陣痛室に持ち込む荷物を作って暇つぶし。
よく動いてるね、と仲良しの看護師さんに誉められる。えへ。
そんなのでちょっと調子に乗った私、
「ここのフロアだけうろつくのももう飽きちゃったんですけど、地下のコンビニあたりまで行ってもいいんですかね」
と尋ねてみた。
そしたら「どうぞどうぞ」とあっさりお許しが。
ついに来た!!自由行動!!
そういう大事なことははっきり伝えてくれないとダメじゃん!!
…ま、張りもろくに来ないような陣痛待ち妊婦なんて、体調チェックを忘れられるくらいほっとかれてるしな(嫌み)。
でも処置の有無とか、やるなら午前午後夕方程度の時間帯とか、それくらいは朝の段階で伝えてほしいよねー。
でないと気軽に徘徊もできんよ。
昼食後、早速点滴台に財布入りの巾着をぶらさげて地下のコンビニへ出発。
4ヶ月ぶりのエレベーター!
4ヶ月ぶりのコンビニ!
ちょーわくわくしたー!!
ペットボトルの麦茶2本と徘徊時装着用のマスク、それと念願のコンビニスイーツ!小倉抹茶ロールケーキ!!
えへー。夕方のおやつにするんだー。
しかし点滴台とデカ腹が狭い通路を塞いでしまい、昼下がりの混雑した店内でめちゃくちゃ邪魔になっていた…申し訳ない。
もうちょい空いてる時間に行けば良かったね。
15分ほどで部屋に戻ってきたが、もう脚がプルプル言っていた。
さすがに階を跨いだ徘徊は遠距離だな。
部屋で休憩していたら、ようやく看護師さん登場。
体温&血圧測定の後、処置の有無を確認すると
「夕方以降、先生がオペから戻ってきた時点でバルーンを入れます」
…聞いておいて良かった…。
抜糸時みたいにまた不意討ちをくらうところだったよ。
お産ラッシュでスタッフ大忙しと分かっている今、知りたいことがあるなら自分からガツガツいかないとどうにもならんのだった。
ま、予定が判ればいいんだ。
…ところでバルーン入れるのって痛いんかな。びくびく。
暇で暇でしょうがないので、1階の本屋で立ち読みしたり5階のレストランを覗いたり、病院中を徘徊し続ける。
あああー足が痛いよー腰が痛いよー。
でも腹は全然痛くならないよー(笑)
夕方、徘徊しすぎて足が象みたいにむくんでいることに気付く。
びびって部屋で休憩。テレビ観たりおやつ食べたり。
18時、とうとう処置室に呼ばれる。
行く前にトイレに行ったら、排卵日みたいな鼻水状のおりものがびよーんと出る。
担当助産師さんに話したら「あ、すごくいいこと」だって。
ついでに
「バルーン入れるのって卵管造影検査とどっちが痛いですかね」
とか訳分かんない質問をする私。
子宮を機械とつなぐ時の「いててーもげるー」という痛重いのが私の中で最強のしんどさ基準になってるもんで。
で、結果から言うと、全く痛くなかった(笑)
ここ4ヶ月間の毎日の処置で、内診を受けるコツを掴んだよ。
脚の付け根の骨を内診台にすとんと落とす感じで脱力するのが、全ての処置を楽にする鍵なんだな。
そうすれば大抵は「違和感」くらいで済んじゃうもんだ。
で、どんな処置だったかというと、相変わらず3cm開いたところで膠着状態の子宮口から、ミニメトロというピンクの細長い風船を入れ、中に生理食塩水を40cc入れて膨らませたんだって。
これが刺激になって子宮口が5cmくらいまで広がると、ミニメトロがすぽんと抜けてしまうので、そしたら教えて下さい、と言われた。
今夜21時以降絶飲食、明日7時には陣痛室へ移動だそうな。
部屋に戻ってひとりで夕食。
この4ヶ月間の面会がほぼ皆勤賞だったダンナ、この期に及んで「熱っぽい」とか言いだしやがった。
おそらく家族二人での最後の夕食だったのに…
大事な時になると必ず調子悪くするんだよな、うちのダンナ。
風邪ひいて明日病院に来られなかったら、マジで一生恨む。
食後すぐにNSTで様子見。
結構長い時間つけてたもんだから安静状態になっちゃって、まっっっったく張らないでやんの。
なんだあのフラットなグラフ。
合間におかんから頭の沸いた電話あり。
「明日はなんで夜中に産まれるの?!」
「なんで産まれてすぐ会えないの?!」
…やっぱり何にも分かってなかったよ…。
「明日は7時から陣痛室に移って産むのに忙しいから、いちいち様子伺いの電話かけてこられても相手してる余裕ありません。とにかくおとなしく家で待機してれば、ダンナから適当に連絡いくから」
とダンナに丸投げ。
ホントにめんどくさいったらありゃしないよ。
21時半、ダンナに「遊んでないで寝ろ!」とメール。
風呂と食事を済ませたのはいいが、案の定、ケンミンショー見ながらナンクロやってたよ。
熱はないとかなんとか言ってたけど、体調悪い人が頭使いながら夜更かしするんじゃないっつーの。
…ま、私もいつまでもそんな文句をたれていないで、明日たぶん来るであろう陣痛との戦いに備えてぼちぼち寝ないとな。
果たして私は明日のうちにおかんになれるのか。
産む産む詐欺は今日までにしたいもんだ。
でもこんなもんじゃねえ。まだまだ甘っちょろいぜ。
波が来るたびにいてて、と丸まりながら、隣や向かいのベッドから聞こえてくる新生児の泣き声やお母さんのあやし続ける声に耳を傾ける。
みんな殆ど寝てないみたい。
しかし産まれたての新生児の泣き声ってすげー萌えだ。
こんなか細くてひーひー小さく泣くもんだとは知らなかったよ。
7時、NST。
痛い張りはやはり10分以上の間隔でやってくる。
まだまだだね、と看護師さんも苦笑。
8時、回診。
担当医に「じゃあ明日がんばりましょう」と言われる。
…はい(笑)
背中に麻酔ルートが入っていてシャワーが浴びられないので、洗髪を頼む。
産んだらシャワー可になるから、洗髪してもらうのは今日が最後…かな…そうだといいな…ははは…。
午前中回ってくるはずの体温&血圧チェックが来ない。
そして向かいのベッドの二人が退院、慌しく二人入室。
お産ラッシュって本当なのね。
ばたばたと落ち着かないので、明日陣痛室に持ち込む荷物を作って暇つぶし。
よく動いてるね、と仲良しの看護師さんに誉められる。えへ。
そんなのでちょっと調子に乗った私、
「ここのフロアだけうろつくのももう飽きちゃったんですけど、地下のコンビニあたりまで行ってもいいんですかね」
と尋ねてみた。
そしたら「どうぞどうぞ」とあっさりお許しが。
ついに来た!!自由行動!!
そういう大事なことははっきり伝えてくれないとダメじゃん!!
…ま、張りもろくに来ないような陣痛待ち妊婦なんて、体調チェックを忘れられるくらいほっとかれてるしな(嫌み)。
でも処置の有無とか、やるなら午前午後夕方程度の時間帯とか、それくらいは朝の段階で伝えてほしいよねー。
でないと気軽に徘徊もできんよ。
昼食後、早速点滴台に財布入りの巾着をぶらさげて地下のコンビニへ出発。
4ヶ月ぶりのエレベーター!
4ヶ月ぶりのコンビニ!
ちょーわくわくしたー!!
ペットボトルの麦茶2本と徘徊時装着用のマスク、それと念願のコンビニスイーツ!小倉抹茶ロールケーキ!!
えへー。夕方のおやつにするんだー。
しかし点滴台とデカ腹が狭い通路を塞いでしまい、昼下がりの混雑した店内でめちゃくちゃ邪魔になっていた…申し訳ない。
もうちょい空いてる時間に行けば良かったね。
15分ほどで部屋に戻ってきたが、もう脚がプルプル言っていた。
さすがに階を跨いだ徘徊は遠距離だな。
部屋で休憩していたら、ようやく看護師さん登場。
体温&血圧測定の後、処置の有無を確認すると
「夕方以降、先生がオペから戻ってきた時点でバルーンを入れます」
…聞いておいて良かった…。
抜糸時みたいにまた不意討ちをくらうところだったよ。
お産ラッシュでスタッフ大忙しと分かっている今、知りたいことがあるなら自分からガツガツいかないとどうにもならんのだった。
ま、予定が判ればいいんだ。
…ところでバルーン入れるのって痛いんかな。びくびく。
暇で暇でしょうがないので、1階の本屋で立ち読みしたり5階のレストランを覗いたり、病院中を徘徊し続ける。
あああー足が痛いよー腰が痛いよー。
でも腹は全然痛くならないよー(笑)
夕方、徘徊しすぎて足が象みたいにむくんでいることに気付く。
びびって部屋で休憩。テレビ観たりおやつ食べたり。
18時、とうとう処置室に呼ばれる。
行く前にトイレに行ったら、排卵日みたいな鼻水状のおりものがびよーんと出る。
担当助産師さんに話したら「あ、すごくいいこと」だって。
ついでに
「バルーン入れるのって卵管造影検査とどっちが痛いですかね」
とか訳分かんない質問をする私。
子宮を機械とつなぐ時の「いててーもげるー」という痛重いのが私の中で最強のしんどさ基準になってるもんで。
で、結果から言うと、全く痛くなかった(笑)
ここ4ヶ月間の毎日の処置で、内診を受けるコツを掴んだよ。
脚の付け根の骨を内診台にすとんと落とす感じで脱力するのが、全ての処置を楽にする鍵なんだな。
そうすれば大抵は「違和感」くらいで済んじゃうもんだ。
で、どんな処置だったかというと、相変わらず3cm開いたところで膠着状態の子宮口から、ミニメトロというピンクの細長い風船を入れ、中に生理食塩水を40cc入れて膨らませたんだって。
これが刺激になって子宮口が5cmくらいまで広がると、ミニメトロがすぽんと抜けてしまうので、そしたら教えて下さい、と言われた。
今夜21時以降絶飲食、明日7時には陣痛室へ移動だそうな。
部屋に戻ってひとりで夕食。
この4ヶ月間の面会がほぼ皆勤賞だったダンナ、この期に及んで「熱っぽい」とか言いだしやがった。
おそらく家族二人での最後の夕食だったのに…
大事な時になると必ず調子悪くするんだよな、うちのダンナ。
風邪ひいて明日病院に来られなかったら、マジで一生恨む。
食後すぐにNSTで様子見。
結構長い時間つけてたもんだから安静状態になっちゃって、まっっっったく張らないでやんの。
なんだあのフラットなグラフ。
合間におかんから頭の沸いた電話あり。
「明日はなんで夜中に産まれるの?!」
「なんで産まれてすぐ会えないの?!」
…やっぱり何にも分かってなかったよ…。
「明日は7時から陣痛室に移って産むのに忙しいから、いちいち様子伺いの電話かけてこられても相手してる余裕ありません。とにかくおとなしく家で待機してれば、ダンナから適当に連絡いくから」
とダンナに丸投げ。
ホントにめんどくさいったらありゃしないよ。
21時半、ダンナに「遊んでないで寝ろ!」とメール。
風呂と食事を済ませたのはいいが、案の定、ケンミンショー見ながらナンクロやってたよ。
熱はないとかなんとか言ってたけど、体調悪い人が頭使いながら夜更かしするんじゃないっつーの。
…ま、私もいつまでもそんな文句をたれていないで、明日たぶん来るであろう陣痛との戦いに備えてぼちぼち寝ないとな。
果たして私は明日のうちにおかんになれるのか。
産む産む詐欺は今日までにしたいもんだ。
消灯された記憶もなく、目覚めたらとっくに起床時間を過ぎている。
安静部屋だと21時にバシッと消灯され、6時にはドアをバーンと開けられてNSTが運ばれてきたもんだが、今朝私のところにNSTが回ってきたのは7時過ぎ。
しかも15分おきの痛みのない張りの他は超フラットなおりこうグラフ。
安静中の方がよっぽど張ってたよ。どういうこった。
そして凄まじい全身筋肉痛で体が思うように動かない。
助けてー。
7時半、おかんから電話。
「今日は横浜に行くからそっちには行けないけど、私がいなくても大丈夫ね?!」
ああああああー。
「陣痛まだ」発言禁止、赤んぼが産まれたい時をのんびり待つこと、何かあったら連絡するからやたら電話してくるな、と言い聞かせているのに全然わかっちゃいねえ…。
「頼むからもうちょっと落ち着いて。私を心穏やかに過ごさせてよ」
と言ったらムッとしてたよ。
朝食後の回診で担当医登場。
「とりあえず明日を考えてるんですけどね〜。頑張りましょうね〜」
うひょー待ってました!!
いよいよ明日は点滴と麻酔ルートから解放されるのね!!
(赤んぼとのご対面はどうした)
っていうか先生、今日私が自然に産気付くとは全く思ってないのね。
私自身もそんな気配なんにも感じないけどさ。
11時過ぎ、血圧を測りに来た看護師さんを捕まえて、明日の様子を伺う。
「促進剤を入れても進まないこともあるから、明日中には産まれないかもしれない」
と聞いて崩れ落ちそうになる。
そ、想像以上に長期戦か…。
がっくりしながら昼食をとっていたら、先生がふらりと現れ、「ちょっとお話が」と面会室に連れていかれる。
そしたらさー。
更に事態が急展開だよ。
私の諸々の炎症反応が結局消えないままここまで来ちゃってて、最悪の事態に備えてNICUと小児科医を確保してたんだけど、午前中にかなり難しいお産があってNICUが埋まっちゃったんだって。
明後日になれば一床空くから、促進剤スタートは明日でなく明後日の金曜。
それですんなり金曜のうちに産まれれば問題ないんだけど、産まれなかった場合がさあ大変。
土日はベテラン医が不在でちとめんどくさい私のお産は任せられないので、その段階で促進剤をストップ。
スタッフの揃う月曜までその状態で待機せよ、だそうな。
絶飲食のまま中途半端な陣痛にうんうん言いながら丸2日待機しろってか。
それ何の拷問だよ。
「まあその他の展開として、今日明日自然に陣痛が来てしまえば、もう産むしかないんですけど…そうなる可能性はあまり無いかなと」
…やっぱりね…。
でももし産んじゃって何かあった場合が困るよね。
だってNICUは空いてないんだもん。
ここ何ヵ月で何件も他院への搬送を見てるから、先生が今敢えて黙ってるんだろうな、ってことも分かる。
それか、現状から見て今日明日には何も起こらないと確信してるのかね。
って多分こっちなんだろうなー。
面談の流れで処置室で昨日に引き続きの大掃除、そして内診。
「ああ、だいぶ柔らかくなってきてるねえ。まだまだっぽいけど」
…がくり。
とにかく、今日(水曜)〜明後日(金曜)の三日間に産まないと土日は地獄。
しかも金曜以外に産まれて赤んぼに問題があった場合は、最悪他院に搬送。
お産って大変だなあ。
ってことで、
「産まれるのは金曜の夜中、もしくは月曜以降。小児科入院の可能性があるので、すぐ面会できるか不明。ダンナからの連絡を待つように」
と両家に報告。
張り切って週末に押し掛けられても、どうせ私は陣痛室待機。
分娩室・陣痛室に入れるのはダンナだけにしてあるし、産まれた後もすぐ面会可能というわけでなく、麻酔を使う関係から私は分娩後6時間はダンナ以外面会謝絶。
じゃあ赤んぼだけでも、となるだろうが、それもなかなか条件が厳しい。
無事でも生後二時間以上経ってから新生児室の窓越しでの面会が基本だし、小児科入院になれば面会自体が不可能。
だから産む前から待機されたり、産んですぐに駆けつけられたりしても、会えない可能性の方が高い。
そういう意味で、私と赤んぼが落ち着いたタイミングをダンナから連絡してもらい、それに合わせて面会に来てもらうのが一番いいのだ。
しかーし。
おかん「じゃあ今夜は私は混声合唱団の練習に行っても大丈夫なのね」
義母「心配もありますが、産まれるのが待ち遠しいですね。報告楽しみに待ってます」
…人間性の違いが明確に浮かび上がる返信ですな…。
っていうかおかん、今日のことしか考えてないから、明日あたり「ところでどうして土日に産まれないの?」って連絡してくると思う。
ああもう!!
ま、ごちゃごちゃ考えてもしょうがないし、まずは体力回復だ、と午後はフロア徘徊と部屋での休憩を繰り返す。
午前中はひたすら痛いだけだったふくらはぎが少し軽くなって、足全体にしっかり力が入るようになってきた。
すげー。
途中、ラウンジの自販機でアイスココアを買う。
考えてみれば自分でお金を出して何かを買うのは4ヶ月ぶりだ。
なんだか感動。
夕食をダンナと一緒にとり、余った時間で命名会議。
あああーちっとも決まらんよー。
ダンナが帰った後は同室の人の赤ちゃんを見せてもらって癒されたり、荷物を整理したりして過ごす。
たくさん応援していただいて、非常に心強く思います。
皆様にひたすら大感謝!
それなのに産む産む詐欺でマジすんません…
出産ネタは当分続きます(笑)
安静部屋だと21時にバシッと消灯され、6時にはドアをバーンと開けられてNSTが運ばれてきたもんだが、今朝私のところにNSTが回ってきたのは7時過ぎ。
しかも15分おきの痛みのない張りの他は超フラットなおりこうグラフ。
安静中の方がよっぽど張ってたよ。どういうこった。
そして凄まじい全身筋肉痛で体が思うように動かない。
助けてー。
7時半、おかんから電話。
「今日は横浜に行くからそっちには行けないけど、私がいなくても大丈夫ね?!」
ああああああー。
「陣痛まだ」発言禁止、赤んぼが産まれたい時をのんびり待つこと、何かあったら連絡するからやたら電話してくるな、と言い聞かせているのに全然わかっちゃいねえ…。
「頼むからもうちょっと落ち着いて。私を心穏やかに過ごさせてよ」
と言ったらムッとしてたよ。
朝食後の回診で担当医登場。
「とりあえず明日を考えてるんですけどね〜。頑張りましょうね〜」
うひょー待ってました!!
いよいよ明日は点滴と麻酔ルートから解放されるのね!!
(赤んぼとのご対面はどうした)
っていうか先生、今日私が自然に産気付くとは全く思ってないのね。
私自身もそんな気配なんにも感じないけどさ。
11時過ぎ、血圧を測りに来た看護師さんを捕まえて、明日の様子を伺う。
「促進剤を入れても進まないこともあるから、明日中には産まれないかもしれない」
と聞いて崩れ落ちそうになる。
そ、想像以上に長期戦か…。
がっくりしながら昼食をとっていたら、先生がふらりと現れ、「ちょっとお話が」と面会室に連れていかれる。
そしたらさー。
更に事態が急展開だよ。
私の諸々の炎症反応が結局消えないままここまで来ちゃってて、最悪の事態に備えてNICUと小児科医を確保してたんだけど、午前中にかなり難しいお産があってNICUが埋まっちゃったんだって。
明後日になれば一床空くから、促進剤スタートは明日でなく明後日の金曜。
それですんなり金曜のうちに産まれれば問題ないんだけど、産まれなかった場合がさあ大変。
土日はベテラン医が不在でちとめんどくさい私のお産は任せられないので、その段階で促進剤をストップ。
スタッフの揃う月曜までその状態で待機せよ、だそうな。
絶飲食のまま中途半端な陣痛にうんうん言いながら丸2日待機しろってか。
それ何の拷問だよ。
「まあその他の展開として、今日明日自然に陣痛が来てしまえば、もう産むしかないんですけど…そうなる可能性はあまり無いかなと」
…やっぱりね…。
でももし産んじゃって何かあった場合が困るよね。
だってNICUは空いてないんだもん。
ここ何ヵ月で何件も他院への搬送を見てるから、先生が今敢えて黙ってるんだろうな、ってことも分かる。
それか、現状から見て今日明日には何も起こらないと確信してるのかね。
って多分こっちなんだろうなー。
面談の流れで処置室で昨日に引き続きの大掃除、そして内診。
「ああ、だいぶ柔らかくなってきてるねえ。まだまだっぽいけど」
…がくり。
とにかく、今日(水曜)〜明後日(金曜)の三日間に産まないと土日は地獄。
しかも金曜以外に産まれて赤んぼに問題があった場合は、最悪他院に搬送。
お産って大変だなあ。
ってことで、
「産まれるのは金曜の夜中、もしくは月曜以降。小児科入院の可能性があるので、すぐ面会できるか不明。ダンナからの連絡を待つように」
と両家に報告。
張り切って週末に押し掛けられても、どうせ私は陣痛室待機。
分娩室・陣痛室に入れるのはダンナだけにしてあるし、産まれた後もすぐ面会可能というわけでなく、麻酔を使う関係から私は分娩後6時間はダンナ以外面会謝絶。
じゃあ赤んぼだけでも、となるだろうが、それもなかなか条件が厳しい。
無事でも生後二時間以上経ってから新生児室の窓越しでの面会が基本だし、小児科入院になれば面会自体が不可能。
だから産む前から待機されたり、産んですぐに駆けつけられたりしても、会えない可能性の方が高い。
そういう意味で、私と赤んぼが落ち着いたタイミングをダンナから連絡してもらい、それに合わせて面会に来てもらうのが一番いいのだ。
しかーし。
おかん「じゃあ今夜は私は混声合唱団の練習に行っても大丈夫なのね」
義母「心配もありますが、産まれるのが待ち遠しいですね。報告楽しみに待ってます」
…人間性の違いが明確に浮かび上がる返信ですな…。
っていうかおかん、今日のことしか考えてないから、明日あたり「ところでどうして土日に産まれないの?」って連絡してくると思う。
ああもう!!
ま、ごちゃごちゃ考えてもしょうがないし、まずは体力回復だ、と午後はフロア徘徊と部屋での休憩を繰り返す。
午前中はひたすら痛いだけだったふくらはぎが少し軽くなって、足全体にしっかり力が入るようになってきた。
すげー。
途中、ラウンジの自販機でアイスココアを買う。
考えてみれば自分でお金を出して何かを買うのは4ヶ月ぶりだ。
なんだか感動。
夕食をダンナと一緒にとり、余った時間で命名会議。
あああーちっとも決まらんよー。
ダンナが帰った後は同室の人の赤ちゃんを見せてもらって癒されたり、荷物を整理したりして過ごす。
たくさん応援していただいて、非常に心強く思います。
皆様にひたすら大感謝!
それなのに産む産む詐欺でマジすんません…
出産ネタは当分続きます(笑)
まだ産まれてません。
2010年10月19日 妊婦日記 コメント (3)結局痛みがひっこんでしまい、0時〜3時半まで爆睡。
トイレに行きたくて目を覚まし、その後はなんとなく眠れずに朝を迎える。
っつーか陣痛室のベッド、狭くて堅くて寝心地最悪ー。ぶーぶー。
もう全然痛くないので、ダンナに「夕方まで会社で仕事してても大丈夫だよ」と連絡する。
心配で寝られなかったんだって。すまんね(笑)
この調子だと麻酔を使うのも当分先だろう、と絶飲食を解除される。
ウキウキしながら大部屋に戻り、おやつ袋とラブレとお茶をとってきて、朝食前にマドレーヌを嗜む。
そして朝食。
今日も頑張って歩くぜ!体力つけなきゃ!と何ヵ月かぶりに主食も全部食べきったら、腹パンパンで超苦しい。
しかも食べ終えた途端に不意討ちの体重測定。
おやつ+ごはん完食+お茶二杯でものすごい数字が出た…
カルテに残す分には構わないが、母子手帳には書かないでー。
その後、回診。
「前駆陣痛というか、微弱陣痛だね〜。まだお母さんのお腹に居たいってことだ。大部屋に戻っていいよ」
進み具合60%で微弱陣痛…あれで微弱…マジか…。
元の部屋に戻った途端
「ちょっと本気出して消毒しておこうか」
と処置室へ呼ばれる。
昨日までは子宮を刺激しないようにベッド上で入り口付近をちょちょいとやっていたのだが、今日は処置台でそれはもう凄い勢いでゴシゴシと…。
抜糸が済み、いつ産まれてもいいとなったら全然遠慮なし。
あんまり凄かったんで何をやってたのか尋ねたら、炎症反応の元になるおりものの塊を大元から削ぎ落としていたんだってさ。
怖いもの見たさで「どんなのですか」って看護師さんが持ってたトレイをつい覗きこんで「うひゃあ」って言っちゃったよ。
詳しくは書かないけど。
しかもまだ終わったわけじゃなく、明日も引き続き容赦なしの大掃除だとさ。
この際だから徹底的にやってくれ、という気分。
部屋のベッドでちょっと休憩した後、再び病棟を徘徊。
約4ヶ月間の寝たきり生活は私の体を相当萎えさせていたようで、今朝起きたら下半身の筋肉痛と腰痛がかなり辛いことになっているのだ。
今は廊下の手すりや点滴棒にすがりつくようにして歩いているが、これで約3kgの赤んぼを抱えて歩けと言われても絶対無理だ。
産むまでまだ何日かかかりそうだから、少しでも筋力を取り戻しておかないと。
そして昼食後、唐突に産後部屋に移される。
私以外は産んだ後のお母さん&新生児。
みんなへろへろでおむつや授乳に四苦八苦している。
近いうちに私もこうなるんだなあ…と予習のつもりで様子を伺う。
夕方、おとんとおかんが面会にやってくる。
手土産は私の趣味からかけ離れた超フリフリのアフガン。
「みんなこういうのにくるんで退院させてるでしょ♪♪」
あああああー。
スリング使うし、可愛い綿毛布を準備したからいらんとあれほど言ったのに…。
「ベビーカーを使う日が来たら、下敷き代わりに使わせてもらうよ」
とお礼を言って受けとっておいた。
最近の花畑状態の加速っぷりは目に余る。
楽しみにしていてくれるのはありがたいが、周りを見ずに突っ走られるのがとにかく困る。
だから今日は、部屋移動をいい機会にして、嘘も方便で
「面会時間開始前に来る&面会カード未記入&アルコールジェルでの手消毒をしないことをナースステーションから注意された。ましてや今度の部屋は抵抗力の弱い新生児とへろへろの産褥婦がいるところ。ウィルスをばらまいたり、面会時間外から押しかけてうるさくして迷惑かけないように」
と釘を刺した。
赤ちゃん見せろ!抱っこさせろ!としか考えてないおとん&おかん、「婦長直々に注意されて恥かいた」という私の嘘に小さくなって反省。
「だって何も言われないしみんなしれーっと入っていくし…」
こういう言い訳を実の両親がすることにマジでうんざり。
婦長さんに叱られたことにしちゃう私も私だけど、こうでも言わない限りまともに受けとめやしないからな。
それに、実際バースプランに
「産まれた子を両親に見せる際、この時期の院内での手消毒の必要性を看護師さん達から直接伝えてください」
って書いて提出してあるから、まあいいかなと。
だから今日は面会カード記入と手消毒をさせた上で新しい部屋に案内した。
それぞれのカーテンの向こうに、母乳が出なくて看護師さんに真剣に相談している人や傷の痛みに呻いている人がいて、「赤ちゃん可愛い♪」と浮かれポンチで押し掛けて大騒ぎできるような雰囲気ではない、と伝わった模様。
これで少しは冷静になってくれるといいんだけどな。
そして今日も15時を過ぎたあたりから強い張りと痛みがちょいちょい来るようになる。
18時過ぎ、ダンナと一緒に夕食。
昨夜からの流れを報告し、
「今も10分弱でぐいぐい張りますが、昨日よりはマシな痛みなのでどうせ微弱です。今夜も産まれそうにありません」
と纏めると、ダンナは落ち着いた表情で
「たぶん明日も何も起こらないよ。そんで木曜あたりに産むんだよ。前に担当の先生が『自然に陣痛がつけばその流れで産めばいいけど、二、三日ぶらぶらして体力つけてから促進剤使ったら』って言ってたじゃん」
と達観気味。
一度自力で陣痛室まで行っちゃったもんだから、明日も頑張ってうろちょろし続ければどうにかなりそうな気がしてならないんだよなー。
でもきっと先生やダンナの言うとおりになるんだろうな。ちぇ。
そんなわけで、またもや明日に続く。
トイレに行きたくて目を覚まし、その後はなんとなく眠れずに朝を迎える。
っつーか陣痛室のベッド、狭くて堅くて寝心地最悪ー。ぶーぶー。
もう全然痛くないので、ダンナに「夕方まで会社で仕事してても大丈夫だよ」と連絡する。
心配で寝られなかったんだって。すまんね(笑)
この調子だと麻酔を使うのも当分先だろう、と絶飲食を解除される。
ウキウキしながら大部屋に戻り、おやつ袋とラブレとお茶をとってきて、朝食前にマドレーヌを嗜む。
そして朝食。
今日も頑張って歩くぜ!体力つけなきゃ!と何ヵ月かぶりに主食も全部食べきったら、腹パンパンで超苦しい。
しかも食べ終えた途端に不意討ちの体重測定。
おやつ+ごはん完食+お茶二杯でものすごい数字が出た…
カルテに残す分には構わないが、母子手帳には書かないでー。
その後、回診。
「前駆陣痛というか、微弱陣痛だね〜。まだお母さんのお腹に居たいってことだ。大部屋に戻っていいよ」
進み具合60%で微弱陣痛…あれで微弱…マジか…。
元の部屋に戻った途端
「ちょっと本気出して消毒しておこうか」
と処置室へ呼ばれる。
昨日までは子宮を刺激しないようにベッド上で入り口付近をちょちょいとやっていたのだが、今日は処置台でそれはもう凄い勢いでゴシゴシと…。
抜糸が済み、いつ産まれてもいいとなったら全然遠慮なし。
あんまり凄かったんで何をやってたのか尋ねたら、炎症反応の元になるおりものの塊を大元から削ぎ落としていたんだってさ。
怖いもの見たさで「どんなのですか」って看護師さんが持ってたトレイをつい覗きこんで「うひゃあ」って言っちゃったよ。
詳しくは書かないけど。
しかもまだ終わったわけじゃなく、明日も引き続き容赦なしの大掃除だとさ。
この際だから徹底的にやってくれ、という気分。
部屋のベッドでちょっと休憩した後、再び病棟を徘徊。
約4ヶ月間の寝たきり生活は私の体を相当萎えさせていたようで、今朝起きたら下半身の筋肉痛と腰痛がかなり辛いことになっているのだ。
今は廊下の手すりや点滴棒にすがりつくようにして歩いているが、これで約3kgの赤んぼを抱えて歩けと言われても絶対無理だ。
産むまでまだ何日かかかりそうだから、少しでも筋力を取り戻しておかないと。
そして昼食後、唐突に産後部屋に移される。
私以外は産んだ後のお母さん&新生児。
みんなへろへろでおむつや授乳に四苦八苦している。
近いうちに私もこうなるんだなあ…と予習のつもりで様子を伺う。
夕方、おとんとおかんが面会にやってくる。
手土産は私の趣味からかけ離れた超フリフリのアフガン。
「みんなこういうのにくるんで退院させてるでしょ♪♪」
あああああー。
スリング使うし、可愛い綿毛布を準備したからいらんとあれほど言ったのに…。
「ベビーカーを使う日が来たら、下敷き代わりに使わせてもらうよ」
とお礼を言って受けとっておいた。
最近の花畑状態の加速っぷりは目に余る。
楽しみにしていてくれるのはありがたいが、周りを見ずに突っ走られるのがとにかく困る。
だから今日は、部屋移動をいい機会にして、嘘も方便で
「面会時間開始前に来る&面会カード未記入&アルコールジェルでの手消毒をしないことをナースステーションから注意された。ましてや今度の部屋は抵抗力の弱い新生児とへろへろの産褥婦がいるところ。ウィルスをばらまいたり、面会時間外から押しかけてうるさくして迷惑かけないように」
と釘を刺した。
赤ちゃん見せろ!抱っこさせろ!としか考えてないおとん&おかん、「婦長直々に注意されて恥かいた」という私の嘘に小さくなって反省。
「だって何も言われないしみんなしれーっと入っていくし…」
こういう言い訳を実の両親がすることにマジでうんざり。
婦長さんに叱られたことにしちゃう私も私だけど、こうでも言わない限りまともに受けとめやしないからな。
それに、実際バースプランに
「産まれた子を両親に見せる際、この時期の院内での手消毒の必要性を看護師さん達から直接伝えてください」
って書いて提出してあるから、まあいいかなと。
だから今日は面会カード記入と手消毒をさせた上で新しい部屋に案内した。
それぞれのカーテンの向こうに、母乳が出なくて看護師さんに真剣に相談している人や傷の痛みに呻いている人がいて、「赤ちゃん可愛い♪」と浮かれポンチで押し掛けて大騒ぎできるような雰囲気ではない、と伝わった模様。
これで少しは冷静になってくれるといいんだけどな。
そして今日も15時を過ぎたあたりから強い張りと痛みがちょいちょい来るようになる。
18時過ぎ、ダンナと一緒に夕食。
昨夜からの流れを報告し、
「今も10分弱でぐいぐい張りますが、昨日よりはマシな痛みなのでどうせ微弱です。今夜も産まれそうにありません」
と纏めると、ダンナは落ち着いた表情で
「たぶん明日も何も起こらないよ。そんで木曜あたりに産むんだよ。前に担当の先生が『自然に陣痛がつけばその流れで産めばいいけど、二、三日ぶらぶらして体力つけてから促進剤使ったら』って言ってたじゃん」
と達観気味。
一度自力で陣痛室まで行っちゃったもんだから、明日も頑張ってうろちょろし続ければどうにかなりそうな気がしてならないんだよなー。
でもきっと先生やダンナの言うとおりになるんだろうな。ちぇ。
そんなわけで、またもや明日に続く。
産まれそうで産まれません。
2010年10月18日 妊婦日記 コメント (5)いつもどおり爆睡の後、6時起床。
右手に鉄剤の点滴、左手で採血、腹にはNSTという凄い状況。
7時過ぎた途端に先生が現れて「じゃあ今から抜糸しようか」
Σ( ̄□ ̄;)!!!!
ろくに心の準備も出来ないまま処置室に連れていかれ、抜糸。
痛いと聞いていたので超怯えながら処置台に上がったのだが、痛かったのは毎日の膣剤処置より遠慮なしにクスコを入れられた時だけだった。
「はい終わり」
「…へ?」
はいビビり損。
抜糸されてるなんて気付きもしなかったよ。
担当医、ひょっとしてあんた凄い人だったりする?(←ひでえ言い種)
抜いた糸は緑色をした木綿糸みたいなもので、あんなのが支えてくれてたんか…ってくらい心許ない細さだった。
で、即座に点滴を外してもらい、シャワーと病棟内自由行動のお許しをもらって、解放感に浮かれながら部屋に戻る。
運ばれてきた朝食を座って食べられるこの幸せ!!
スプーンを使ってスープを飲める素晴らしさ!!
普通に食事ができることって、なんと人間的なんだろうか。
食後は担当看護師からお産の流れの説明を受けるのに、部屋でなくラウンジに移動させてもらった。
入院中でも動ける人はラウンジで面会してて、実はそれがすごく羨ましかったんだな。
部屋から出られるだけで気分転換になるもんだ。
だから
「『動けるようになったらまずラウンジに行ってソファーに座るんだ』って密かな夢だったんです」
って言ったんだけど、半分冗談だと思われて笑われた…。
結構マジだったんだけどなー。
説明を聞いた後で、新生児室とか分娩室を見学。
すれ違う看護師さん達が、加藤茶ばりの二度見で
「朝倉さんが歩いてる!!」
とビビるのがおもしろくてしょうがなかった。
確かにこの四ヶ月間、私が歩いている姿を見た人は誰もいないからな。
部屋に戻ってちょっと休憩していたら別の看護師さんが来て
「お腹張ってなければシャワーどうですか?」
と介助を申し出てくれた。
待ってました!!4ヶ月ぶりのシャワー!!
どこ洗うのも気持ちよすぎて夢のようだったが、やはりお股をザブザブ洗えたことには涙が出るほど感動した。
やっぱりね、ウォシュレットや清浄綿だけじゃダメなんだよ。
お湯と石鹸じゃないとね。
さーきれいになった。
これでいつ産まれてきても構わんぞ(笑)
部屋に戻り、介助を断って自力でドライヤーを使って髪を乾かしたら、さすがに体力切れ。
昼食まで横になって過ごす。
昼食が運ばれてきて「さー食べて体力つけるかー」と起き上がった瞬間、生暖かい液体が出る感覚があった。
トイレで確認したら薄茶の出血。
古い血ってことだから抜糸の名残か?と思いつつ、一応看護師さんに調べてもらうと
「青変は出なかったから破水じゃないですね」
一瞬「?」となったが、前回の妊娠時のことを思い出し、ああ、と納得。
破水かどうかはBTB試験紙で調べるのだ。
羊水はアルカリ性だから、青くなれば破水ってことなのよね。小学生の理科。
でも破水じゃなきゃ何なんだろう。
疑問は残るが、いつ何が起こるかわかんないってのはよくわかった!
とりあえず体力だ!と昼食をむさぼるわたくし。
そしたら「一応診察しておきましょう」と処置室に呼ばれ、車椅子で移動。
移動中も「朝倉さん、点滴が外れてる!!」と何度も看護師さんに振り返られる(笑)
担当医は外来診察から戻っていなかったので、代わりに病棟の若手医師が診てくれた。
経膣&腹部エコーを見ると羊水量も普通。
改めて破水チェックを行って、検査紙の変化を見せてくれた。
「ここに二本目の青線が出ると陽性なんだけど、一本しか出てないでしょ。だから陰性」
じゃあさっきの生暖かいのは何だったんでしょう、と尋ねたら
「抜糸の出血が若干残ってるのもありますが、後はたぶん朝の診察で入れた膣剤が溶けて出たんでしょうね」
超納得。
まだ自由を満喫しきれてないし、最初に派手に破水しちゃうと麻酔が使えなくて和痛分娩でなく普通に産むことになっちゃうので、結果オーライです。
この頃から不定期に強い腹の張りがぐいぐいと来始める。
張り止めの点滴を抜いたことによる「張り返し」ってやつらしい。
痛いっちゃ痛いが、10分感覚には程遠く、看護師さんからの「歩け歩けコール」も始まったので、暇さえあれば病棟内をひたすら徘徊する。
夕方、張りの間隔が10分を切りはじめる。
規則的じゃないけど、特に下っ腹がきゅーっとなるし、尾てい骨も痛むし、痛い時には便意に近い感覚もある。
とにかくすげー痛い。
そんなところへ担当医がふらりと登場。
炎症反応が高いままなので、朝晩抗生物質を点滴するとのこと。
それを聞いた私がすんごい嫌な顔したらしい(笑)
「また点滴棒に繋がれて腕腫らせてってなるのはストレスでしょうから、点滴のたびに抜き差しするってやり方でいきます」
…朝晩研修医にぶすぶす刺されるのも嫌なんだけどなー。
まあ注射だと思って我慢するさ。
で、その時の張りの状態をついでに訴えてみたんだが、
「数分間隔って言っても等間隔じゃないし、僕と笑って話ができるならまだまだ陣痛じゃないよ。単なる張り返し。暫くしたら慣れるか収まるかするから」
と言われてしまった。
確かに5分→7分→3分みたいにバラバラな間隔だけど一応10分切ってるし、痛い時は動けないくらい痛いんですけど。
これに慣れろと…?
面会に来たダンナと一緒に夕食をとり、ラウンジに移動して面会時間ギリギリまで命名会議。
痛くて全然集中できない。
ダンナが帰ってからも痛みは続く。
日記を書くのに集中すれば痛みを忘れるかと思ったが、作戦失敗。
いてーんだよコンチクショウ。
20時過ぎ、巡回の看護師さんに「こんな感じで先生には流されちゃったけど、痛いんですー」と甘えてみる(笑)
一応ってことでNSTをつけてみたら、今まで見たことのないような張りの山が3分間隔でガツガツと…。
で、さくっと陣痛室に移動。
黄色い浴衣みたいなのに着替え、破水対策の座布団みたいなパットを装着させられ、診察を受ける。
子宮口はまだ2cmしか開いていないが、かなり薄くて赤んぼの頭も触れちゃうらしい。
「うーん、進み具合としては60%かなー」
で、和痛分娩希望で陣痛がピークになったら背中から麻酔を入れることになっているので、背中にルートを作ってもらった。
なんか30分くらいごそごそやられて超しんどかったよ。
子宮を縛った時もめちゃくちゃ痛かったし、ここの病院、麻酔へたくそ!!
でもこれでいつ陣痛がピークになっても大丈夫。
そんで腕にも麻酔の点滴をつないだ。
一日もしないうちに点滴棒復活…そして絶飲食開始…あうう。
麻酔でしんどい思いをしたら、張りがひっこんだような気がしてきたので、ダンナには明日朝イチで来てもらうことにした。
とりあえずHP確保のため寝てみようと思う。
あー腹へった。
明日に続く。
右手に鉄剤の点滴、左手で採血、腹にはNSTという凄い状況。
7時過ぎた途端に先生が現れて「じゃあ今から抜糸しようか」
Σ( ̄□ ̄;)!!!!
ろくに心の準備も出来ないまま処置室に連れていかれ、抜糸。
痛いと聞いていたので超怯えながら処置台に上がったのだが、痛かったのは毎日の膣剤処置より遠慮なしにクスコを入れられた時だけだった。
「はい終わり」
「…へ?」
はいビビり損。
抜糸されてるなんて気付きもしなかったよ。
担当医、ひょっとしてあんた凄い人だったりする?(←ひでえ言い種)
抜いた糸は緑色をした木綿糸みたいなもので、あんなのが支えてくれてたんか…ってくらい心許ない細さだった。
で、即座に点滴を外してもらい、シャワーと病棟内自由行動のお許しをもらって、解放感に浮かれながら部屋に戻る。
運ばれてきた朝食を座って食べられるこの幸せ!!
スプーンを使ってスープを飲める素晴らしさ!!
普通に食事ができることって、なんと人間的なんだろうか。
食後は担当看護師からお産の流れの説明を受けるのに、部屋でなくラウンジに移動させてもらった。
入院中でも動ける人はラウンジで面会してて、実はそれがすごく羨ましかったんだな。
部屋から出られるだけで気分転換になるもんだ。
だから
「『動けるようになったらまずラウンジに行ってソファーに座るんだ』って密かな夢だったんです」
って言ったんだけど、半分冗談だと思われて笑われた…。
結構マジだったんだけどなー。
説明を聞いた後で、新生児室とか分娩室を見学。
すれ違う看護師さん達が、加藤茶ばりの二度見で
「朝倉さんが歩いてる!!」
とビビるのがおもしろくてしょうがなかった。
確かにこの四ヶ月間、私が歩いている姿を見た人は誰もいないからな。
部屋に戻ってちょっと休憩していたら別の看護師さんが来て
「お腹張ってなければシャワーどうですか?」
と介助を申し出てくれた。
待ってました!!4ヶ月ぶりのシャワー!!
どこ洗うのも気持ちよすぎて夢のようだったが、やはりお股をザブザブ洗えたことには涙が出るほど感動した。
やっぱりね、ウォシュレットや清浄綿だけじゃダメなんだよ。
お湯と石鹸じゃないとね。
さーきれいになった。
これでいつ産まれてきても構わんぞ(笑)
部屋に戻り、介助を断って自力でドライヤーを使って髪を乾かしたら、さすがに体力切れ。
昼食まで横になって過ごす。
昼食が運ばれてきて「さー食べて体力つけるかー」と起き上がった瞬間、生暖かい液体が出る感覚があった。
トイレで確認したら薄茶の出血。
古い血ってことだから抜糸の名残か?と思いつつ、一応看護師さんに調べてもらうと
「青変は出なかったから破水じゃないですね」
一瞬「?」となったが、前回の妊娠時のことを思い出し、ああ、と納得。
破水かどうかはBTB試験紙で調べるのだ。
羊水はアルカリ性だから、青くなれば破水ってことなのよね。小学生の理科。
でも破水じゃなきゃ何なんだろう。
疑問は残るが、いつ何が起こるかわかんないってのはよくわかった!
とりあえず体力だ!と昼食をむさぼるわたくし。
そしたら「一応診察しておきましょう」と処置室に呼ばれ、車椅子で移動。
移動中も「朝倉さん、点滴が外れてる!!」と何度も看護師さんに振り返られる(笑)
担当医は外来診察から戻っていなかったので、代わりに病棟の若手医師が診てくれた。
経膣&腹部エコーを見ると羊水量も普通。
改めて破水チェックを行って、検査紙の変化を見せてくれた。
「ここに二本目の青線が出ると陽性なんだけど、一本しか出てないでしょ。だから陰性」
じゃあさっきの生暖かいのは何だったんでしょう、と尋ねたら
「抜糸の出血が若干残ってるのもありますが、後はたぶん朝の診察で入れた膣剤が溶けて出たんでしょうね」
超納得。
まだ自由を満喫しきれてないし、最初に派手に破水しちゃうと麻酔が使えなくて和痛分娩でなく普通に産むことになっちゃうので、結果オーライです。
この頃から不定期に強い腹の張りがぐいぐいと来始める。
張り止めの点滴を抜いたことによる「張り返し」ってやつらしい。
痛いっちゃ痛いが、10分感覚には程遠く、看護師さんからの「歩け歩けコール」も始まったので、暇さえあれば病棟内をひたすら徘徊する。
夕方、張りの間隔が10分を切りはじめる。
規則的じゃないけど、特に下っ腹がきゅーっとなるし、尾てい骨も痛むし、痛い時には便意に近い感覚もある。
とにかくすげー痛い。
そんなところへ担当医がふらりと登場。
炎症反応が高いままなので、朝晩抗生物質を点滴するとのこと。
それを聞いた私がすんごい嫌な顔したらしい(笑)
「また点滴棒に繋がれて腕腫らせてってなるのはストレスでしょうから、点滴のたびに抜き差しするってやり方でいきます」
…朝晩研修医にぶすぶす刺されるのも嫌なんだけどなー。
まあ注射だと思って我慢するさ。
で、その時の張りの状態をついでに訴えてみたんだが、
「数分間隔って言っても等間隔じゃないし、僕と笑って話ができるならまだまだ陣痛じゃないよ。単なる張り返し。暫くしたら慣れるか収まるかするから」
と言われてしまった。
確かに5分→7分→3分みたいにバラバラな間隔だけど一応10分切ってるし、痛い時は動けないくらい痛いんですけど。
これに慣れろと…?
面会に来たダンナと一緒に夕食をとり、ラウンジに移動して面会時間ギリギリまで命名会議。
痛くて全然集中できない。
ダンナが帰ってからも痛みは続く。
日記を書くのに集中すれば痛みを忘れるかと思ったが、作戦失敗。
いてーんだよコンチクショウ。
20時過ぎ、巡回の看護師さんに「こんな感じで先生には流されちゃったけど、痛いんですー」と甘えてみる(笑)
一応ってことでNSTをつけてみたら、今まで見たことのないような張りの山が3分間隔でガツガツと…。
で、さくっと陣痛室に移動。
黄色い浴衣みたいなのに着替え、破水対策の座布団みたいなパットを装着させられ、診察を受ける。
子宮口はまだ2cmしか開いていないが、かなり薄くて赤んぼの頭も触れちゃうらしい。
「うーん、進み具合としては60%かなー」
で、和痛分娩希望で陣痛がピークになったら背中から麻酔を入れることになっているので、背中にルートを作ってもらった。
なんか30分くらいごそごそやられて超しんどかったよ。
子宮を縛った時もめちゃくちゃ痛かったし、ここの病院、麻酔へたくそ!!
でもこれでいつ陣痛がピークになっても大丈夫。
そんで腕にも麻酔の点滴をつないだ。
一日もしないうちに点滴棒復活…そして絶飲食開始…あうう。
麻酔でしんどい思いをしたら、張りがひっこんだような気がしてきたので、ダンナには明日朝イチで来てもらうことにした。
とりあえずHP確保のため寝てみようと思う。
あー腹へった。
明日に続く。
いよいよ明日は抜糸。
このデカ腹もたぶん明日か明後日あたりまでなので、記念としてダンナに写真を撮ってもらった。
トイレに立ったついでに大急ぎで正面&横向き&生腹の三枚をベッド脇で撮影。
私は入院以来ろくすっぽ鏡なんか見てないし、ダンナもベッドに横たわった私の姿しか知らないので、今更ながら二人して初めて私の妊婦腹を客観視したわけだが、予想以上にでかくてびっくりした。
そして後で看護師さんに測ってもらった子宮底長と腹囲の数値に改めてびっくり。
子宮底長39.5cm、腹囲99.5cmだってさ。
このうちどれだけ自前の分として残るんだろうか…。
あ、ちなみに体重の方ですが、毎日おやつ大会を繰り広げているわりには先週比100g増で済み、妊娠期間を通して+600gで収まりましたとさ。
でも優秀なのは私ではなく病院の栄養部。
さあ、明日は未知の出来事がたくさん待ち構えてるぞ。
楽しみじゃー。
このデカ腹もたぶん明日か明後日あたりまでなので、記念としてダンナに写真を撮ってもらった。
トイレに立ったついでに大急ぎで正面&横向き&生腹の三枚をベッド脇で撮影。
私は入院以来ろくすっぽ鏡なんか見てないし、ダンナもベッドに横たわった私の姿しか知らないので、今更ながら二人して初めて私の妊婦腹を客観視したわけだが、予想以上にでかくてびっくりした。
そして後で看護師さんに測ってもらった子宮底長と腹囲の数値に改めてびっくり。
子宮底長39.5cm、腹囲99.5cmだってさ。
このうちどれだけ自前の分として残るんだろうか…。
あ、ちなみに体重の方ですが、毎日おやつ大会を繰り広げているわりには先週比100g増で済み、妊娠期間を通して+600gで収まりましたとさ。
でも優秀なのは私ではなく病院の栄養部。
さあ、明日は未知の出来事がたくさん待ち構えてるぞ。
楽しみじゃー。
36週!妊娠10ヶ月!
トイレに立つたびに股にずっしり来る重力で赤んぼの成長を実感する今日この頃。いやマジで。
重さで股が痛くなるなんて妊娠前は想像も出来なかったよ。あーいてえ。
最近は張り止めに加えて鉄剤を点滴されるようになったが、鉄剤は血の色をしていて見た目がグロいのでちょっと面白い。
入院期間中、点滴にはとにかく苦労させられたもんだ。
でもあと少しの辛抱だ。
そしてここに来て看護師さんを
「朝倉さん、最近主食全く手付かずですねー。やっぱり子宮が大きくなると胃が圧迫されちゃいますもんねー。でもあとちょっとですから頑張ってくださいね!」
なんて心配させてしまっているわたくし。
そんなに優しくされると胸が痛みます。
違うんです。
わしそんなにデリケートじゃありません。
正直に申告すると、今の私の主食はフィナンシェとかマドレーヌとかお煎餅です。
甘いものを体が要求していて、それに逆らえないんです。
「ごはん食べずにこそこそお菓子むさぼるなんて子供かよ」と自分に突っ込む毎日。
でもおかずはきちんと食べてて必要な栄養はとれているからいいんですー(←ますます子供か)。
トイレに立つたびに股にずっしり来る重力で赤んぼの成長を実感する今日この頃。いやマジで。
重さで股が痛くなるなんて妊娠前は想像も出来なかったよ。あーいてえ。
最近は張り止めに加えて鉄剤を点滴されるようになったが、鉄剤は血の色をしていて見た目がグロいのでちょっと面白い。
入院期間中、点滴にはとにかく苦労させられたもんだ。
でもあと少しの辛抱だ。
そしてここに来て看護師さんを
「朝倉さん、最近主食全く手付かずですねー。やっぱり子宮が大きくなると胃が圧迫されちゃいますもんねー。でもあとちょっとですから頑張ってくださいね!」
なんて心配させてしまっているわたくし。
そんなに優しくされると胸が痛みます。
違うんです。
わしそんなにデリケートじゃありません。
正直に申告すると、今の私の主食はフィナンシェとかマドレーヌとかお煎餅です。
甘いものを体が要求していて、それに逆らえないんです。
「ごはん食べずにこそこそお菓子むさぼるなんて子供かよ」と自分に突っ込む毎日。
でもおかずはきちんと食べてて必要な栄養はとれているからいいんですー(←ますます子供か)。
今日面会に来たおかん、
「娘が里帰りしないなんて世間体が」
「親の立場ってものを考えろ」
とかなんとか騒ぎだした。
「私は自宅に赤んぼを連れて帰って、ダンナと三人で生活のペースを作りたい」
と以前から言っているのだが、とにかく世間体云々と止まらない。
単に孫つれて近所をうろうろ自慢して回りたいだけなのはお見通しだ。
なんかいろいろめんどくさくなって、思わず
「ああもう世間体とか知らないし!私は自分の家に帰るったら帰るの!もう三ヶ月半も家に帰ってないの!とにかく私はおうちに帰りたいの!」
とまるで子供みたいにわめいてしまった。
そしたらさすがに哀れに思ったのか、「まあ仕方ないか」みたいな感じでやっと引き下がってくれたんだけどね。
っていうか同室の人、ほんとすいません…。
でもその後おかんの口からさらなるトンデモ発言。
「来る気がないなら私が手伝いに行くわ。赤ちゃんのお世話はしてあげるから、あんたは家事してなさい」
それ手伝いって言わなーい。
単なる嫌がらせー。
産んだ後へろっている私をどうにかしてやろうという選択肢がまるでないってあたりがなんともはや。
脳内花畑&孫フィーバーが盛り上がりまくってるせいで、頭のネジが何本かぶっ飛んでの単なるアホ発言だと思いたい。
「娘が里帰りしないなんて世間体が」
「親の立場ってものを考えろ」
とかなんとか騒ぎだした。
「私は自宅に赤んぼを連れて帰って、ダンナと三人で生活のペースを作りたい」
と以前から言っているのだが、とにかく世間体云々と止まらない。
単に孫つれて近所をうろうろ自慢して回りたいだけなのはお見通しだ。
なんかいろいろめんどくさくなって、思わず
「ああもう世間体とか知らないし!私は自分の家に帰るったら帰るの!もう三ヶ月半も家に帰ってないの!とにかく私はおうちに帰りたいの!」
とまるで子供みたいにわめいてしまった。
そしたらさすがに哀れに思ったのか、「まあ仕方ないか」みたいな感じでやっと引き下がってくれたんだけどね。
っていうか同室の人、ほんとすいません…。
でもその後おかんの口からさらなるトンデモ発言。
「来る気がないなら私が手伝いに行くわ。赤ちゃんのお世話はしてあげるから、あんたは家事してなさい」
それ手伝いって言わなーい。
単なる嫌がらせー。
産んだ後へろっている私をどうにかしてやろうという選択肢がまるでないってあたりがなんともはや。
脳内花畑&孫フィーバーが盛り上がりまくってるせいで、頭のネジが何本かぶっ飛んでの単なるアホ発言だと思いたい。
今日はベッドサイドで沐浴指導してもらった。
…と言ってもダンナが人形相手に悪戦苦闘しているのを、私はベッドに横たわってニヤニヤ見下ろしてただけなんだけどね。
おっかなびっくりかなと予想してたけど、案外そつなくこなしてたし、抱っこが結構サマになっていたことにびっくりした。
終わった後に感想を聞いてみたら「…重かった」だってさ。
抜糸まであと1週間。
すんなり産気づくかわからないから数日の幅はあるとしても、おそらく来週中には産まれてるはず。
「いよいよですね」と病院スタッフには声をかけられるが、正直言うと今の私が最も待ち遠しいのは重力と腹圧を全く気にしないで良い暮らしだ(笑)
座った姿勢で食事をすることや洗面台で石鹸を使ってザブザブ手や顔を洗うこと、シャワーを浴びること、病棟を自分の足ですたすた歩き回ることがとにかく恋しいぜ。
そのへんをひととおり味わったうえでお産になればありがたいんだがなー。って虫がよすぎるかな。
…と言ってもダンナが人形相手に悪戦苦闘しているのを、私はベッドに横たわってニヤニヤ見下ろしてただけなんだけどね。
おっかなびっくりかなと予想してたけど、案外そつなくこなしてたし、抱っこが結構サマになっていたことにびっくりした。
終わった後に感想を聞いてみたら「…重かった」だってさ。
抜糸まであと1週間。
すんなり産気づくかわからないから数日の幅はあるとしても、おそらく来週中には産まれてるはず。
「いよいよですね」と病院スタッフには声をかけられるが、正直言うと今の私が最も待ち遠しいのは重力と腹圧を全く気にしないで良い暮らしだ(笑)
座った姿勢で食事をすることや洗面台で石鹸を使ってザブザブ手や顔を洗うこと、シャワーを浴びること、病棟を自分の足ですたすた歩き回ることがとにかく恋しいぜ。
そのへんをひととおり味わったうえでお産になればありがたいんだがなー。って虫がよすぎるかな。
二週間に一度の超音波検査。
今日の赤んぼは子宮の中でがっつりM字開脚。
こらーお行儀が悪いぞー。
そんなうちのインリン様、推定体重2119g!
私の中での最終目標が2000g越えまで持たせることだったので、非常に感慨深いものがある。
狭っくるしいところでよくぞこうも順調に育ってくれていることよ。
産むまであと2週間弱だから、2500g越えはちょっと難しいかなー。
残りの日々で可能な限り肺機能を鍛えつつ、少しでも大きくなってほしいもんだ。
今日の赤んぼは子宮の中でがっつりM字開脚。
こらーお行儀が悪いぞー。
そんなうちのインリン様、推定体重2119g!
私の中での最終目標が2000g越えまで持たせることだったので、非常に感慨深いものがある。
狭っくるしいところでよくぞこうも順調に育ってくれていることよ。
産むまであと2週間弱だから、2500g越えはちょっと難しいかなー。
残りの日々で可能な限り肺機能を鍛えつつ、少しでも大きくなってほしいもんだ。