昨日の続き。

2001年1月27日
5時13分新宿発。
6時40分自宅到着。
鍵を開けてドアを手前に引いたら、「ガツン!」という手応え。
そう、ドアチェーンがかけられていて、おうちに入れなかったのだ。
そこでドアの前で自宅に電話をかけて母を起こし、中に入れてもらった。
そのまま大急ぎで自室に駆け上がり、化粧をおとしてまた化粧して着替えて、そして出勤。
大雪なのに通常授業(融通がきかないんだからもー)。
教員室に入っていった私の顔を見て、同期Kが仰天した。
「どうしたの朝倉さん!ボロボロじゃん!!」
たった一晩の夜遊びで、吹き出物と唇の湿疹が強烈に悪化してしまったのだ。
おまけに24時間以上コンタクトを入れ続けたので、さすがに目も充血。
仕方がないので今日は眼鏡だったんだけど、それがまた私の疲れっぷりを倍増して見せていたらしい。
そこで初めて自覚した。
もう徹夜ができない体になってしまったのね、私。

今日私がやるべき授業は4時間目だけだし、実力試験前で自習にしてあげる約束をしていたから、ホントは欠勤でもしたかったんだけど、そう出来ない大事な理由があった。
今夜、某塾を相手に「意見交換会」と称した「接待」が予定されていたからなのだ。
塾側から
「今年の入試はウチの塾から○○と○○が受験しますよ」
「ここの学校はウチの塾ではこういう評判ですよ」
「親が私立中学に望んでいるのはこういうことですよ」
というような情報を引き出すことが目的。
あんまり堂々と言えた話ではないけど、どこの学校も必ずやっていることだし、他校の情報無しで入試を迎えられるほどウチは強くないし。
こういう機会の殆どはディアマイボスN先生がひとりで頑張ってくれてたんだけど(いいひとだ…)、時々大人数が相手で人手が足りないことがあると、
「おーい朝倉ー」
ってお呼びがかかるんだな。
N先生私設第一秘書だからしょーがない。
で、今日もかりだされてしまったので、
「ちょっとの気遣いくらい大したことないわ。
 ウニと大トロがタダで食べられるんだから」
と自分を慰めながら、出前のあんかけうどんをすすっていた。

そしたらね。
N先生がにこにこしながら寄ってきて、胸元で両手の人差し指を小さくクロスしてみせたのよ。

  私「…ひょっとして…?」
N先生「先方から電話があった。雪が凄いから、な」
  私「(思わずバンザイ)やったーーーー!!」

ウニと大トロは接待じゃなくプライベートでN先生から御馳走してもらうことを約束し、降りしきる大雪の中を浮かれ気分で帰宅した。

「ただいまー」
とドアを開けたら、母が玄関先に仁王立ちしている。

母「あんた昨日はどうしたの」
私「え…(今朝は全然怒ってなかったのに何故?!)
  だから、新宿プリンスに泊まって(大嘘)、
  始発で帰ってきて…」
母「(激怒)そんなことするのはウチの子じゃありません!!」

めちゃくちゃ久しぶりに聞いたよ↑の台詞…。


【本日のちょっと良い話】←酒のまなかったので。

高2、授業の合間の休み時間になると外に飛び出して行き、男子対女子で雪合戦(5分間×3回勝負)。
女子全勝。いと強し。
男子が手加減してやったのかと思ってたら、そうでもなかったらしい。
情けないぞ男子!!

…それにしても、外でおおはしゃぎしていたのは高2だけで、以下の学年の生徒は出てこようともしなかったのを見ると、ウチの学校でいちばんコドモなのは高2なのかもしれない…。

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