終業式。

2001年3月19日
今年度の公式行事もこれでおしまい。
ちょっと肩の荷が下りたような気がする。

ってなことを言うと、必ず返ってくるのが
「いいなあ、明日からしばらくお休みなんでしょ」
みたいなコメント。
それは大きな誤解。
のんびりできるのは部活をやっていないごく一部の生徒であって、大半の教員と生徒が部活やら新年度の準備やらを抱え、校内を慌ただしくうろちょろしているものなんだな。
かく言う私も、学生や非常勤講師の頃は
「教員って休みが多くてオイシイよなー」
って戯言抜かしてた。
過去の自分、あほだったわー。
人生そんなに甘くないってことだわね。

そんな訳で、終業式が終わったからといってさっさと帰れる筈もなく、午後はまた3時間ほど学園長室でひみつかいぎ。
そして大急ぎで部活に戻り、NとK(高2)とともに定期演奏会のパンフ原稿と格闘。
なんとか形になりそうで、ほっと一息。
でも最後に残った原稿が、パンフの冒頭部の「顧問挨拶」だったりする(笑)。
下校時間を過ぎていたので、
「仕上がったらFAXするから」
ということでとりあえず生徒を帰らせる。

それからが長かった…。
「国語科なんだから、文章なんかちゃちゃっと書けちゃうんでしょ」
これも誤解です(泣)。
毎日毎日文章に触れて、それでメシ代を稼いでいるんだから、そりゃ語彙は多いと思う。
だからといってささーっと文章が書けるわけじゃないのよう。
私の場合、
「これはこういうことばに直した方がキレイかな」
「あ、ここは前に持ってきたほうがインパクトがあるかも」
って、構成や表現をやたら気にしてしまうところがあるのね。
だから、私がひとつの文章を仕上げるまでには、ものすごく時間がかかる。
今日の挨拶文も、2時間くらいかかったかなあ。
ようやく仕上げたものをNの家にFAXし、ふと振り返ったら、教員室にいるのが私ひとりだった。

2000年度最後の仕事は、誰もいない真っ暗な校舎の施錠。
これってどうよ。

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