(問)筆者が観に行ったライブの正式名称を正しく記せ。
2001年5月5日私は老人と子供と女には半端じゃなくもてる。
(対訳・若い男性とはさっぱり御縁が無い)
今日もグリーン車でたまたま隣り合わせたおばあちゃんに何故か気に入られ、品川までの小一時間、延々ドメスティックな話題につきあわされた。
でも、ドイツで買ったという小さなオーデトワレを手渡されつつ
「楽しかったわ、相手してくれてありがとうね」
なんてにっこりされると、ちょっとあったかい気持ちになっちゃったりする。
品川からタクシーで臨海副都心へ。
バスやゆりかもめで行くと、テンションが異様に高い若いお嬢さん方と一緒になることがあるでしょ。
最近、めっきり堪え性が無くなってねえ。げほげほ。
2時間かけてようやくたどりつき、目的のブツをたった10分で買い尽くしてしまう。
ま、いつものことだ。
現地で会ったMちゃんとしばらく話し、今夜のライブについて打ち合わせてから一旦別れる。
一足先に新宿に向かい、ここでもちょこちょこと買い物を済ませた後、待ち合わせの時間まで漫画喫茶のリクライニングシートで爆睡。
いくらか体力が戻ったところで、タイムズスクエア内のサザンシアターへ向かい、Mちゃんと合流。
…さて、ここでちょいと真面目な話。
最近バラエティ番組が「素人いじりの企画」ばかりのような気がするのは、私だけだろうか。
勿論、素人から笑いのネタをひきだすのがものすごく難しくて大変なことは判る。
ただ、テロップとナレーションだらけのVTRにツッコミ入れて会場を沸かせて、ってことなら、徳光和夫やみのもんたや中居くん等の上手な司会者、頭の回転の速い小器用なタレントにまかせておけばいい。
「タレント」と「芸人」は違う。
自分のネタで体を張ってひとを笑わせる、それが「芸人」だ。
企画に甘えるな。楽するな。
適当にコメントしてるだけなら、それは「芸」とは言えない。
童謡の「カナリア」をご存じだろうか。
唄を忘れた金糸雀は、後ろの山に捨てましょか
いやいやそれはなりませぬ
唄を忘れた金糸雀は
象牙の船に、銀のかい
月夜の海に浮かべれば
忘れた唄を思い出す
…芸を忘れた芸人は、あっさりと捨てられる。
月夜の海はきっと同じようなひとであふれかえっていることだろう。
それでもうまく思い出せたカナリアは幸運だ。
しかし、時代遅れの唄しか歌えぬカナリアを拾い上げる船着き場が、果たして存在するのか?
そういった視点から捉えると、今日観てきた2人は、絶対に捨てられないカナリアだ。
出演番組の企画の印象が強いのか、とかく「何もできない奴等」と言われがちな彼らだが、私は番組のキャラクターライブを観る度に
「なんでもソツなくこなせるんだなあ」
と感心していたものだ。
強すぎず、弱すぎず。
出来ないようで、何でも出来て。
…これって、とても凄いことだと思う。
そして今夜のライブでは、彼らのそんな芸達者ぶりを再確認した。
腹を抱えてゼーゼー言いながら笑い転げた。
よく練りこまれ、決してひとを不快にしないネタ。
大人から子供にまで通用する笑いの追求。
2時間半、全く下がることのなかったテンション。
漫才とコントの両方をきちんと見せられる点。
生来の不器用さは、練習で補える。
持ち前の器用さは、練習でさらに磨かれる。
家族連れの多いお笑いライブに安心感を抱くのは、きっと私がドリフ世代だからかな。
そんな訳で、来年は真面目にチケットをとろう、と固く決意した。
(答)キャイ〜ン「ヒデキの妹コンテスト」
(対訳・若い男性とはさっぱり御縁が無い)
今日もグリーン車でたまたま隣り合わせたおばあちゃんに何故か気に入られ、品川までの小一時間、延々ドメスティックな話題につきあわされた。
でも、ドイツで買ったという小さなオーデトワレを手渡されつつ
「楽しかったわ、相手してくれてありがとうね」
なんてにっこりされると、ちょっとあったかい気持ちになっちゃったりする。
品川からタクシーで臨海副都心へ。
バスやゆりかもめで行くと、テンションが異様に高い若いお嬢さん方と一緒になることがあるでしょ。
最近、めっきり堪え性が無くなってねえ。げほげほ。
2時間かけてようやくたどりつき、目的のブツをたった10分で買い尽くしてしまう。
ま、いつものことだ。
現地で会ったMちゃんとしばらく話し、今夜のライブについて打ち合わせてから一旦別れる。
一足先に新宿に向かい、ここでもちょこちょこと買い物を済ませた後、待ち合わせの時間まで漫画喫茶のリクライニングシートで爆睡。
いくらか体力が戻ったところで、タイムズスクエア内のサザンシアターへ向かい、Mちゃんと合流。
…さて、ここでちょいと真面目な話。
最近バラエティ番組が「素人いじりの企画」ばかりのような気がするのは、私だけだろうか。
勿論、素人から笑いのネタをひきだすのがものすごく難しくて大変なことは判る。
ただ、テロップとナレーションだらけのVTRにツッコミ入れて会場を沸かせて、ってことなら、徳光和夫やみのもんたや中居くん等の上手な司会者、頭の回転の速い小器用なタレントにまかせておけばいい。
「タレント」と「芸人」は違う。
自分のネタで体を張ってひとを笑わせる、それが「芸人」だ。
企画に甘えるな。楽するな。
適当にコメントしてるだけなら、それは「芸」とは言えない。
童謡の「カナリア」をご存じだろうか。
唄を忘れた金糸雀は、後ろの山に捨てましょか
いやいやそれはなりませぬ
唄を忘れた金糸雀は
象牙の船に、銀のかい
月夜の海に浮かべれば
忘れた唄を思い出す
…芸を忘れた芸人は、あっさりと捨てられる。
月夜の海はきっと同じようなひとであふれかえっていることだろう。
それでもうまく思い出せたカナリアは幸運だ。
しかし、時代遅れの唄しか歌えぬカナリアを拾い上げる船着き場が、果たして存在するのか?
そういった視点から捉えると、今日観てきた2人は、絶対に捨てられないカナリアだ。
出演番組の企画の印象が強いのか、とかく「何もできない奴等」と言われがちな彼らだが、私は番組のキャラクターライブを観る度に
「なんでもソツなくこなせるんだなあ」
と感心していたものだ。
強すぎず、弱すぎず。
出来ないようで、何でも出来て。
…これって、とても凄いことだと思う。
そして今夜のライブでは、彼らのそんな芸達者ぶりを再確認した。
腹を抱えてゼーゼー言いながら笑い転げた。
よく練りこまれ、決してひとを不快にしないネタ。
大人から子供にまで通用する笑いの追求。
2時間半、全く下がることのなかったテンション。
漫才とコントの両方をきちんと見せられる点。
生来の不器用さは、練習で補える。
持ち前の器用さは、練習でさらに磨かれる。
家族連れの多いお笑いライブに安心感を抱くのは、きっと私がドリフ世代だからかな。
そんな訳で、来年は真面目にチケットをとろう、と固く決意した。
(答)キャイ〜ン「ヒデキの妹コンテスト」
コメント