風邪じゃなくて。

2002年1月10日
推薦入試の合格が決まった生徒の親が「御礼に」とブランデーケーキを持ってきた。
つい30分前にお昼を食べたというのに、みんな「おやつだおやつだ」と大喜び。

こういった場合、配給作業を行うのは私。
小分けしてあるものだと楽なんだけど、今日のケーキは直方体だったので、学年主任から折り畳み式のナイフを借りて6等分(高3教員室の面子)する。
そして余ったプリントで箱を折り、それをお皿代わりにして、ひとりひとりの机の上に置いてゆくのだ。
この頃になると、コーヒーのいい香りが漂ってくる。
ちなみにコーヒーメーカーは教頭の私物で、学年主任が酔った勢いで無理矢理奪ってきたらしい。
困ったもんだ。


それはともかく、早速おやつタイムに突入する。
しっとりしていて香りがよくて、それはもう美味しくいただきました。



しかし。
程なく、みんな「暑い」と言い出した。
そして背広やジャケットをばさばさ脱ぎ始め、窓を細く開けたりしている。
私はむしろ寒いくらいだったけど、少し前からなんだか頭がぼうっとしていた。
やばいな、と思い、隣の学年主任に
「私また風邪ひいたかもしれないです」
と話しかけて目が合った瞬間、私はおもいきり吹き出した。
学年主任の禿げ上がった頭が、まるでゆでだこのように真っ赤になっていたのだ。
気付いた周囲も笑い出し、終いには学年主任本人もゲラゲラ笑い転げる始末。


ケーキに入っていたブランデーで、かなりいい気持ちになっている人が6人も居ましたとさ。

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