有明・恵比寿を満喫。そして語る。
2002年5月3日2時間寝るつもりが倍寝てしまって大焦り。
おかげで品川からタクシーをぶっとばす羽目に…。
GWらしく人出はかなり多め。
それでも一日中気分を害することが無かったのは、鼻息荒くわさわさ歩き回るティーンズちゃん達が殆ど居ないエリアだから。
ビバ芸能。
15時過ぎに会場を撤収し、次はキャイ〜ンの単独ライブを観るべく恵比寿へ移動。
まずはPapa’s cafeで優雅にカフェメシ。
風が気持ち良くてビールが美味い。
「指輪物語」を1冊読み終えたところで、目の前の恵比寿ザガーデンホールへ。
キャイ〜ンの作り出す笑いは純粋で好きだ。
ストーリーがちゃんとあって、内容もよく練り込まれている。
毒とか奇抜さとか不条理さとか、そういった方向の笑いが数を占める中で、オーソドックスな笑いを持ち味とし続けるのは、途方もなく難しいことであるに違いない。
テレビでのキャラクターがやや霞みがちなのは、彼らの目指す方向性に基づくものなのだろうか。
しかし、彼らのライブは常に完成されている。
天野君は去年よりも物真似のネタが増え、その芸達者ぶりにますます磨きをかけていた。
ウドちゃんはああ見えてアドリブ上手(語彙が豊富!)だし、恐らく人一倍練習を重ねたのだろう、台詞が一度も飛ばなかったし噛みもしなかった。
人や物事に対する視線がとても優しいから、観客を絶対に不愉快にさせない。
そして何よりも素晴らしいのは、彼らが決して相方をけなさないし、いつでも気遣いを忘れないことだ。
常に相方への笑みを絶やさない彼らの間に流れるのは、絆とか信頼とか友情とか、そんな言葉じゃ足りないくらいのもの。
数日前、天野君が大坪アナとのことを報じられたばかりだが、今日のライブで「結婚」をネタにした漫才があった。
その最中、ウドちゃんが天野君にキスした。
勿論それは演技の延長で、リハまでは「するふり」で終わっていたらしい。
唇をごしごしぬぐいながら「なんだよホントにするなよー」と真っ赤になって動揺する天野君に対し、ウドちゃんはいつものように背中を少し丸めて笑っていた。
しかし、その表情はいつものそれとはやや異なるもので、私は笑いながら、奇妙なせつなさを感じた。
そしてライブ終了後に立ち寄ったElio′s cafeで、ふと気付いた。
さっきのウドちゃんは、「笑っていた」のではない。
あれはきっと「笑ってみせた」のだ、と。
仕事に対する真摯さと決して驕ることのない人のよさ、そして相方への純粋な愛情。
これらが「気持ちの良い笑い」の元なのだろう。
どうか、変わらないで。
【本日の酒量】生ビール2杯、マティーニ1杯
おかげで品川からタクシーをぶっとばす羽目に…。
GWらしく人出はかなり多め。
それでも一日中気分を害することが無かったのは、鼻息荒くわさわさ歩き回るティーンズちゃん達が殆ど居ないエリアだから。
ビバ芸能。
15時過ぎに会場を撤収し、次はキャイ〜ンの単独ライブを観るべく恵比寿へ移動。
まずはPapa’s cafeで優雅にカフェメシ。
風が気持ち良くてビールが美味い。
「指輪物語」を1冊読み終えたところで、目の前の恵比寿ザガーデンホールへ。
キャイ〜ンの作り出す笑いは純粋で好きだ。
ストーリーがちゃんとあって、内容もよく練り込まれている。
毒とか奇抜さとか不条理さとか、そういった方向の笑いが数を占める中で、オーソドックスな笑いを持ち味とし続けるのは、途方もなく難しいことであるに違いない。
テレビでのキャラクターがやや霞みがちなのは、彼らの目指す方向性に基づくものなのだろうか。
しかし、彼らのライブは常に完成されている。
天野君は去年よりも物真似のネタが増え、その芸達者ぶりにますます磨きをかけていた。
ウドちゃんはああ見えてアドリブ上手(語彙が豊富!)だし、恐らく人一倍練習を重ねたのだろう、台詞が一度も飛ばなかったし噛みもしなかった。
人や物事に対する視線がとても優しいから、観客を絶対に不愉快にさせない。
そして何よりも素晴らしいのは、彼らが決して相方をけなさないし、いつでも気遣いを忘れないことだ。
常に相方への笑みを絶やさない彼らの間に流れるのは、絆とか信頼とか友情とか、そんな言葉じゃ足りないくらいのもの。
数日前、天野君が大坪アナとのことを報じられたばかりだが、今日のライブで「結婚」をネタにした漫才があった。
その最中、ウドちゃんが天野君にキスした。
勿論それは演技の延長で、リハまでは「するふり」で終わっていたらしい。
唇をごしごしぬぐいながら「なんだよホントにするなよー」と真っ赤になって動揺する天野君に対し、ウドちゃんはいつものように背中を少し丸めて笑っていた。
しかし、その表情はいつものそれとはやや異なるもので、私は笑いながら、奇妙なせつなさを感じた。
そしてライブ終了後に立ち寄ったElio′s cafeで、ふと気付いた。
さっきのウドちゃんは、「笑っていた」のではない。
あれはきっと「笑ってみせた」のだ、と。
仕事に対する真摯さと決して驕ることのない人のよさ、そして相方への純粋な愛情。
これらが「気持ちの良い笑い」の元なのだろう。
どうか、変わらないで。
【本日の酒量】生ビール2杯、マティーニ1杯
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