今日から授業スタート。
生徒達はお休み気分から未だ抜け出せないし、連中とのつきあいも3年目になるので新鮮味もなにもあったもんじゃない。

でも今日のわたくしには、ぐだぐだな雰囲気の教室を瞬時にあっためる隠し球があったのです。

私「どうも!今日でめでたく三十路の朝倉柳子です!よろしくお願いしまーす!!」
生徒「イエー!!(一瞬にして大盛り上がり)」


半年前から黒板の隅っこで「柳子ちゃん30歳まであと○日」とカウントダウンされ(消しても消してもまた書かれる)、ここ1週間ほどは至る所で
「よう三十路」
「まだじゃー!!」
という会話を繰り返していたという前振りがあってこその自虐ネタです。

私が三十路になるのを誰よりも心待ちにしていたのがSという生徒。
今日のためにこっそり寄せ書きを集め、5時間目の授業が終わった後に
「はい先生これあげる」
とプレゼントしてくれた。
受け持ちの生徒(中3中心)や学年の先生達に混じって、ちらほらと他学年の先生や講師の先生達、果てにはきっと私の顔なんて知らないであろう学園長からのメッセージもあったので(さすがに血の気が引いた)、人選について尋ねたところ、返ってきた答えは

「今朝教員室前に立ってて、出勤してきた先生達全部にお願いした。
書いてくれなかった先生は殆どが『あとが怖いから』って理由だよ」

「学園長先生は駅前の踏切でたまたま会ったから、その場で書いてもらった」


顔から火が出る思いだった。



夜は国語科に新人が入ったので歓迎会。
江ノ島の中の料亭で飲んで、みんなしてべろんべろんに酔っぱらったまま夜の江ノ島探検に出発。
当たり前だけど私達以外誰も居なかったよ。
基本的に街灯は点いているのだが、道の両脇には鬱蒼と木が茂っており、神社や庚申塔、古い建物がやたらにあって不気味だった。
さすがに岩屋の中までは入らずに、そこでUターンして戻ってきたけど、木々の間から見える静かな海と、街灯や車のライトで照らし出された海岸線がずうっと遠くまで見渡せて、とても綺麗だった。



なんだかめちゃくちゃな一日だったけど、すごく楽しかった。
私の30代もきっとこんな調子で過ぎてゆくんだろうね。

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