ただいまー。

2004年8月22日
と言っても帰ってきたのは昨日なんですが。

いやーしかしいろいろと考えさせられた4日間だったよ。

私、じいさんとばあさんが本当に大好きなのね。
「この人達は私を心から可愛がってくれているし、たとえ何が起こったとしても絶対に私の味方でいてくれる」って自信を持って言えます。
真面目で上品で優しくてあったかくて、いつもしゃんとしてて、「人間」として尊敬できるし、それから夫婦としてのありかたも本当に素敵だなあって思えるのよ。
穏やかにお互いを思いやる姿勢がとても自然。
「結婚するならじいさんとだな」って言ったらじいさん照れてたけど、私にとってはホントに理想の夫婦なのです。
1年ぶりに阿蘇に帰ってみたら、事前情報どおりばあさんが見事に禿げていたけど、それほどショックは受けなかったな。
だってばあさんは禿げても相変わらず上品でおっとりしてて優しいから。
最初恥ずかしがって被っていた帽子がまたお洒落でねえ。

阿蘇はうちのおかんの実家。
不良嫁のおかんは、私達が幼稚園に上がるくらいまでは、1年のうち半分以上を私達と一緒に実家で過ごしていたから、私にとっても阿蘇はふるさとみたいなもの。
じいさんばあさん、結婚していない叔父と叔母、隣りの寺に住んでる親戚等、とにかくいろんな人に可愛がられた記憶しかない。

でも、三十年も経つといろいろ変わってくるんだよねえ。
今まで阿蘇は私にとって幸せの代名詞のようなものだったけれど、何とも言えないいたたまれなさを初めて感じた。
身内の中で唯一私の馬鹿話に張り合える陽気な叔母が、今は座る暇もなく人の世話に明け暮れていて、こまねずみのように働くその合間にふと
「私の人生って一体何だったんだろうねえ」
って淋しく笑った時、私は何と言っていいか判らなかった。
陳腐な言い回しかもしれないけれど、「幸せって永遠に続くものではないんだなあ」と痛感した。

「私は元気で充実した日々を過ごしているよ」という事実を話して聞かせることしか出来なかったのが非常にもどかしかった。
結婚して子供でも出来れば、もっと喜ばせてあげられるんだろうけどね。

…といろいろやりきれない思いでいっぱいだったので、羽田から「さんかつ」に直行して日本酒を飲んで、さらにラーメンをたいらげて夜中に帰宅。
何の解決にもなりゃしねえ…。

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