昨夜こたつで寝転がったままぐるナイとフィギュアスケートを観て、さー寝るかとトイレに行ったらザーっと出血。
うへー収まりかけてたのにー。
念のため入院準備をして(前回の荷物がほったらかしだったので3分で終了)、タクシーで病院に行く。
でも、前回に比べて出血量が少ないし、腹痛もないし、まあ大したことはないだろうとのんびり構えつつ、診察室に入った。
先生「あー出血してるねえ、でも胎盤はほぼ出来てるし、位置的にもちょっと下気味なだけで、とりあえずは大丈夫」
私「赤ちゃんは無事ですか」
先生「元気元気。この時期まで来たら、ダメってことは滅多にないよ」
赤の無事を聞いて、とりあえず安堵。
先生「でも、出血の原因が胎盤関係ではないってことは破水かなあ…」
「え、この時期でも破水ってありえるんですか」と何の気なしに尋ねた私に、先生は
「うん、その場合は諦めてもらうことになっちゃうんですけどね」
と答えた。
それはあまりにも淡々とした言い方だったので、その場ではさらりと聞き流してしまった。
しかし、実際に、私は破水していたのだ。
「破水して羊水が漏れだすと、雑菌が入ってくるので、いずれは赤ちゃんが感染症にかかる」
「赤ちゃんを外に出して育てようとしても、まだ15wなのでまず育たない」
「だから諦めた方がいい」
淡々と続く説明を聞くにつれて、怒りとやるせなさが沸き上がってきた。
今確かに元気に生きてる赤を、「いずれ感染症にかかるから」なんていう理由で、私の腹の中から無理矢理引きずりだし、その命を消してしまおうと言うのか?
私は、私の赤を、殺す目的で出産しなければならないのか?
私が口も聞けないでいると、先生は
「…まあ、私が担当した中で一人だけ、17wで破水したけど無事36wまで持ちこたえて出産した人もいますけど、レアケースですからね」
と慰めなのかそうでないのかいまいちよく分からない言葉を付け足し、
「ま、今すぐ判断しなくてもいいです。朝倉さんの主治医の○○先生が月曜にいらっしゃるので、今後の方針についてはその時にじっくり話し合ってください。それまでは抗生物質と張り止めの点滴、止血剤の服用で」
と当座の指示を出した。
しかし生憎病室が満室で、部屋が空くまでの十数時間を、狭い処置室で過ごす羽目になった。
殆ど眠れないまま朝を迎え、堅くて狭いベッドで食事をし、テーブルも無いので荷物をあさる気にもなれず、ただぼーっとしているしかなかった。
でも、おかげで考えがまとまった。
生きられる可能性と死ぬ可能性の両方が存在するならば、その比率がどうであれ、私は生きられる可能性を重要視したい。
私は、気持ちを強く持って、ごはんをたくさん食べて、出来るだけじっとしていよう。
出血も破水もきっと止まる。
赤は元気だ。細菌なんかに負けやしない。
とにかく、信じることに決めた。
諦めてたまるかってんだ。
うへー収まりかけてたのにー。
念のため入院準備をして(前回の荷物がほったらかしだったので3分で終了)、タクシーで病院に行く。
でも、前回に比べて出血量が少ないし、腹痛もないし、まあ大したことはないだろうとのんびり構えつつ、診察室に入った。
先生「あー出血してるねえ、でも胎盤はほぼ出来てるし、位置的にもちょっと下気味なだけで、とりあえずは大丈夫」
私「赤ちゃんは無事ですか」
先生「元気元気。この時期まで来たら、ダメってことは滅多にないよ」
赤の無事を聞いて、とりあえず安堵。
先生「でも、出血の原因が胎盤関係ではないってことは破水かなあ…」
「え、この時期でも破水ってありえるんですか」と何の気なしに尋ねた私に、先生は
「うん、その場合は諦めてもらうことになっちゃうんですけどね」
と答えた。
それはあまりにも淡々とした言い方だったので、その場ではさらりと聞き流してしまった。
しかし、実際に、私は破水していたのだ。
「破水して羊水が漏れだすと、雑菌が入ってくるので、いずれは赤ちゃんが感染症にかかる」
「赤ちゃんを外に出して育てようとしても、まだ15wなのでまず育たない」
「だから諦めた方がいい」
淡々と続く説明を聞くにつれて、怒りとやるせなさが沸き上がってきた。
今確かに元気に生きてる赤を、「いずれ感染症にかかるから」なんていう理由で、私の腹の中から無理矢理引きずりだし、その命を消してしまおうと言うのか?
私は、私の赤を、殺す目的で出産しなければならないのか?
私が口も聞けないでいると、先生は
「…まあ、私が担当した中で一人だけ、17wで破水したけど無事36wまで持ちこたえて出産した人もいますけど、レアケースですからね」
と慰めなのかそうでないのかいまいちよく分からない言葉を付け足し、
「ま、今すぐ判断しなくてもいいです。朝倉さんの主治医の○○先生が月曜にいらっしゃるので、今後の方針についてはその時にじっくり話し合ってください。それまでは抗生物質と張り止めの点滴、止血剤の服用で」
と当座の指示を出した。
しかし生憎病室が満室で、部屋が空くまでの十数時間を、狭い処置室で過ごす羽目になった。
殆ど眠れないまま朝を迎え、堅くて狭いベッドで食事をし、テーブルも無いので荷物をあさる気にもなれず、ただぼーっとしているしかなかった。
でも、おかげで考えがまとまった。
生きられる可能性と死ぬ可能性の両方が存在するならば、その比率がどうであれ、私は生きられる可能性を重要視したい。
私は、気持ちを強く持って、ごはんをたくさん食べて、出来るだけじっとしていよう。
出血も破水もきっと止まる。
赤は元気だ。細菌なんかに負けやしない。
とにかく、信じることに決めた。
諦めてたまるかってんだ。
コメント
一緒に祈ってるから…
きっとriaの祈りが通じたんだな。
ありがとう!
しかし今回のはさすがにこたえたわ…
もうこんな思いは二度と御免だよ。