昨夜消灯前に「ちょっとだけサービスね」と足のポンプを外してくれた看護師さん、30分の約束だったのにいつまで経っても戻ってこない。
こりゃ絶対忘れてるな、とほくそ笑みつつ眠りについたのだが、深夜1時半頃に点滴を換えにきた他の看護師さんが「…あら」と気付いてしまった。チッ。
30分の筈が4時間以上も涼しく軽い思いを味わえたのだから、まあいいとしよう。

6時、NST&胎児心音確認。
今日も朝から胎児がうろちょろ。すんません。

8時、朝食。
ごはん、味噌汁、シラス入り卵焼き、切り干し大根の煮物、きゅうりの酢の物、牛乳。
そういえば私が入院した先で出される牛乳は必ずタカナシ乳業だ。
病院に強い企業なのかな。神奈川県内の病院ではタカナシ一人勝ちみたいな状況とか。
でもたぶん他県じゃ「タカナシ?なにそれ」みたいな感じなんだろうね。
…とどうでもいいことを考えながら完食。

8時40分、担当医と研修医が来て、「張り止め減らして様子みるね」と点滴の量を落としていった。
少しでも張ったら教えてね、と言われたが、実はわたくし「張る」という感覚が未だによくわからないでいる。
っていうかカテーテルの違和感と便秘による膨満感が強烈すぎて、その他の感覚があったとしてもわかんないよ(笑)


9時半、担当医の診察。
経過良好とのことで、室内歩行許可をもらえた!
その場でカテーテルを抜いてもらい(今回はそんなに痛くなかった)、部屋に戻った瞬間ものすごい勢いでストッキングを脱ぎ捨ててやった。
うおおおーー俺は自由だーーーー!!(でもまだ点滴付)

ウキウキしながら部屋の備品をいじって遊んでたら、看護師さんが様子を見にきて
「動けるようになって良かったですね。でも出血するようなことがあればすぐ教えてくださいね」
とにっこり。
おおう。そういや私はまだ「トイレ洗面以外はベッドで安静」の身だったっけ。
やべーやべー。もうすっかり安静解除された気になってたよ。
すぐ調子に乗るからいかんな私は…と反省し、すぐ横になった。

その後もちょいちょい看護師が顔を出して、血圧・体温測定・そして必ず擦り傷チェック。
傷なんて言えないくらいの傷だし、別に何ともないからほっといてくれてもいいのになー。
ま、こっちはうさぎさんチームとお喋りできて癒されるからありがたいんだけど。
で、「今朝から点滴の量を減らしてますけど、その後張りとか感じますか?」と聞かれたので、さっきの疑問をぶつけてみようとしたら、私が口を開く前に看護師さんが
「って言っても普通15週じゃ張りなんか全然判んないですよね〜、アハハ」
とさっくり自己完結。
何だよ判らなくていいんじゃねーか(笑)
逆に今の時期に判るような張りがあったら危険ってことなんだな。

11時、カテーテルを抜いて初めてのトイレ。
去年の夏の改造手術の後、それはもう染みて染みて死ぬ思いだったのが頭をよぎる。
頼むよ神様、と心の中で手を合わせながら力を抜いたら…なんと全然痛くない!!
今回カテーテルを入れてくれた人、たぶん手術中ずっと私の足元にいた若い女性だと思うけど、あんたマジですげえよ!!超テクニシャンだ!!
肩の荷が降りたというか、恐れるものは何もないわ、というか。とにかく最高。

12時15分、昼食。
ごはん、豚の生姜焼き、チンゲン菜とホタテの和え物、ポテトサラダ、ジョア。
おなかいっぱい。


午後から隣のベッドの患者さんが入れ替わったのだが、これがまた強烈なのだ。
蚊の鳴くような声で「ハイ」「よくわかりません」しか言わないモジモジ嫁と、それを遮るようにしてマシンガントークをぶちかます強烈姑、そして居るか居ないかわからないダンナ。
看護師さんはモジモジ嫁から直接症状を聞きたいのに、姑が「全然はっきりしないんですよこの子!私に何も言ってくれないから!」という調子で全部さらっていくんだよ。
先生が「結構張ってるからすぐ静かに寝る必要がある。付き添いの人は帰ってください」と追い返したら、ようやく嫁はリラックスした感じになって、NSTのグラフと自分の体の状態を照らしあわせて「これが張りなんですね」と彼女なりに不安解消のための努力をし始めたようだった。
でも暫くしたら、さっき追い返した姑から電話がかかってきて、カーテン越しの私にまで丸聞こえの声量で説教大会スタート。

「産むのはあんた!しっかりしなさい!本当に私がいないと何もできないんだから!アハハハハハ」←語尾必ず高笑い

30分くらいは続いたかな。
嫁はしゃくり上げながら「ハイ」「ハイ」とひたすら相槌をうっていて、あまりの哀れさに看護師さんを呼ぼうかと思ったくらい。
電話が切れてからも暫く泣き続けていた嫁だったけど、その後「目にあてて冷やしたいので」と看護師さんからアイスノンを貰っていた。
…なんというか、当事者じゃなくても聞いてるだけで体力を削られる感じだ…。

18時、休日出勤していたダンナが病院に来る。
夕食を一緒にとりながら、自力歩行の素晴らしさについて熱く語る。
ごはん、味噌汁、根菜の煮物、鮭フライ、野菜サラダ、グレープフルーツ。完食。

19時にダンナが帰り、再び暇になる。
消灯まで数独。


明日は看護師さんに髪を洗ってもらうんだー。わーい。

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