いつもどおり爆睡の後、6時起床。
右手に鉄剤の点滴、左手で採血、腹にはNSTという凄い状況。

7時過ぎた途端に先生が現れて「じゃあ今から抜糸しようか」

Σ( ̄□ ̄;)!!!!

ろくに心の準備も出来ないまま処置室に連れていかれ、抜糸。
痛いと聞いていたので超怯えながら処置台に上がったのだが、痛かったのは毎日の膣剤処置より遠慮なしにクスコを入れられた時だけだった。

「はい終わり」
「…へ?」

はいビビり損。
抜糸されてるなんて気付きもしなかったよ。
担当医、ひょっとしてあんた凄い人だったりする?(←ひでえ言い種)

抜いた糸は緑色をした木綿糸みたいなもので、あんなのが支えてくれてたんか…ってくらい心許ない細さだった。

で、即座に点滴を外してもらい、シャワーと病棟内自由行動のお許しをもらって、解放感に浮かれながら部屋に戻る。
運ばれてきた朝食を座って食べられるこの幸せ!!
スプーンを使ってスープを飲める素晴らしさ!!
普通に食事ができることって、なんと人間的なんだろうか。

食後は担当看護師からお産の流れの説明を受けるのに、部屋でなくラウンジに移動させてもらった。
入院中でも動ける人はラウンジで面会してて、実はそれがすごく羨ましかったんだな。
部屋から出られるだけで気分転換になるもんだ。

だから
「『動けるようになったらまずラウンジに行ってソファーに座るんだ』って密かな夢だったんです」
って言ったんだけど、半分冗談だと思われて笑われた…。
結構マジだったんだけどなー。

説明を聞いた後で、新生児室とか分娩室を見学。
すれ違う看護師さん達が、加藤茶ばりの二度見で
「朝倉さんが歩いてる!!」
とビビるのがおもしろくてしょうがなかった。
確かにこの四ヶ月間、私が歩いている姿を見た人は誰もいないからな。

部屋に戻ってちょっと休憩していたら別の看護師さんが来て
「お腹張ってなければシャワーどうですか?」
と介助を申し出てくれた。
待ってました!!4ヶ月ぶりのシャワー!!
どこ洗うのも気持ちよすぎて夢のようだったが、やはりお股をザブザブ洗えたことには涙が出るほど感動した。
やっぱりね、ウォシュレットや清浄綿だけじゃダメなんだよ。
お湯と石鹸じゃないとね。
さーきれいになった。
これでいつ産まれてきても構わんぞ(笑)

部屋に戻り、介助を断って自力でドライヤーを使って髪を乾かしたら、さすがに体力切れ。
昼食まで横になって過ごす。


昼食が運ばれてきて「さー食べて体力つけるかー」と起き上がった瞬間、生暖かい液体が出る感覚があった。
トイレで確認したら薄茶の出血。
古い血ってことだから抜糸の名残か?と思いつつ、一応看護師さんに調べてもらうと
「青変は出なかったから破水じゃないですね」

一瞬「?」となったが、前回の妊娠時のことを思い出し、ああ、と納得。
破水かどうかはBTB試験紙で調べるのだ。
羊水はアルカリ性だから、青くなれば破水ってことなのよね。小学生の理科。

でも破水じゃなきゃ何なんだろう。
疑問は残るが、いつ何が起こるかわかんないってのはよくわかった!
とりあえず体力だ!と昼食をむさぼるわたくし。

そしたら「一応診察しておきましょう」と処置室に呼ばれ、車椅子で移動。
移動中も「朝倉さん、点滴が外れてる!!」と何度も看護師さんに振り返られる(笑)
担当医は外来診察から戻っていなかったので、代わりに病棟の若手医師が診てくれた。
経膣&腹部エコーを見ると羊水量も普通。
改めて破水チェックを行って、検査紙の変化を見せてくれた。

「ここに二本目の青線が出ると陽性なんだけど、一本しか出てないでしょ。だから陰性」

じゃあさっきの生暖かいのは何だったんでしょう、と尋ねたら

「抜糸の出血が若干残ってるのもありますが、後はたぶん朝の診察で入れた膣剤が溶けて出たんでしょうね」

超納得。
まだ自由を満喫しきれてないし、最初に派手に破水しちゃうと麻酔が使えなくて和痛分娩でなく普通に産むことになっちゃうので、結果オーライです。


この頃から不定期に強い腹の張りがぐいぐいと来始める。
張り止めの点滴を抜いたことによる「張り返し」ってやつらしい。
痛いっちゃ痛いが、10分感覚には程遠く、看護師さんからの「歩け歩けコール」も始まったので、暇さえあれば病棟内をひたすら徘徊する。

夕方、張りの間隔が10分を切りはじめる。
規則的じゃないけど、特に下っ腹がきゅーっとなるし、尾てい骨も痛むし、痛い時には便意に近い感覚もある。
とにかくすげー痛い。

そんなところへ担当医がふらりと登場。
炎症反応が高いままなので、朝晩抗生物質を点滴するとのこと。
それを聞いた私がすんごい嫌な顔したらしい(笑)

「また点滴棒に繋がれて腕腫らせてってなるのはストレスでしょうから、点滴のたびに抜き差しするってやり方でいきます」

…朝晩研修医にぶすぶす刺されるのも嫌なんだけどなー。
まあ注射だと思って我慢するさ。

で、その時の張りの状態をついでに訴えてみたんだが、

「数分間隔って言っても等間隔じゃないし、僕と笑って話ができるならまだまだ陣痛じゃないよ。単なる張り返し。暫くしたら慣れるか収まるかするから」

と言われてしまった。
確かに5分→7分→3分みたいにバラバラな間隔だけど一応10分切ってるし、痛い時は動けないくらい痛いんですけど。
これに慣れろと…?


面会に来たダンナと一緒に夕食をとり、ラウンジに移動して面会時間ギリギリまで命名会議。
痛くて全然集中できない。

ダンナが帰ってからも痛みは続く。
日記を書くのに集中すれば痛みを忘れるかと思ったが、作戦失敗。
いてーんだよコンチクショウ。


20時過ぎ、巡回の看護師さんに「こんな感じで先生には流されちゃったけど、痛いんですー」と甘えてみる(笑)
一応ってことでNSTをつけてみたら、今まで見たことのないような張りの山が3分間隔でガツガツと…。

で、さくっと陣痛室に移動。
黄色い浴衣みたいなのに着替え、破水対策の座布団みたいなパットを装着させられ、診察を受ける。
子宮口はまだ2cmしか開いていないが、かなり薄くて赤んぼの頭も触れちゃうらしい。

「うーん、進み具合としては60%かなー」

で、和痛分娩希望で陣痛がピークになったら背中から麻酔を入れることになっているので、背中にルートを作ってもらった。
なんか30分くらいごそごそやられて超しんどかったよ。
子宮を縛った時もめちゃくちゃ痛かったし、ここの病院、麻酔へたくそ!!

でもこれでいつ陣痛がピークになっても大丈夫。
そんで腕にも麻酔の点滴をつないだ。
一日もしないうちに点滴棒復活…そして絶飲食開始…あうう。


麻酔でしんどい思いをしたら、張りがひっこんだような気がしてきたので、ダンナには明日朝イチで来てもらうことにした。


とりあえずHP確保のため寝てみようと思う。
あー腹へった。
明日に続く。

コメント

saki
2010年10月19日0:21

こんばんは、影の応援団のひとりです^^.
抜糸おめでとうございます!いよいよですね!うんうん、今のうちに体力蓄えて、頑張ってくださいね♪

えすこ
2010年10月19日1:10

夜中にチェックしに来たら、ついに陣痛室ですか!こちらまでドキドキしてきたよ〜!!
明日の更新楽しみにしてます。

nophoto
みかりん(・ω・)
2010年10月19日1:27

(゚ω゚)wktk
いよいよー(゚ω゚)wktk
ダンナちゃんに立ち会いしてもらってお産の大変さを見せ付けましょう(・ω・)

nophoto
ria
2010年10月19日7:36

おおーっいよいよだね!ついに無事ここまで…
私が予定日どおりだったら、結局二ヶ月早いことになるんだね~

うまく麻酔が使えてますように!

O型・乙女座・ねずみ年
2010年10月19日8:17

嗚呼~あしたの今頃は~でしょうか☆彡
もし今日なら、I藤博○、ラ□ール・○井、金△賢、堀江淳、中原丈□、野村○美、立花○佐、林□木久○、などがいらっしゃいますヨ。(しつこくすみません。。)
   
以前こういう話題が上っていた頃がかなり昔に感じます。
本当にこれまでいろいろなことがあったと思いますが、遂にこの時が!と感慨深いです。
次回の更新をお待ちしております☆彡
そしてこれからも楽しみにしてます。

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