食の楽しみ。

7月末の8ヶ月検診で64cm、ちびっこ全開で低身長を疑われていた娘だが、先日近所のコミセンで開かれた子育てサロンで身長を測ってもらったら、なんと8cmも伸びて72cmになっていた。
発育曲線の下限からずいぶん外れていたのが、たった１ヶ月半でいきなりど真ん中である。
急成長の原因はたぶん先月末から三回食にしたこと。
なんでも喜んでばくばく食べる子で、離乳食のステップアップも順調なのでとても助かっている。

最近は食べるという行為が受動的なものから能動的なものに変わってきて、もー楽しくてしょうがないらしい。
歯はまだ下二本と上一本しか生えてないから、噛みちぎったり咀嚼したりは歯茎や上顎でやっている。
パサパサしたものも、口の中でモゴモゴして唾液と混ぜて飲み込みやすくしてからごっくんしている。
柔らかく煮た野菜や魚、ちょっと焼いた食パンなんかをスティック型に切って皿に乗せて出すと、半分は上手に握って食べるが、残りは握りつぶしてひきちぎって、それらをテーブルの上で引っ掻き回して、粉々になったところをちまちまとつまんで食べる。
その合間を縫ってというか隙を狙ってメインを私が娘の口に運んでやるわけだが、最近はそのフィーディングスプーンにも手を伸ばすようになってきたので、娘にも小さなスプーンを持たせ、小皿にお粥やおかずを一口分乗せて出してやっている。
これは私が「あらあらまあまあ」と心のゆとりを持って気持ち良く片付けられる限界量。
それでも口の中まで届く確率は10％以下なので、ほんのちょっとしか盛ってなくても手やら髪やら顔やら足やらドロドロのベタベタに…。
運良くお粥を掬えても、手首の角度を変えて口に入れるのが難しいみたいで、鼻とかほっぺたにスプーンがぶつかっちゃうんだよね。
そんで顔にくっついたお粥を指でつまんで口に入れるんだけど、その手であちこち触るので被害が拡大するわけだ。
顔やテーブルは拭けば済むが、髪についたお粥を取るのが何しろめんどくさい。
あちこち汚した状態で超満足げにニコニコ笑ってる娘を見ると
「た、楽しかったか。そうかそうか、そりゃ良かった。たくさん食べて大きくなれよ」
と言うしかないんだが、頼むから出来るだけ早く上手に食べられるようになってくれ…。