お彼岸。

2001年3月20日
突然降って湧いたお休み。
今日は一日寝ていようと思っていたところを、母から
「お墓参り行くわよー!」
と叩き起こされる。
そういや今日はお彼岸だ。
…すっかり忘れてた。
最近全然お墓に顔を出していないしなあ。
反省。

ってなわけで、慌ててお風呂に入って化粧して、両親と車で出発。
じいちゃんばあちゃんが眠っている我が家のお墓と、2年前に死んだ愛犬のお墓で南無南無。

なんだかすっきりした。

終業式。

2001年3月19日
今年度の公式行事もこれでおしまい。
ちょっと肩の荷が下りたような気がする。

ってなことを言うと、必ず返ってくるのが
「いいなあ、明日からしばらくお休みなんでしょ」
みたいなコメント。
それは大きな誤解。
のんびりできるのは部活をやっていないごく一部の生徒であって、大半の教員と生徒が部活やら新年度の準備やらを抱え、校内を慌ただしくうろちょろしているものなんだな。
かく言う私も、学生や非常勤講師の頃は
「教員って休みが多くてオイシイよなー」
って戯言抜かしてた。
過去の自分、あほだったわー。
人生そんなに甘くないってことだわね。

そんな訳で、終業式が終わったからといってさっさと帰れる筈もなく、午後はまた3時間ほど学園長室でひみつかいぎ。
そして大急ぎで部活に戻り、NとK(高2)とともに定期演奏会のパンフ原稿と格闘。
なんとか形になりそうで、ほっと一息。
でも最後に残った原稿が、パンフの冒頭部の「顧問挨拶」だったりする(笑)。
下校時間を過ぎていたので、
「仕上がったらFAXするから」
ということでとりあえず生徒を帰らせる。

それからが長かった…。
「国語科なんだから、文章なんかちゃちゃっと書けちゃうんでしょ」
これも誤解です(泣)。
毎日毎日文章に触れて、それでメシ代を稼いでいるんだから、そりゃ語彙は多いと思う。
だからといってささーっと文章が書けるわけじゃないのよう。
私の場合、
「これはこういうことばに直した方がキレイかな」
「あ、ここは前に持ってきたほうがインパクトがあるかも」
って、構成や表現をやたら気にしてしまうところがあるのね。
だから、私がひとつの文章を仕上げるまでには、ものすごく時間がかかる。
今日の挨拶文も、2時間くらいかかったかなあ。
ようやく仕上げたものをNの家にFAXし、ふと振り返ったら、教員室にいるのが私ひとりだった。

2000年度最後の仕事は、誰もいない真っ暗な校舎の施錠。
これってどうよ。
今日は部活当番じゃなかったのに、定期演奏会のパンフ原稿を作る為に出勤。
あさって入稿なのに半分も仕上がってないんだもん(泣)。
ちっとも焦っていない担当生徒NとK(高2女子)を教員室に拉致し、とにかく働かせる。
ウチの部員は比較的おりこうちゃんが多いので、
「やっといてねー」
と言えばある程度まで自分達で動いてくれる。エライ。
しかしやっぱり高校生らしく詰めが甘い。
突っ込めば突っ込む分だけボロが出てくるのね(それが私の役割なんだけども)。
なんと、この期に及んで広告原稿が全部揃っていないと来た。
今日は日曜。明日は終業式。あさっては入稿。
学校の近くのところには明日取りに行けるけど、1件は新大久保にある会社(学校からは電車で2時間)なので、生徒には任せられない。
NもKもどうしよう、と青ざめている。
私は溜息をついて言った。
「…取りに行ってあげるから」
そのかわり他の原稿は明日までに全部あげとけよ、と言い残し、すぐに電車に飛び乗った。

…なーんて傍から見ればすんごいイイ先生みたいだけど、この不精者のわたくしがただのパシリで2時間も電車に揺られる訳ないじゃないですかー。
ハイ、今日の飲み会の場所が池袋で、たまたま行きがけに寄れるところだったからでーす(笑)。

そんな訳で、広告をとりに行って、そのまま池袋で飲んできた。
以前勤めていた学校の同期のゆかりちゃん(27・♂・体育科)が、4月から函館の母校で専任になるので、その送別会だったの。
このゆかりちゃんってのがホントにいい男なんだわ!!

「オレもうこっちには戻らねえよ。絶対迷わない。
 専任になるからには本気でやるし」

くあーゆかりかっこいい!!腰くだけたわ!!
カッコつけじゃなく、本気でこういうことをペロッと言えるところが素敵。
っていうか今まで散々バカやっといて、最後にこんなにかっこいいなんてずるいよー。
惚れたよゆかりちゃん!!
今日ゆかりちゃんから買ってもらったマイルドセブンライトは大事にとっとくんだ〜。
夏にでも「ゆかりに会おうツアー」を組んで、函館山のてっぺんでゆかりと一緒に吸うんだい。
彼はパチンコ以外のメカには触らないので、ここを読む機会は多分一生ないと思うんだけど、それでも言いたい。

頑張れよ、ゆかりちゃん。
ストナリニを飲んだら異様な眠気が…。
14時頃ようやく昼食にありついて、一服して、ちょっと休憩のつもりで机につっぷして。
そして起きたら17時半。
慌てて部活に行ったら

生徒「教員室に何度か行って呼んだんだよ。
   でも先生、ぴくりとも動かなかったからさあ」

うわ恥ずかしい。

花粉症に苦しみ続けた1日。
仕事にならないので、机につっぷしてずっと寝ていた。
退勤時間と同時にタイムカードを押す。
今日は両親が旅行、弟が出張で家に誰もいない。
思う存分遊び狂えるチャンスなのにー、と歯噛みしつつ帰宅。

玄関で財布を開けた瞬間、血が引いた。
「鍵、昨日のコートのポケットに入れっ放しだー!!」


隣りの駅の前にあるホテルの部屋で、自分に腹を立てつつビールをあおるバカ女ひとり。
若手教員20人で、退職するT先生(30・♂)とIさん(26・♂)の送別会。

このふたりとはとてもつながりがあった。
まず同じ高2スタッフだということ。
T先生は同じ校務分掌(入試関係)で、研修旅行にも一緒に行った(実は10日に入試関係で送別会をしているんだけど)。
I先生とは年齢と出身大学が同じだし、私が大学を卒業してまず勤めた学校が、彼がかつて通っていた中高だった。
そして、私が大学時代つるんでいた子とIさんがつきあっていたということも発覚(笑)。

こんなふうに、自分とたくさんの接点があるひとが目の前からいなくなってしまう、ということは、とても淋しい。
でも、それぞれが自分に合った居場所を見つけられたのは、とても素敵なことだと思う。
彼らに負けないように、私もここで頑張っていきたい。


しかし、やっぱり出ました泥酔者(笑)。
吹奏楽部顧問Y先生がもうべろんべろん。
私と同期K(一緒に吹奏楽部の顧問をしている)でY先生を両脇から支えながら
「すいませんウチのが迷惑かけてます」
なんて言いつつ移動。

  私「はいはい次の店に行きますよ」
Y先生「なんだ朝倉かあ。Kは…ああ居たわよかったー」
  私「『なんだ』って、こんなにお世話してる私に
    そんなこと言っていいんですか(笑)」
Y先生「俺は朝倉の世話になんかなりたくないっ」
  私「Kはいいのになんで私はダメなんですか」
Y先生「うるせっ!このバカ女!!」

…あまりにも直接的な罵倒…。

次の店でまったりしてたら終電を逃してしまったので、その時はもう完全におねむだったY先生を、なんとかタクシーの後部座席に放り込み、家まで送り届ける。
そして私が自宅にたどりついたのは午前1時半。
母激怒。


そろそろ家を追い出されそうだ。
成績処理がようやく終わったと思えば、新年度の準備で猛烈に忙しくなって、この時期は全然落ち着かない。
そのまま帰る気になれなかったので、悪友Oを呼び出す。
飲んで歌ってストレス発散。
はーやれやれ。

またやっちまった。

2001年3月12日
以前勤めていた学校でお世話に鳴ったK先生が定年退職なさるそうなので、送別会に行って来た。
いい送別会だった。
私をホントの孫みたいに可愛がってくれた、優しくて素敵な先生。
古典をあんなに美しく読むことができるひとには、今後もきっと出会わないだろうなあ。
さびしいけど、K先生の第二の人生を心から応援しようと思う。


…で、送別会が終わって。
そこの国語科にI先生というひとが居るんだが、これがまた私をホントの娘みたいに可愛がってくれていて、K先生とは別の意味で大好きなのね。

I先生「朝倉!携帯貸せ!」
  私「…は?(手渡す)」
I先生「もしもし、○○学園のIですが、お母さんですか。
    今日はお嬢さんをお借りします。
    責任を持って明日お返ししますので」

深夜1時まで一緒に飲んで、池袋のビジネスホテル代まで出してくれたI先生、もう大好き(笑)。
という自己紹介(最近はもう滅多にやらないけど)で有名なのはネプチューンの原田泰造氏ですが、まさか真綾ちゃんの声でこれを聴くことになろうとは。
「お」で始まるゲームの公式サイトで聴いたんだけどね。


・本日の「笑う犬の冒険」

【正直村】
最近中島キレイになったよねえ。

【葉っぱの翔んだ日】
なんだかほのぼのした雰囲気。
ブリッジした健ちゃんのおなかのラインがキレイでつい見とれる。
エレベーターの中で葉っぱ隊に囲まれたら、ちょっと怖いかもね。
ナレーターはホントに森本レオだったの?

【再会】
「スピー!スピー!」って耳に残る…。

【小さな後悔】
顔が長い泰造さんならではのハマリ役(…はっ)。
そしてチャン名倉、お帰りー!!
私もああいう看板には必ず顔をつっこむタチ。
でもあれって、しっかり顔をつけないと、絵柄としてサマにならないんだよね。
しっかり入れ過ぎてこのコントみたいになったら嫌だなあ。

【Milky Video Channel】
「ええ入りやーん、痛っ!!」
つい笑っちゃったよ。
だから安心してね、内村さん。

【ファーストヤマサキ】
これは文句無しに面白かった!
健ちゃんの個性と演じるキャラとがとても合っていたと思う。
ター坊(泰造さん)と絡む時の、ホントに嬉しそうな笑顔にKO。
そういえば、ノボが久々にまともなセリフ貰ってたね。
あと、キャッチャー潤吉役の名倉さんの顎が、思いっきり割れていたのがツボだった。

【マジック】
名倉さんと南原さんが組むコントって外れがない。
丁寧にキャラを作り、それをきっちり演じきることが出来るからだろうね。
実は私、マギー司郎がかなり好きだったりする。

【やるなら今しかねえのコーナー】
泰造さん、酸欠になりそうな勢い。
出てきたあの犬、「ふんどし先生」のペスじゃないよね?

【銭湯】
登戸駅前のパチンコ屋に行った時、座って7回まわしただけで大当たりした。
そんなことをふと思い出させるコント。

【みんなで見てみたいコントがあるんだけどのコーナー】
「愛の大木劇場」ボンスの真面目な表情がアップになる度に笑えた。
オチは読めたし弱かったけど、途中さんざん笑わせてもらったよ。
続編つくってつくってー!!

【ED】
お台場の砂浜で、膝を抱えて俯き加減に座りこむネプチューン3人、んもーあんたたち可愛すぎ!

【END】
ブサイク三兄弟、狙いが「いいとも!」の年齢当てコンテスト出場だなんて、志が低いぞ(笑)。

ヨゴレ万歳。

2001年3月10日
夜、T先生(30・♂・既婚・子供2人)の送別会。
学年も校務分掌(入試関係)も同じだし、秋の研修旅行の引率も一緒に行った(ウチは1コースにつき引率2人)。
ホントに仕事ができるひとで、いろんなことを教えてもらった。
私がボケると「このバーカ!!」と容赦なく突っ込んでくれた(笑って流すひとが多い中、こういうひとは貴重だ)。
もー大好きだったのようT先生!!

だから、今回は立候補して幹事をやらせてもらった。
ビールとサッカーをこよなく愛するT先生のために、頑張ってお膳立て。
場所は最近のマイブーム「運呼」。
壁一面のスクリーンでサッカー観戦しながらガンガン飲む。
喜んでもらえたみたい。良かったあ。

中継が終わった後は、なじみのスナックへ移動。
ここでもみんな飲むわ歌うわしゃべるわの大騒ぎ。
学園長のボトルがあったので、昨日の腹いせに私とHさんとでカラにしてきた。
バレたって可愛い悪戯で済むだろ多分。

ちょっとクールダウンにdear my boss N先生としっとり話していたら、突然私にマイクが回って来た。

T「朝倉!ちょっと来い!!(前で手招き)」
私「なんですか邪魔しないでくだ…」

(流れ出した前奏でピンと来る)

私「受けて立ちますよもう!!」
T「よし!それでこそ朝倉だ!!」

…で、歌ってきたさ「金太の大冒険」。
T先生との最後のデュエット曲がコレ…。


大狂乱の夜は更けて、ふと気付いたら電車はとうに終わっていた。
しばらく暴れたあと、まだいるのー朝まで遊ぶのーとかわいらしく駄々をこねる男性陣を
「明日は朝から部活でしょ」
と適当にいなしてタクシーに放り込み、お見送りを済ませてからようやく私も乗車。
コンビニの前で降ろしてもらい、缶ビールを買ってからてれてれ歩いて帰宅。
午前2時。
典型的な午前様だな…。

【本日の酒量】
生中2杯、焼酎お湯割り2杯、日本酒2合、
ウィスキー水割り3杯

タカダババ。

2001年3月9日
いや、今ネプチューンのANN−Sを聞いているんだけど、泰造さんが「高田馬場」をこう読んだのがすんごく可愛かったので。
っていうか今日も前半のフリートーク聞き逃した(泣)。

今日から会議週間。
朝から晩まで会議会議会議。
そして来年度の学校宣伝用チラシ作成業務がついに始動。
会議終了後、学園長室でひみつかいぎ。
ひとの意見を全く聞こうとしない学園長と、3時間に渡る熱いバトルを繰り広げる。

学園長室から直行で夜の街に繰り出す。
ペアのH先生(29・♀)と
「飲まなきゃやってらんねえっつーの!!」
「っちゅーかなんなんだよあの屁理屈!!」
と本気で暴れる。

こういうチラシを配って歩き、受験生やその親に説明するのは現場の人間なのに、学園長はあくまでも机上の空論を貫き通そうとするのよ。
で、私が反論すると
「じゃあ私はこの仕事から手を引きます」
なんて返す。
気に入らないから「いちぬけたー」ってコドモかお前は!!
ホントは抜けてもらったほうがやりやすいけど、我々もはっきりそう言い切れる立場じゃないし。
はー不毛な仕事だわ。

ってたまには愚痴りたい時もあるのよ…。


【本日の酒量】
生中2杯、ハーパー(ソーダ割)、ハーパー(ロック)

砂まみれ。

2001年3月8日
海岸そばの大きな公園で、全校あげてのマラソン大会。
お天気は良かったのだけれど、風は強いわ寒いわ花粉は飛びまくってるわ、凄まじい状況で疲れ果てた。
長時間日光にあたるのも久しぶりで、やっぱり紫外線ってひとを疲れさせるものなのねーと実感。
そんな訳で家に帰るなりビール一気飲み。
外はまだ明るいけど、これからひとっぷろ浴びて寝ちゃいます。

【本日の酒量】缶ビール(500ml)1本
花粉対策として、外を歩く時にはサングラス(グリーンのレンズでわりと小ぶりのやつ・ユニクロで980円)をかけている。
出勤時、学校の目の前で鉢合わせた生徒曰く
「先生、なんでマフィアみたいな格好してんの?」
黒のロングコートに白いマフラーにサングラスじゃ、そう言われても無理はないか…。

今、高2の授業はビデオ鑑賞。
10年くらい前の日独共同作品で、明治時代の官費留学生と貧しい踊り子の悲恋を描いたもの。
そう、「舞姫」なんですな。
夢見るお年頃の女子生徒達には、結末がかなり不満だったようで、
「頭のいいオトコって信じられなーい」
なんてぶーぶー言っていた。

生徒「なんでハッピーエンドじゃないわけー(不満げ)」
 私「いちゃいちゃしてるカップルより、
   大モメしてるカップルを見てた方が
   他人事としてはおもしろいでしょ」
生徒「そりゃそうだ(笑)」
 私「周りを巻き込み散々盛り上がっといて、最後は泥沼。
  これが浪漫主義ってヤツよ」
生徒「…先生ってメロドラマ好きそう…」

そんなに判りやすいキャラなのか私。


原作は文語体で書かれているので、助動詞の活用すらまともに言えないこの子達にはとても無理だろうと判断し、敢えて薦めなかった。
でも、いいんだよねー原作。
これでもか、とばかりに連ねられるロマンチックな情景描写。
いつか読んでくれるといいんだけどな。

ちなみにビデオは地元のレンタル屋で借りたもの。
興味があるひとは観てください。
B級映画としてツッコミながら観ると面白いと思います。
キャストもなかなか笑えます。
だって主演がヒロミ・ゴーなんだもん(笑)。
B4の書類30枚をコピー機にセットし、スタート。
コピーが出来上がるまで、横の喫煙室でぼへーっと一服。
戻ってみたら全部B5用紙にコピーされてた(泣)。
誰じゃーB5指定にした奴はー!!
自動設定に戻しとけー!!


【本日の夕飯】
ごはん、秋刀魚の塩焼き、タコ刺、ホワイトシチュー

久しぶりの自宅での夕飯だし、作ってもらったお料理に文句をたれるのは基本的にルール違反だと思うのですが、それでもひとことだけ言いたいんですおかあさん。

やっぱりお味噌汁が欲しかったよ。
今の悩みは成績処理。
あー数字ばっかりで気が狂うー!!

放課後、職場の若いオンナノコ達5人(私が長老…)で飲んだ。
はい、またまた行ってきました「運呼」。
カエルは注文しなかったけどね(笑)。
でもやっぱりいいねえ、若い女性同士の飲み会は。
私はおっちゃん達を相手にすることが多いので(それも割合好きなんだけど)、こういうふうに素で楽しめるのがすごく嬉しい。
潤ったよ、ホントに。

それにしても、先週初めて行ったお店なのに、店員さんが私と同期Kを覚えていたっていうのはどういうことだ?
しかもオーダーした料理までばっちり。
私達あの時そんなに暴れてないと思うんだけどなあ。


【本日の酒量】
 生中2杯、ハーパー(ソーダ割り)1杯

休養日。

2001年3月4日
液キャベが効いたのか、昨日の胃痛がうまいこと消えてくれて、昼まで一度も起きることなく爆睡。
午後はCD-Rを焼いたりメールを書いたりして過ごす。
久しぶりにのんびりした。
でも、二週間分くらいたまっているビデオが、また観られなかった。
早くテープの整理をしないと。


○今週の「笑う犬の冒険」

【正直村】
うーん、ボンスちょっと弱いねえ。

【パタヤビーチ】
今度飲み屋で「酒モテキー」やってみたい。
あと「飲むのだぴょーん」もね(笑)。
みのもんたチックなマイサンが可愛い。
正月の特番以来、健ちゃんは「ミリオネア」がお気に入りだからねえ(春の特番でリベンジ出演するらしい)。
それから、半ばやけくそで歌いながら動物の動きをさせられる内村さんが…哀れで哀れで…。
健ちゃんワールドにつきあうのって大変だよね(笑)。

【ひろむちゃん】
あずきちゃん、妙にヘルメットが似合う。
それから、名倉さんってホントに芸達者。
あの長セリフを完璧に復誦してみせたのには、素直に感動した。
でも、TIMのネタの時はなんだかほっとしたような表情だったね(ネプとTIMは同じ事務所ですごく仲良し)。

【10円?・予告編】
すごい!映画みたいでかっこいい!!
そうか、このコントは噛んでもセリフ忘れても一発勝負なんだね…。

【ユキオとひろし】
「嘘を言ったらかなしくなる。ホントのことを言ったらおこられる」
「幸せはいつか消えてなくなるものなのさ」
って、今日のユキひろは深かった…。
それと、オチをまかされた泰造さんが、動揺しながらもキレイなオチを持ってきた。
勉強してるんだなあ、と感動。

【真実の行方】
劇団葉っぱ隊(勝手に命名)、すごいテンション。
手ぬぐい一枚かぶっただけ(あとは股間の葉っぱ一枚)で、見事におばちゃんを演じきった名倉さんに拍手。
それから内村さん、
「葉っぱ隊がスタジオを飛び出すらしい」
って、それ信じていいんですかー?!
ひょっとして、3月22日の「笑う犬の冒険」GB発売イベントに、葉っぱ隊が来たりするのかしら?!

【10円?】
名倉さんと内村さんのテンポ良いやりとりが、ホントに面白かった。
でもこのコント、太宰治を知っていたほうが格段に面白いと思う。
ちなみにわたくしがエセ文学少女だった高校生の頃、太宰にかぶれておりました。
退廃的で虚無的なものが好きだったのね。寺山修司とか。
なんというかこう、ありがちですな。

【アナウンサー学院】
「何故かオレんちいつも圏外」
はーい!!ウチもウチもー!!

【EDトーク】
スーツ姿の泰造さんにクラリ。
しかしスーツで「トラだもん」やらされるのって、かなり恥ずかしいだろうね。
観ているこっちもついニコニコしてしまうような、実にほのぼのした雰囲気のトーク。

【END】
ひろむちゃんとあずきちゃん、こういう短いコントの方がインパクトがあって面白いと思う。


「つまんないものはさくっと切る」っていう姿勢が、以前よりも強く前面に押し出されているような感じ。
なんにせよ、写真のコーナーがなくなってよかった。
でも個人的にはOPの「OH-GIRI」復活を求めたい。


【本日の酒量】缶ビール1本、スコッチ(ロック)1杯
自分が直接かかわった生徒を卒業生として送り出すのは、今年が初めて。
よく叱ったけど、素直で人なつっこい彼らのことが可愛くてたまらなかった。
ウチの生徒はどちらかというと温床育ちで、なにかあるとすぐに
「先生どうすればいいのー」
なんて頼ってくる子が多い。
でも、今後はそうもいかないね。
頼りになるのは、自分自身。
そう言い切れるようなたくましさを身につけていってほしい。
なんにせよ、彼らの目前に開けた新しい世界が、それぞれ素晴らしいものでありますように。

…そして、ここ数日多忙を極めた理由のひとつ、「送辞」について。
総務委員長K(高2・♂)で行こう、と学年会で決定されたのがちょうど一週間前。
それからホントによく頑張ったもんねえ、K。
文章考えて、何度も書き直しさせられて、それを巻紙に清書して。
昨日は下校時間ぎりぎりまで読む練習をして、今朝は7時半に登校してリハーサルした。
「オレ総務委員長だから、生徒集会とかでマイクは使い慣れてんだよね」
なんて最初は豪語していたけど、スタンドマイクで話すのが結構難しいってこと、よく判ったでしょ?(教員にだって、響きすぎず、小さすぎず、って話し方が出来ないのが多いんだから)
式の直前、私が声を掛けに行ったら、
「やべえよ、超キンチョーしてんよオレ」
なんて触らせてくれたKの脚は、ホントにがくがく震えていた。

でも、本番でKが司会から名前を呼ばれ、通路を歩いてくる姿は、そんな緊張など微塵も感じさせなかった。
目の前の教員席に座っている私からわざと視線を外し、まっすぐにマイクの前に向かったKは、ひとつ大きく息を吸い込み、堂々と送辞を読み始めた。
噛みまくって何度も練習したところも、順調にクリア。
聞きやすくて雰囲気のある、実にいい送辞だった。
Kはゆっくりと巻紙をたたみ、ポケットに収めると、落ち着いた様子で自分の席に向かって歩き始めた。
教員席の前を通り過ぎる瞬間、初めてKが私と目をあわせた。
『どうだった?』と恐る恐る伺う、不安げな目。
私は、ぐっ、と胸元で親指をちいさく立てた。
Kの表情が一瞬だけほっとしたように緩んだ。
再び口元を引き締め、自分の席へ戻ってゆくKの後ろ姿を見ていたら、なんだか鼻の奥のほうがツンと痛くなってきた。
K、頑張ったね。すごくかっこよかったよ。

そんな訳で卒業式は無事終了。
私の昼食は上州屋の紅白饅頭。
美味いんだこれがまた。

その後、2ヶ月ぶりの美容院。
カット・パーマ・カラーリングのフルコースで4時間半。
疲れた。でも満足。

…と、ここで素直に帰りたかったんだけどねえ。
今夜は内緒の夜のお仕事、「接待」にゆかねばならなかったんよ…。
場所は、隠れ家みたいなお寿司屋さん。
おっさん2人を気持ちよーく酔わせて折り詰め持たせてタクシーに放り込む。
たったこれだけのことなのに、どうしてこんなに疲れるんだろう。
いつもそうなんだけど、接待の最中は大して飲んでないし、飲んだとしてもちっとも酔えないのに、すべて片づいた後、ひとりで駅に向かっているあたりでいきなり酔いがまわってくるのね。
駅が見えると『ああ終わった、おうちに帰れる』って緊張が緩むからだろうね。
今日も改札を目の前にして、突然くらりときた。
幸い気分は悪くならなかったけれど、帰宅後、液キャベをぐいっと飲んだなりベッドへ倒れ込んだ。
こういう仕事はやっぱり精神衛生上よろしくないわね。


【本日の酒量】ビール中瓶1本、「八海山」約2合
なんだかぴりぴりしている自分にうんざり。
お昼を食べながら同期のKにそう言うと、彼女がひとこと
「そのイライラって、仕事が多いっていうよりも忙しくて煙草を吸ってないことからきてるんじゃない?」
…そうかもしれない(笑)。

帰りがけに家に電話したら、また私の夕飯だけがないと言われてしまったので、悪友Oを呼び出して飲んだ。
小林よしのりが入台の許可を貰えなかったというニュースの話をしていたところ、ふと思い出したことがあった。
「ゴーマニズム宣言」で読んだんだけど、よしりんは仕事が片づくとスタッフみんなでカラオケに行くんだって。
そして、人数分の部屋を取って、それぞれ「ひとりカラオケ」をやるんだってね。
何日か前、ニッシーさんの日記でも「ひとりカラオケ」の話題が出ていたこともあり、暴れたい気分だった私は、悪友Oを引きずってカラオケボックスに乗り込んで行った。

私   「すいません2つ部屋とってください」
フロント「・・・プッ(笑)」

ほーらやっぱり笑われたよ…。

でも、実際やってみたらめちゃくちゃ楽しかっ。
なんていうのかな、周りに合わせずに自分の歌いたいものだけを歌える爽快感がね、イイんですわ。
1曲を何度も練習できるしね。
最初は渋っていた悪友Oも、部屋から出てくるなり
「…結構楽しいんだけど」
って呟いてた。

ひょっとしたら癖になるかもしれない…。


【本日の酒量】
生中2杯、ハイボール1杯、水割り1杯
まともに座っていられたのはお昼を食べる時くらい。
17時過ぎ、ようやく落ち着いた時の一服はホントに美味しかった。
職場に残っているとまた仕事を頼まれるので(そんなもんだ)、隙を見て退勤。
同期Kと一緒に、アキレス腱を切って入院している先生のお見舞いに行く。
15分ばかり話したところで、夕食の配膳が始まってしまったので、早々に退散。
病院を出たらまだ18時半。
久しぶりに早く帰れるわ、とうきうきしながら家に電話をしたら
「え?あんたの夕飯、準備していないわよ」
と言われてしまう。
へこんだ私を哀れに思ったのか、Kが
「夕飯、つきあおうか…?」
と言ってくれたので、遠慮なくお言葉に甘えることに。
数カ月ぶりのイタリアンに舌鼓を打つ。

でも、ひとつだけショックなことを言われた。

K「朝倉さんさあ、ここんとこ顔つきが厳しいよ」

…反省。
いくら忙しいからって、外見に出てしまうようではダメだよね。
自分に余裕を持たないと。

とりあえず、もうちょっとのんびりやってみよう。
ああああああもう忙しいったら忙しい!!
授業に関してはそうでもないんだけど、やっぱり年度末が近づくと、やらなきゃいけないことが次から次に出てくる。
教員の仕事というのは、事務的な要素が強いものがホントに多くて、大雑把な性格の私には、それが苦痛で仕方がない。
やっぱり生徒と接している時間が好き。

だから、緻密さが要求される作業に忙殺された今日みたいな日は、疲れだけが残って充実感があんまりない。
夜8時を過ぎた頃、ぷつんと集中の糸が切れて
「っかーーーー疲れたーーーーー!!」
と叫んだ瞬間、教員室の中に誰もいないことに気付いた。
急にあほらしくなって店じまい。
駅の近くのラーメン屋でチャーシュー麺を食べて帰宅。

いかんな、気持ちが後ろ向きだ…。

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