前回の続き。

目にする感想が悉く
「心から祝福しまーす!お幸せにー!ドンドンパフパフ!!」
みたいな感じで、ああやっぱり私おかしいんだな、とさらに凹んでみたりしたのですが、ついさっき
「そうそうそう!!そうなのよー!!」
と激しく首を縦に振りたくなるほど私と同じような心境の人を見つけて、またそこに書かれている文章が自分の気持ちをものすごく冷静に分析したものだったので、
「そうかーこのもやもやどんよりした気持ちはそこから来てたのねー」
となんだか救われたような気分になりました。



気持ちを切り替えて、明日明後日は思いきり弾けてこようと思います。

失恋。

2003年8月13日
してないけどさ。
そういう気分なんよ。


前にもちょこっと書いたことがあるのだけれど、私は好きになったものへの衝動や思い入れが激しい質です。
これまでもいろんなものに夢中になってきたし、そして今もそう。

今、その対象は言わずと知れたRAG FAIR。
「この場にいるお客さんをとことん楽しませよう」
というその仕事っぷりに、私は大きな魅力を感じます。
ステージに立ち、歌とパフォーマンスで真剣に馬鹿を演じる彼らの汗と息遣いが、とても好きなのです。
それを感じたくて、私はせっせとライブに通っているのだと思います。

勿論、あの時間と空間は、彼らにとっての「仕事」です。
彼らには彼らの「生」があり、私はその中のほんの一部分を覗いているにすぎません。
ステージを降りた彼らが驚くほど地味に、でも着実に日々を過ごしていることも知っています。
私が好きなのは「仕事」をしている彼らであって、それ以外の部分は私には全く関わりのないものだし、そこに踏み込んでゆく気持ちも一切ありません。
現実と虚構を混同するような若さは、私にはもう無いのです。




8月8日、加納さんが入籍したそうです。
とても喜ばしいニュースだと思います。

でも私は、驚いて、固まって、そして抜け殻のようになりました。




なんだろう。この喪失感。



私が好きなのはRAG FAIRの加納さんで、彼はこれからも全く変わらない筈なのに。




土日は桜木町でout of orderを観ます。
お見送りの時、私は「おめでとうございます」と加納さんの目を見て笑えるのでしょうか。
欠便だとか飛ばすけど大阪に着陸できないかもしれないとか散々脅かされましたが、機体が揺れることもなく定刻どおり伊丹着。
結局大阪では一度も雨に遭いませんでした。
あの心配はなんだったんだろうか。

そんなわけで無事out of order観てきました。
大阪初進出だけあって、どの芸人さんも一番ウケる持ちネタを出していたし、一公演にアカペラステージが二つ入っているという美味しさ。


INSPiは3曲。
「I Can See Clearly Now」「翼」、そしてもう1曲がどうしても思い出せない…悔しい。

恒例のお誕生日企画では、今日がお誕生日だというお客さんが7名も挙手。
6月に大倉さんが歌の中に一人分名前を入れ損ねるというミスをやらかしているので、今回は全員の名前をメモするという作戦に出た。
腰掛けているお客さんの前にスッと膝をつき、あの優しい微笑みで名前を尋ねてゆく塚ちゃん、そして後ろには必死になってメモをとる崇文。
この対照的な二人が最近とても好きなので、隣りに座っていたKさんに
『ああああ塚ちゃんかっこいいー崇文ー可愛いよー!』
と小声で訴えながらじたばたしてしまった。
バースデーソング、名前を呼ぶ時にメンバーが「ん?」という感じで顔を寄せあいメモを覗き込む仕草がとても微笑ましかった。
スピは和むね。ほのぼのしてていいです。

ところでMちゃん、Kさん、事務連絡。
9月6日(土)15時からランドマークでスピの握手会があって、わしそれすっごく行きたいんですけど…つきあってくれない…?


そしてRAG FAIR。
私は「歌でお客をとことん楽しませよう」という彼らの心意気に惚れており、常にそういう部分を楽しみに彼らを追いかけているわけなのだが、今回はなんだかちょっとだけ違う部分で大興奮してしまった。


1曲目「ゴッドファーザー〜愛のテーマ〜」

あのフレーズを優しくせつなく歌いだした加藤さんを、突然「ドゥン!!」と加納さんが狙撃。
ばったり倒れる加藤さんを抱きかかえて
「ゴッドファーザー!!死なないでー!!」
と土屋が絶叫。
がっくんがっくん揺さぶられ、たまりかねて目を開けた加藤さんが、土屋の胸の中で
♪ちゃららららららららららら〜♪
と歌い出す。
すると加納さんに再び狙撃されてガクリ。
これを何度も繰り返す間に、加納さんと土屋・加藤さんの距離がじわじわと近づいてゆく。
加藤さんを抱きしめたまま『死なないでー!!』と叫び続ける土屋、気配を感じて振り返ると、すぐそこに加納さんが立っていて土屋を狙っている。

土屋「…撃たないでええええええ(ヘタレ泣き)」

それを聞いた加納さん、構えていた手をゆっくりと引っ込め、狙いを加藤さんに定める。

そして、銃弾の代わりに、熱い投げキッスを…。

すかさず生き返る加藤さん、土屋の手をうるさそうに振り払い、何事もなかったかのように立ち上がって歌い出したのは


♪こ〜れ〜も〜愛あれ〜も愛たぶん愛きっと愛♪


 愛 な の か 。


…3人の歪んだ愛の形に翻弄されました…。


そんなわけで1曲目は「ゴッドファーザー」→「愛の水中花」という展開。
相変わらず若い子に優しくない選曲だよな。
私だって世代的にギリギリだよ。
接待とかでたまに聞くくらいだし。
ちなみにカラオケでこれを歌うと、モニターに延々とすっぱだかのおねえちゃんが映し出されるのでぎょっとします。
ところで今思い出したんだけど、この曲のジャケットって松坂慶子がレオタードと網タイツで写ってるやつだよね??


2曲目は「波乗りジョニー」。
歌自体はオーソドックスなんだけど、振り付けやステップが縦ノリや横ノリに変わっていくというもの。

しかしそれだけで終わらないのがRAGメンの演出。

「次は悪ノリ〜♪」と言い放った土屋、加藤さんと健一のお尻を、ぺろーん、と撫でる。
すかさず向き直った加藤さん、土屋をキッと睨みつけて、ぱちーんと平手打ち。


うまく言葉に出来ないんだけど、ものすごい衝動が胸をつきあげて、気が付いた時には絶叫してました。
っていうかおかしいよあいつら!!
これだけ寒いことやっといてなんであんなに可愛いんだよ!!


ああもう土屋がヘタレなのが悪い!!

(RAGに関することで自分に説明がつかないことは全て土屋のせいにすることにしております。これも愛。)


そして3曲目は「のほほん」。
RAGのオリジナル曲の殆どを手がけている引地だけど、この曲は変に「仕事」してなくて、引地らしさに満ち溢れていると思うのね。
共感できる状況設定の歌詞と、それにこめられた「肩に力を入れずのんびり行こうや」っていうメッセージが安心できる。
♪締め切り間際に書類あさり 我が侭許される時は去り♪
なんて私そのまんまだしな…。

彼らがこの曲をステージ上で歌うのは今回が初めてで、確かに歌い慣れていない感じがしたんだけど、引地ののほほんっぷりを生で聴けたことがすごく嬉しかった。


終了後の恒例、キャストによるお見送り。
ランドマークよりもキャストとの距離が近かったけど、意外に落ち着いて前を通り過ぎることが出来た。
加納さんと健一に笑顔で「お疲れさまでした」って言えて満足。
異様なまでのファンサービスっぷりに踊らされた2時間だった。


その後行った居酒屋でもホテルでも、ネタを反芻して散々しゃべり倒して、すごく楽しかった。

ちなみにこの土日、大阪ではスマコンも行われていた為、我々と似たような行動をとった人間はものすごく多かったと思う。
実際にホテルのフロントで会った人達が「MIJ」の赤いバッグを持っていたし、日曜の朝に入った喫茶店でも
「中居くんが近くまで来てくれた」
と嬉しそうに話しているお姉さん達が居たし。
なんか親近感がわいちゃったなあ。
仕事ほっぽりだして朝から天気予報とにらめっこ。

明日大阪まで飛行機とぶかなー大丈夫かなー。
ちゃんとABCホールに辿り着けるのかなー。
めちゃくちゃ不安。


いや、out of orderの大阪公演を観に行くんですけどね。
いつもの桜木町公演では、RAGとINSPiとネプがいっぺんに出ることなんて滅多にないし、それにプレッシャーショーに出るのが青木さやかだと知ったら黙ってられないでしょー!!


今夜は本気で神に祈りを捧げながら眠りにつくつもりです。




っていうかまだ明日の準備とか交通機関のチェックとか何にもやってないんだけど。
それより先に今夜中に仕上げなきゃいけない仕事をなんとかしないと(手つかずってどうよ)。

120円でした。

2003年8月5日
実家に帰っているおかんからのメールで起こされた。


「大変!!部分入れ歯持ってくるの忘れちゃった!!」



す っ げ え イ ヤ な 目 覚 め 。



しかたがないので、洗面台の上にあったおかんの部分入れ歯をティッシュにくるんで封筒に放り込み、郵便局に持っていった。

窓口で封筒の重さを量って貰っている時、
「すいません中身が入れ歯なんですけどこれって割れ物ですか」
と聞いてみたい衝動に駆られたのだが、隣の窓口で近所のおばちゃんが振り込みをしており、
「朝倉さんちの娘さんが郵便局で入れ歯を送っていた」
という怪しい噂が流れるのも癪なので止めておいた。


しかし今頃本局あたりでおかんの入れ歯があたりまえのように仕分けられてるかと思うと、何だか楽しくてしょうがない。

気持ち悪い。

2003年8月4日
言っとくけど飲み過ぎじゃないわよ。


今日はY先生と二人で某大手塾某校に出向いて、学校説明会をしてきた。
こういう小さな説明会って、聞きに来てくれるおかあちゃん達の生活リズムに合わせて午前中に設定されるので、終わった後はたいてい塾のスタッフさんが気を遣ってお昼を準備してくれて、それを食べながら塾長と懇談、という流れになる。
今日もそんな感じで別室に案内されて、
「すみませーん」
なんて言いながらテーブルの上に目をやった瞬間、冷や汗タラリ。


塾長「最近駅ビルに『新宿さぼてん』が入りましてねえ(ニコニコ)」



にぎりこぶし大のクリームコロッケ×1
にぎりこぶし大のヒレカツ×2
約20センチのエビフライ×1
牛肉の野菜巻き×2
キャベツ山盛り
ごはんぎゅうぎゅう



某大手塾の運営スタッフは体育会系揃いだってことは知ってたけどさ。


ここの塾長がまだ30歳で特にガタイの良い元バスケマンだってことも知ってたけどさ。


出されたものに文句つけるのも大人げないと思うけどさ。



こっちが50手前のおっさんと若い(一応)女性で来てるって知っててこのチョイスですか。



日頃ふらふら飲み歩いているおかげで他人様よりは胃腸の働きが逞しいと自負しているわたくしですが、唯一ダメなのがパン粉いっぱいのフライなんだよ…。


頑張って半分くらいいただいてきたけど、その結果、食べて10時間は経過しているというのに未だにムカムカと胸焼けがおさまらない。
タバコ吸うとなんか油っぽいのがこみあげてきて気持ち悪いしさ…うう…。
私:暑いから15分後に駅まで車で迎えに来てください。

母:…ナニサマ?

私:俺様。


駅前で車に乗り込んだなり、

「せめてお嬢様とかお姫様とかにしておきなさい」

と怒られました。
友人との電話の最中にハッと我に返り
「えーもう8月?!夏休みあと1カ月しか無いじゃん!!」
と言ったら
「…ぶつよ」
と冷ややかに返されました。
そりゃそうだ。

それにしても今週はいったい何をやって過ごしてたんだろうか私。
部活やら出張やらで結構忙しかった気はするんだけど、それ以上に毎晩毎晩いろんなひとと飲んだくれてたから、一日一日の記憶が曖昧なのよねえ。
ちなみに明日も仕事の後に飲み会。
友達Iの彼のお母さんがやっているお店で開かれる「日本酒の会」にお呼ばれしたのだ。
美味い酒があるらしいのよん。


たまにはこういう適当な日々があったって良いわよね〜。

東京満喫。

2003年7月26日
校内夏期講習終了。
晴れて自由の身、夏休みである。
…と言っても部活やら入試関連の出張やらいろいろあるのだが、それでも嬉しいものは嬉しい。
事務所で夏期講習手当を貰い、ほくほくしながら退勤。


グリーン車で東京へ出て、丸ビル36階「BREEZE OF TOKYO」でまったりしてから帝国劇場へ移動、「レ・ミゼラブル」を観る。
高校・大学時代に何度か観てはいるんだけど、いつ観ても変わらぬ良さがある作品って凄いよね。

そんでもって、私はやっぱりコゼットよりもエポニーヌが好きなわけです。
エポニーヌといえば「On My Own」。
そして本日のエポニーヌは坂本真綾ちゃん。
彼女目当てで来てはみたものの、島田歌穂や本田美奈子のエポニーヌと比べてどうなんだろうか、とちょっと怖かった。
でもそんなの杞憂だった。
「愛してる…」という部分、彼女の一途な思いやせつなさ、やるせなさが伝わってきて思わず泣けた。
若くて体がまだ出来上がっていない分、歌に気持ちが籠もりすぎて声が割れてしまう瞬間もあったんだけど、それがエポニーヌの孤独な魂の叫びに聴こえた。
それからね、彼女の仕草がすごーくキュートだったのよう!!
マリウス役の山本耕史との身長差がまた丁度良かったのかもしれない。
「あたしのこと好きなのかも?!」と目をキラキラさせて見上げる時の顔の上向かせ具合とか、マリウスの腕にすがりつくその手つきとか、もーとにかく可愛い。
この可愛さに気付かないマリウスってホントによくわからん男だ。

来月下旬にもチケを押さえてあるので、その時にまたじっくり観てこようっと。


そして終演後、銀座「魚一」へ。
http://www.sannotec.co.jp/totoya-gr/totoichi/

ぐるなびで何気なくチョイスした店が大当たり。
半端じゃなく美味しかった。
今まで食べて感動していた「おいしいもの」が、「普通」くらいになっちゃったよ。
「黒龍」を傾けつつ、フグとサザエとウニと岩牡蠣とスッポンと鮎と伊勢海老を食べるというこの贅沢!!

でも会計でたいへんびびりました。
い、いや、10000円のコースを土日は7000円で食べられるんですよ。
生中を1杯ずつ飲み終わった後、「あっ黒龍だー」と値段も確かめずに4合瓶を頼んだのね。
そんでもって帰り際に会計をお願いしたら


「32000円頂戴致します」


…よく考えてみたらさ…
「さんかつ」でいつも飲む「黒龍」、どの種類も半合1000円近くするんだよね…。


い、良いものはそれなりに値段が張るものなんだい!!


体力と好きな仕事と適当な稼ぎがあって、それで思う存分やりたいことが出来るのって幸せだなあ、と毎日しみじみ思うけど、その代償は相当大きい。
「ウォーターボーイズ」にどっぷりです。
だってタテノリ可愛すぎる。
色白で細っこくてブサイクでお調子者で、いつも「進藤ちゃん進藤ちゃん♪」ってちょろついてる甘えんぼさんなのに、でもホントは賢くて寂しがりやのお坊ちゃま。
…って設定が完璧です。


そんでもって、ちょっと勇気を持って口に出してみようと思うんだけど。


周囲の状況に翻弄されて引き裂かれちゃったり、相手の部屋の窓に小石を投げて気付かせたりとか。

進藤ちゃんとタテノリが最後にすれ違うシーン、呆然と立ち竦む進藤からスッと目を逸らして俯いたタテノリのあのせつなげな表情とか。



進藤ちゃんとタテノリってロミオとジュリエットみたいだよね。



だ、誰かー!誰か同士いませんかー!!
観終わった瞬間、話の分かる友人一同に
「めちゃくちゃ面白かったから絶対観に行け」
とメール送信。
登場人物ひとりひとりがホントに愛すべきキャラなんだよねえ。
ネゴシエーター最高(笑)。
青島くんと室井さんに向かって、和久さんが訥々と語るシーン、ぼろぼろ泣いたよ。

それから、青島くんが語る組織論と映画のクライマックスね。
お上と現場があんなふうに協力しあえる環境って素敵だなあ、と思った。


陽も高いうちから「えぼし」で旨い酒と魚。
パチってちょっとだけ出して帰宅。

心が狭いんです。

2003年7月20日
パシフィコ横浜で神奈川私学の合同相談会。
朝7時半からずーっと立ちっぱなししゃべりっぱなし。

終了後、今日がみなとみらいの花火大会であることに気付く。
桜木町駅からの尋常でない人波にイライラさせられる。


ぐあーどいつもこいつも浮かれよって私だって浴衣着て花火大会行きたいわい羨ましいんじゃコンチクショー!!


やさぐれて飲みに行ったら、紹興酒ボトル1本空けたうえに地元のバーでウィスキー4杯。
いくらなんでもやりすぎだろう私。

また行ったんか。

2003年7月19日
「おはようございます…」とげっそりして出勤してくる中2スタッフ、もれなく二日酔い。


三者面談、本日で終了。
「うわーい夏休みだー」と勢いで飲みに行く。
今日のチエリちゃんは赤いチャイナ服でものすごく可愛かったです。




この日もものすごく酔っぱらってめちゃくちゃ楽しかったので
「絶対日記に書く!!」
と思っていたのに、ちょっとほっといたら何が起こったのか忘れてしまった。
悔しい。
「えぞ料理ユック」に行った。http://r.gnavi.co.jp/g133208/

ものすごくおいしかった。

調子に乗って焼酎飲み過ぎた。

あたまいたい。


三者面談。

2003年7月17日
今日から三日間は面談日。
朝から晩までずーっと三者面談をやりつづけるのです。
精神的にすごく疲れます。

帰り際に「朝倉ー飲みいくぞー」って何人からかお誘いを受けたんだけど、鎮痛剤が切れて頭痛が酷かったので断って帰宅。

偉いぞ私。

復活。

2003年7月16日
要は鎮痛剤と気合いよね。


今日で授業はおしまいなのに、誰も「飲み会やろう」と言い出さない。
おかしーなーみんな鬱憤たまってるんじゃないのーと思い、試しに
「女性飲み会やりませんか」
と囁いて回ってみたら、まあ来るわ来るわ。
みんな誘われるのを待ってたらしい。
いやすんません気が利きませんで。

今回の私の狙いは「新人さんと親交を深める」というもの。
ウチの学校は「限りなく公立に近い私立」と言われるくらいおりこうではない生徒が揃っているので、女性が生き延びてゆくには相当苦労が必要だったりする。
だから、そのへんの苦労話を是非聞いてあげたいなと思っていたのだ。

今年の新人さん、相当煮詰まってるみたいで心配。
自分の授業がうまくいかないのを、全部「生徒の質が悪い」って結論に結びつけちゃうのね。
「生徒が授業を静かに聞かないから」と怒って教室を出ちゃったりとかしてるらしい。
それやっちゃったら教員として終わりだよーと言いたいところだが、今日はひたすら愚痴聞きに徹する。
ま、そのうち、ね。
でも帰り際にはかなりスッキリしたみたいで、良かった。


二次会に行くべく残った4人で
「さあどこ行こうか」
と相談していると、背後から
「あれー朝倉先生だー!」
と声をかけられ、振り向いたら馴染みのスナックのホステスのチエリちゃん(6/26参照)だった。
「いやーん運命の出会いだー」と抱きつかれ、女に生まれてきて良かったと本気で思った。
そのままお店に女性4人でなだれこみ、S先生のボトルを勝手に持ち出して散々飲み、空にした挙げ句
「S先生には内緒ねー」
とそのまま帰ってきてしまった。
ボトルに残ってる酒量なんざいちいち覚えちゃいないよな。
もし気付いたとしても、まさか我々の仕業だとは思うまいて(笑)
なーんだろねーこの体調の悪さはー。

いや、結構元気なのよ。
熱は微熱にまで下がったし、こないだ医者に行って薬をいろいろもらってきたんで、湿疹と関節痛も落ち着いてきた。

でもあたまがいたいのよー。
自分の声が頭に響くのよー。
いつもこめかみをぐりぐりしながら授業やってるのよー。

おかげで仕事以外の時間はぐずぐず寝てばかり。
うえーんこんなの私じゃないよう。
水曜からずっと熱が下がらない。
ちょっとかったるくて関節が痛いくらいなので、日常生活にさほど支障は無いし、日曜が久々にお休みだから、1日寝てりゃ治るだろうとたかをくくっていた。

でも昨日あたりから全身に発疹が広がりはじめた。
後ろを向いて板書をしていると
「うわっっ先生なにその脚っっ」
なんてびびられたりするくらい愉快なことになっている。
見たいっていう人、朝倉家まで来るんなら見せてあげてもよくってよ。


…で、さすがに洒落にならないようなので、朝のうちに
「今日は仕事帰りに医者に行こう」
と決心し、そのつもりでクラスの連中にも
「今日はあんたたちと遊んでる暇はありません、とっとと帰んなさい」
と伝えておいたので、13時には教室の施錠が出来た。
いつもこうだと楽なのに、と思いながら教員室に戻り、引き上げてきた学級日誌を開いて、思わず吹き出した。
だって感想欄に「お見舞い」と称してRAGのイラストがババーンと…。
そんでもって土屋の口からフキダシが出てて
「先生はお熱があるので早く寝ろ」
だってさ(笑)
「お熱」と「寝ろ」のアンバランスさが不器用な連中らしくてたまらんです。
心配してくれてるんだけど素直に言うのが恥ずかしい、みたいな感じね。



悪さばっかりするばかどもだけど、こういう可愛いトコロがあるから大好きなんだよねえ。

生意気な(笑)

2003年7月11日
またまた朝のHRにて。


私「今日は午後から出張なので、帰りのHRはY先生にお願いしました」
H「またかよ!!先生、金曜の午後ってろくに学校に居ねーじゃんよ」
私「ごめんごめん、ちょっと定例の会議がね…」
M「その男超最悪だし。金曜の夜しか会ってもらえねーんだろ?」
I「振り回されて良いことねーよ、先生」
F「だからそんなわがままな男となんか別れちまえって言ってんのに」
私「…あんたたち…人の話、ちゃんと聞いてる…?」
朝のHRにて。


私「今日の帰りのHR、S先生にお願いしたから」
T「なんでー?」
私「いや、申し訳ないんだけど早退させてもらおうと思って。
  今日ちょっと体調が良くないんだ」
M「全然そう見えないんだけど」
私「ばかやろう、女優ってのはな、舞台の上じゃ絶対に素を見せない
  んだよ」
S「はいはい(流し)そんでなに、風邪?」
私「よく判んないんだけど熱っぽくてさあ。関節が痛くてかなわんのよ」
Y「どれ…ってうわっっ汗ーー!先生の額ベタベタしてんぞキモっっ!!」
私 「だから熱っぽいって言ってんじゃんよ」
K「だったらこんなところでふらふら遊んでないで早く帰れっての」
私「…いや別に遊びに来てるわけではないんですけど…」

< 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索