後期中間試験が始まった。
高3にとっては卒業試験だ。

生徒達は懸命に鉛筆を走らせ、教室には机間巡視する私の足音だけが響く。

教壇に立ってぐるりと顔をめぐらせた時、こうしてひとりひとりの顔をじっくり見つめる機会も、もうそんなに無いんだなあ、と不意に淋しくなった。
昔からずっと判らなかったんだけど、
「あたし全然勉強してなーい」
とか言っといて実は蔭でこそこそ勉強してる人って、どうしてそんな嘘をつくんかねえ。


突然こんなことを言い出すのには、訳がある。

明日から後期中間試験なのだが、私の知る限りの教員の世界には、さっき言ったような嘘をつく人間がただのひとりも居ないのだ。
それどころか、
「え?まーだこんなことやってんの?遅ぇなあ」
「さーまだ明るいけど帰っちゃおうかなー」
「終わった人ー!18時に○○(焼き肉屋)に集合ねー」
という風に、自慢しに来たりこれ見よがしにはしゃいでみせたりするタイプが非常に多い。
そして私は、そんな人達の恰好のターゲット。
毎度毎度からかわれては
「キー悔しい!!覚えてらっしゃい!!」
ってハンカチを噛みしめているタイプ。


今日もそうやってさんざんおちょくられている私を見て、N先生がぼそりと言った。


「朝倉、お前もそろそろ学習能力を搭載するべきだな」


‥‥誰かインストールしてくれる人、いませんか?
そんな訳で、滅多なことでは検温しない私。
気合いさえあればなんとかなるもんだ。


今日はとにかく慌ただしかった。
もともと授業が4時間入っていたうえ、体育館で行われていた学校説明会にも顔を出さなきゃいけなかったし。

授業から戻って荷物を置き、すぐに体育館に向かおうとした私を見て、K先生(38・♂・社会科)が笑いながら言った。


K先生「朝倉さんってホントに分かり易いよね」
  私「え?」
K先生「背中から“もういやだ”ってオーラが漂ってる」


いやーびっくりしたわ。
「だるいよう」「今すぐにでも帰りたいよう」「一服する暇くらいくれたっていいじゃんかよう」って考えてた最中だったんだもん。


しかし、これだけ分かり易いってのも人として困りものだよなー。

三重瞼の自己反省。

2001年12月3日
昨日キーボードが壊れたせいで、徹夜せざるを得なかった。
起きている時間が30時間を越えると、体温が下がって身体がしびれ、ものを飲み込み辛くなる。
授業に熱が入って声が大きくなった際、思わずえづいちゃったし。

完全に無理が利かない身体になってしまった。

今日の「アンティーク」「ちゃんネプ」「人妻温泉」「感じるジャッカル」は全て録画にして、とにかく寝倒そう。

あとは物事をもう少し計画的に進める努力をしなきゃね…。
夜明け前にごそごそ起き出す。
モンカフェで目を覚まそう、と思いきや、PC付近で発生した土砂崩れに巻き込まれ、敢えなくキーボード御昇天。
D・K・M・S・T・W・Z・←・↓・→・deleteがイカレてしまい、おかげでATOK13クリックパレットでいちいちマウス入力する羽目に…。
カ・サ・タ・マ・ワ・ザ・ダ行がキー入力できないんよ?
試しにマウス入力で日記書いてみてくださいな。
どんなにもどかしいかよくわかるから。


【本日の酒量】
缶ビール1本、赤ワイン1本(お歳暮で貰った)
後期中間試験まで1週間を切った。
3種類作問しなきゃいけないのだが、おかんから
「カニ買ってきたから早く帰れ」
とメールが入ったので即帰宅。
いいんだ来週から気合い入れれば。
(自分を甘やかすのが得意なわたくし)

そんな訳で、今日は夕飯時に珍しく家族4人が揃った。
いい気分でガンガン飲んでたら、いつの間にか親父が撃沈。
親父も歳とったなあ、とちょっぴりおセンチな気分になる。


暢気に酔っぱらったまま、21時就寝。


【本日の酒量】
缶ビール1本、赤ワイン1本(ひとりで空けるな)、缶チューハイ1本

緊急事態発生。

2001年11月30日
昨夜やり残したことがあったので、朝3時に起き出した。
まずはPCを立ち上げる。
すると、随分とご無沙汰している人からメールが2通届いていた。


この段階で、添付ファイルに気付いていればよかったのだ。


朦朧としながらカチ、とクリック。
‥‥本文が、無い。


一気に目が覚めた。


「うああああああやっちまったーーーーーーーー!!」




【私と一度でもメールをやりとりしたことのある方へ】

「Re:」というタイトルで、私(本名及び「朝倉」)からのメールが届いた場合、それはウィルスですので、中を開けずに即削除してください。
ちなみに「朝倉柳子」のアドレスはhotmailなのですが、本名のアドレスとともにOutlook Expressで管理しているので、「本名」「朝倉」両方からウィルス付きメールが届いてしまうことも考えられます。
ご迷惑をおかけしてホントに申し訳ございません‥‥。
努力家で、元気で、運動神経抜群で、思いやりがあって、自由で、甘えんぼで、落ち着きが無くて、好きなひとにはちょっと意地悪で、言動はまるで小学校4年生。


そんなあなたは、間違いなく世界一可愛い32歳です。


たくさんの潤いをありがとう。
そしてこれからも、たくさんのトキメキをくださいね。
マジックパンツ(http://www.rakuten.co.jp/tenkomori/329612/464473/)を買ってみた。
世の女性達の間で話題沸騰中の、履くだけで痩せるというガードルである。

しかし、そんなあおり文句をそのまんま信じてしまうほど、私はうぶな人間ではない。
ガードルはボディラインをすっきりと見せるためのものであり、いくら履き続けたって贅肉は贅肉として腰回りに鎮座し続ける。
本気でこの腹をなんとかしようと思うのならば、簡単なことだ、ビールを止めればいいだけの話である。

判っている。判っているのだ。

ただ、今日の私はとてもご機嫌だった。
「CR花満」で小勝ちしたこと、その後立ち寄ったドラッグストアが全品2割引セールをやっていたこと、売り場の兄ちゃんがかっこよかったことなど、様々な幸福的要素が重なっていたのだ。
そうして出会ったのがこのマジックパンツだ。
以前雑誌に組まれた特集を読んだことがあったため、

「おお、これが噂のマジックパンツか」

と好奇心で手にとってみたところ、その生地の柔らかさと保温性に驚かされた。
人一倍脂肪を蓄えているくせに冷え性な私にとって、かなり心惹かれる商品であることは確かだ。
ほんのちょっと迷ったが、
「もし失敗しても、ギャンブルで手に入れた泡銭で買うのだからあきらめもつくだろう」
という結論に達し、私はベージュと黒の合計2枚を購入した。


まずは試しに1週間履き続けてみようと思う。
着用レポについては、またいずれ。
廊下で高3女子数名とおしゃべりをしていた時、中の一人が、私の首筋に点在する赤い湿疹に目をとめた。

生徒「先生、どうしたのそれ。虫さされ?」
 私「ううん、キスマーク。彼がしつこくて」
生徒「見栄張るのもいいかげんにしなよね」



せめてノリツッコミくらいは‥‥。
午後から部活。
体育館のステージを使っての合奏だったので、寒くて辛かった。
外はどんなに暖かくとも、体育館は床からしんしんと冷えるからねえ。

部活が終わってから高2を集めてミーティング。
来月のクリスマス会のこととか、来年3月の定期演奏会のこととか、考えなきゃいけないことが多すぎて、全員脳味噌沸騰気味。
「モー娘。の中で最もフェロモンが出ているのは誰か」
という話題で異様に盛り上がり、しまいには全員で「ぴったりしたいX’mas!」を狂ったように歌い踊る始末。
防音完璧な音楽室でなければこんな騒ぎも出来まいて。

せっかく覚えたからには活用しないと勿体無いので、来月末の忘年会で同期K(24・♀・英語科)と御披露することに決めた。
可愛いと言って貰えるかどうか、非常に危ういところではあるが。


>えみりん☆さん、紅茶さん、こーちゃんさん
ご挨拶が遅れてすみません。
お気に入り登録ありがとうございます!
(秘密メモが使えなくて申し訳ありません)
よろしくお願いします♪
8時40分には教室で
「過ぎ給ひぬるものをややは返り入り給はむずるー!」
などとやけくそのように叫んでおりました。

もう休みなんぞはなっから期待してないもん。
やらなくてはならない用事というのは何故必ず重複するのだろうか。

なんとか出勤はまぬがれたけれど、朝7時に起きてせこせこPCに向かう。
せっぱつまった仕事を片付けなきゃいけないから邪魔すんな、と言い渡してあるのに、なんだかんだと中断されてイライラ。
そして夕方、会社の同僚に不幸があったとかで父親が出かけて行った途端に

母「お寿司食べに行くわよ!!」


母と弟と私でいつもの寿司屋へ。
帰ってから続きをやらなきゃ、と思っていたくせに、美味しそうな生牡蠣を見たらもうどうでもよくなった。
ここで飲まなきゃ私じゃねえ、と手酌スタート(弟が勝手に瓶ビールを頼みやがった…)。
4コ盛ってあった生牡蠣の配分は、母・弟1コずつ、そして当然のように私が2コ。

そんな感じで飲んで食べて帰宅。
あー続きやらなきゃー、なんて呟きながらだらだらとニコチン補給している(寿司屋で吸えなかったから)私の横で、母と弟は何故か死んだように横たわっている。
そのうち真っ青な顔で代わる代わるトイレに駆け込みはじめた。

弟「やられた…牡蠣だ…」

2コ食べた私がなんともないのは、きっとアルコールの殺菌作用ね、と納得し、私を酒飲みにしてくれた神に感謝。


さて、牡蠣にあたらなかった代わりに結構な酔っ払いのわたくしなので、これからの作業効率が上がるかどうかはかなりの疑問。



【本日の酒量】おお久しぶりだこれ書くの。
 瓶ビール2本、生中1杯、一の蔵2合
終電を逃し、校門の前までタクシーを呼んだ。
自宅までの小一時間は睡眠時間にあてようと思っていたのに、運ちゃんがひっきりなしに話しかけてくるので、つい愛想よく応対してしまった。
疲れてるのになにやってんだ私は、とうんざりしながら自宅の前で車を止めてもらい、料金を支払おうとすると、

「いやー楽しかったからまけちゃおう!5000円でいいよ!
 そのかわりまた俺の車に乗ってね!!」

と2000円が返ってきた。

乗った場所もタクシー会社も運ちゃんも違うけど、私は過去3回ほどこういったことを経験している。
タクシー会社の精算システムって謎だわ。
(BGM「パッヘルベルのカノン」)


悲しい時ー!

いがぐり頭なのに眉毛ばっちりな高校球児を見た時ー!

悲しい時ー!!




…寺原くんに限った話じゃないけどね。
「曇りかよ!!」

朝3時に空に向かって三村ツッコミ。

しかし部屋に戻って獅子座流星群の関連サイトを回ってみると、雲の切れ間からでも見えるとのことだったので、ダメモトでもう一度外に出てみた。

そしたらね!
30分くらいで一気に雲が晴れたの!!
1時間半で100個以上は観られたよ!!

ところで流れ星を観ながらずーっと考えていたんだけど、獅子座の聖闘士アイオリアの必殺技はライトニングボルトでよかったんだっけ‥‥?
そんでもって「リングにかけろ」にもライトニングボルトっていう必殺パンチが出てきたよね…?
始業のチャイムが鳴り、教室に入っていったらT(高3・♂)がゲームボーイで遊んでいた。

私「おいT、何やってんだよ」
T「あー!ミスったじゃねえかよ!」
私「そういう問題じゃねーだろが。それよこしな」
T「んだよ触んなよ、くそばばあ」
私「くそばばあだと?!」←沸点


いい大人が朝っぱらから生徒と本気で喧嘩するんじゃありません。
朝、電車に乗り込んで吊革に掴まったら、目の前にH(高3・♀)が座っていた。
私がおはよう、と声をかけると、彼女は非常に驚いた様子。

H「な、なんだ先生か。一般人かと思った」



学生さん達の意識下では、教員は一般人のうちに含まれないらしい。
そういえば大学時代にこういう煮え切らない男についうっかり惚れてしまったことがあったっけ。
15時から新宿HMVでネプのイベントがあった。
「夏の終わりのジグソーパズル」ドラマ化の署名運動と握手会。


その時間帯に私は何をしていたかというと。


生徒「教室でサッカーやってたら窓ガラスが2枚割れました」
 私「『割れた』じゃなくて『割った』だろーが!!
   そもそも高3にもなって教室でボール蹴るなばかたれー!!」


イベントに行かれた方、どなたか間接握手させてください。

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