21時過ぎに帰宅。
「アンティーク」予約録画しといてよかった。
のんびり夕飯を食べてから自室に戻ると、携帯に中高時代からの友人Nから留守電が入っていた。

M『元気ー?気付いたら折り返し電話くれー』

彼女は研修医でとにかく忙しい。
掴まえられる機会など滅多にないので、慌てて電話をかけ直す。

私「もしもしー?」
N「あんたパチンコしてたでしょー!!」


久しぶりの会話の第一声がそれかい。


それはともかく、彼女が車で近くまで来ているというので、お茶でも飲もうということになった。
慌てて着替え直して家を飛び出し、待ち合わせの場所に辿り着いて驚いた。

車を変えたとは聞いていたけれど、まさかツーシーターのオープンカーだとは…。

で、その車(なんでもS2000とかいうらしい)でファミレスに行き、1時間半ほどだらだらしゃべっていたんだけど、なんと彼女、来秋にゴールインらしい。
我が青春の友(うわ)の中で誰が一番先に嫁に行くかと思っていたら、意外な奴から片付いたもんだ(笑)。

そして、そんな嫁入り前の娘の運転するオープンカーで、深夜の246を爆走。
いやー実に気持ちよかった!!

Nへ。
10年以上前から予告していたように、あんたの結婚式で「み母マリア」を2番まで歌うつもりなので、腹くくっといてください。
あんたの子供には「○○(私の下の名前)おばちゃん」って呼ばれたいです。
幸せになれよー。


こんなめでたいニュースが飛び込んできた今日、実は日記を付け始めて丸1年が経ちました。
ますますめでたい♪
一ヶ月ぶりのお休みでございます!!
着替えもせずにビデオ観て音楽聴いてネットサーフィンして、我に返ればもう夕方。
だらだらするのって楽しいねえ。


そして今日から始まった「笑う犬の発見」について。
ここ数ヶ月続いていたルーティンワークとしてのコントには、かなりうんざりさせられていたが、そんなふうに迷走し続けた「犬」は、どうやらその方向性を「バラエティ」に見いだしたらしい。
コント・ゲスト企画・ゲーム等、さまざまな要素が詰まっており、しかもそのひとつひとつが実に丁寧に作りこまれている。
それはまさに正統派バラエティ番組といった感じで、もはやあの素人臭い間の悪さは見る影もない。

いやー面白かったわー。
久しぶりに「犬」で腹抱えて笑ったよ。
こりゃ日曜を待ちわびる日々が戻ってくるかも。

唇まで何センチ?

2001年10月13日
学期末だから仕方がないんだけど、ここのところ猛烈に仕事が忙しい。
私は精神的にはタフだけれど体が弱いので、ちょっと無理するとすぐどこか壊れる。
今は皮膚のトラブル。
原因不明の手の湿疹と顔の皮が剥けるってのは結構前からあったんだけど、最近仕事量が増えてきたら、途端に首筋(顎の真下と耳の下の2カ所)にも湿疹が出来はじめた。
いやーねー若い娘がみっともない。

そしたら今日、教員室でボスN先生が、それを目敏く発見した。

N先生「どうしたよそれ。痒そうじゃん」
  私「よくわかんないんですよー」
N先生「どれ、ちょっと見せてみ」

するとN先生はすっと手をのばし、私の顎をくいと持ち上げて首筋の赤くなったところに顔を近付けた。

…思わずときめく純情な私(笑)。


N先生「うん、やっぱ飲み過ぎだな」
  私「なんでそうなるんですかーー!!」
いつものようなじゃれあいで会話は終わったけど、
しばらくドキドキが止まらなかった。
い…いや、男の人に顎持ち上げられるなんて久しぶりだったもんで(笑)。

これが尊敬するN先生じゃなかったら、健ちゃんばりに
「OH!セクシャルハラスメント!!」
って叫んでたけどね。

うっふっふー。

2001年10月11日
個人的に頼まれていた小論文の添削が間に合わず、教員室で生徒から怒られていたところに、事務所から「今すぐハンコ持ってきてください」という内線。
あああ私またなんか忘れてるみたいだよう、と大慌てで抽斗をひっかきまわしている私の姿を見て、さっきまで私を叱っていた生徒が大きな溜息をついて言った。

「先生、大人なのに怒られてばっかじゃん」


いててっ。


びくびくしながら事務所のドアを開けると、
「もー先生が最後ですよー」
と封筒を手渡された。
なんのことかさっぱりわからないまま、とりあえず言われたとおりハンコを押してきた。



そして教員室に戻り、封筒の口をびりびり破いて中を覗いた途端、おったまげた。

「ゆ、諭吉が11人もー!!」

‥‥なんだか私の知らないうちにベースアップが行われていて、その差額分が今頃になって返金されてきたらしい。
あたしには難しいことはよくわかりませんが(こん平師匠)、思わぬところでお金が入ってくるというのは非常に嬉しいことですな。



昨日ジグソーから秋物バーゲンのお知らせが来たし、口紅も秋の新色を仕入れようと思っていたところだし、携帯も本格的にイカレたようだし、こりゃ久しぶりに買い物天国だ♪
午前中、ウチの学校で入試説明会。
私は授業が詰まっていたため特に係分担は無かったんだけど、一応ちょろっと顔を出してみた。
受付に座っていたY先生(53・♂・数学)が私を見つけ、手招きしながらこう言った。

「枯れ木も山のにぎわいっていうし、朝倉さんここ座っといてよ」


いじられキャラも徹底しすぎるとここまで貶められるものなのか、と妙に納得。

充実。

2001年10月8日
ウド鈴木「グリーンマン」をテーマソングにして生きているわたくしですが、今日は
♪おまえはーやればできる子なんだよー♪
というフレーズを意識的に頭の中をぐるぐるさせつつ、部活と採点と組んずほぐれつしておりました。
いやーウドちゃんの言うとおりさ!
無理だと思ってた採点がどうにか終わったよ!
よくやったよ私!!

頑張った自分へのご褒美に漫画(「ツーリング・エクスプレス」7・8巻)を買って帰り、お風呂で読破。
毛穴も開ききるってもんです。

お手入れついでに数ヶ月ぶりにパックなんてものをしつつ、21時から「アンティーク」を観る。
原作つきのドラマだとつい見方がひねくれちゃうんだけど、全然違和感を感じなかった。
藤木直人くんの魔性のゲイ(名前忘れた‥‥)だけはちょっと違うかな、とも思ったけど、原作とは違うタイプの魔性っぷりを発揮してくれそう。
でもあの字幕の入れ方には
「『タイピング・オブ・ザ・デッド』かよ!」
ってツッコミ入れさせていただきました。

そして、これからが幸せな忙しさ。
「中川家って関東じゃ全然拝めないんだもん!!」
と拗ねていたあの頃が嘘のよう。

23:15〜24:00 テレ朝「ちゃんネプ」。
23:55〜24:25 テレ東「人妻温泉」。
24:40〜24:55 フジ「アヤパン」。
24:55〜25:35 フジ「感じるジャッカル」。

番組毎にビデオテープを分けているので、自室と居間のビデオデッキ両方を使って録画予約。
ビールと煙草を持って居間に行き、さあちゃんネプだ、とテレビを付けたら、出てきた顔は久米宏。

「ぐあーニュース延長してやがるー!!」

ビデオ2台を駆使した完璧な録画計画がおじゃん。
慌てて二階に駆けあがってタイマーを設定しなおして、今度は居間のビデオの再設定。
よかった家に居て、と胸を撫で下ろす。

それからはのんびり「ちゃんネプ」を観て、毎度のことながらあんまり面白かったのでチャットに出て、結局深夜2時に就寝。


中川家の番組はあさっての早朝にでもチェックしようっと♪
合同進学相談会in町田。
「家が近いおまえらで行って来い」
というボスN先生のご命令により、今回の出張はHさん(29・♀・数学)と私だけ。
そんなに慌ただしい思いもしなかったし、ボスがいないので気を遣わなくていいし、夜のお仕事(=接待)も無いしで超ラクチン(超って言うな)。

16時半の閉会後、どちらからともなく
「どこか寄っていきましょうか」
ということになる。
このHさん、職場で私と同じペースで飲める唯一の女性なのだ。
狙っていたジャックポット(リンク)がまだ開店前で、16時から開いてるわいが屋(リンク)に入る。
カウンターの一番奥に通され、目の前のキッチンで立ち働く布袋友康似のお兄さんを交えて楽しくおしゃべり。
薦め上手なお兄さんのおかげで酒もすすみ、気が付いたら22時半。
「どう考えたって飲み過ぎだよー!!」
とゲラゲラ笑いながら(酔ってるからなんでも面白い)帰り支度を始めたら、お兄さんに
「え、今日はラストオーダーまで居るんじゃないんですか?」
ってからかわれてしまった。

他の店員さんもかっこいいし親切だった。
途中でタバコが切れて買いに行こうとしたら

「いや、俺が今から走って買ってきます!
 マイセンライトですね!」

と押しとどめられ、3分でホントに息を切らせて帰ってくるやいなや

「(にっこり笑って)ボックスの買ってきましたよ♪」

もうお姉さん達メロメロ(笑)。

「また来るねーーー!!」
と2人で叫んで店を出た。


そしてその言葉は本気だったので、電車の中でスケジュール帳とにらめっこ。
「この日はお互い部活無しだから‥‥」
と次の機会を相談しつつ帰宅した。


【本日の酒量】酒で腹一杯。
生中2杯
ソアベクラシコ(白・デキャンタ)2本
ハーパー(ロック)4杯
お店からサービスでマッカラン12年(ロック)1杯

※先日質問されたのですが、この「本日の酒量」とは純粋に私一人で飲んだ量を記したものです。
ちなみにウィスキーを嗜まないHさんはビールの後デキャンタ4本空けました。
最初からフルボトルで頼め。
1時間目の答案返却を終えて教員室に戻り、携帯に届いていたJさんからのメールに「ぷっ」と吹き出した拍子に、机の上の缶コーヒーを派手に倒した。



「ぎゃーーーーーーーーーー!!」



中2E組で土下座します。

いぢめる?

2001年10月3日
作問の神様が降臨し、高3選択古典の問題が、たったの2時間で完成。
既に採点しなきゃいけない答案が300枚ほど手元にあるのだが、見なかったことにして体育教官室へ内線電話をかける。

「Fさ〜ん、飲みに行こー!!」

職場での貴重な飲み友達Fさん(26・♂・体育科)と行く店は、いつも「運呼」に決めている。
わーわー大騒ぎしながら飲みたい時にはここが一番。
マスターがまた面白いひとで、坊主頭に作務衣姿の熱狂的サッカーファンで、いつも背中に天使の羽根を生やしてるの。
料理も美味しいし、変わったメニューもたくさんあるし(カエルのステーキとか)、酒も美味い。
ここはウィスキーをチューハイのグラスで出してくれるので、いろいろめんどくさくなくて良い。
女の子にはお菓子をくれるのも嬉しい(今日はいちごみるく飴♪)。

17時半に「こんばんはー」とお店に入ったら、我々が一番最初の客だった。
ビール2杯目を空ける頃には、既に私とFさんはハイテンション。
ものすごくくだらない話でゲラゲラ笑っていたその時、ようやく2組目の客が来店。
我々の後ろのテーブルに座ったその客のほうをちらりと見て、おおっ、とすかさずFさんを呼ぶ。

私「FさんFさん、後ろの人達」
F「何?(と見て)‥‥ってSじゃねえかよ!
  おいてめーS!!なにやってんだよー!!」

ぎょっとして振り返ったSさん(22・新人・♂・理科)、なんと女性を2人もはべらせている。
Sさんは心底驚いたようだったが、にやにやしている我々を見てばつの悪そうな表情で呟いた。

S「何で居るんですかー‥‥」
私「飲んでんのよ、1時間前から。ねー」
F「朝倉さんまだ生でいい?
  すいませーん生中5つー!!」

1杯だけ向こうとご一緒して、あとは自分達のテーブルに戻る。
でも職場の先輩がいるところでの異性とのプライベート飲み、ってのはさすがにキツかったらしい。
しばらくすると、向こうのグループは帰り支度を始めた。
女性達がお手洗いに消えたタイミングを見計らって、Sさんが近づいて拝むように言った。

S「すいません朝倉さんFさん、今日のことはヒミツに‥‥」
私「言いふらすつもりは全くないけど、
  当分Sさんをからかうネタには困らないよね」
F「ヒミツってことは何かやましいことがあるわけ?」


嫌な先輩だよな(笑)。


【本日の酒量】さすがに酔った。
生中4杯、ウィスキー(ハーパー)水割りをチューハイグラスで3杯
朝6時、問題完成。
全身が痺れるような倦怠感。
化粧は剥げ落ち、入れっぱなしのコンタクトのせいで目は真っ赤。
のろのろと教員室脇のベランダに出て煙草に火をつける。
朝日に光る海を眺めながら、
「今度からは早めに作問にとりかかろう」
と固く心に誓った。

現在19時。
もう職場にはだーれも残ってません。
最後に帰ったK先生(42・♂・社会科)が、作問に苦しむ私を哀れんで、おせんべいを3枚くれました。
人の情けが胸に染みます。
ありがてえありがてえ。
このしょうゆせんべい、どうやら今日の夕飯になりそうです。

明日の2時間目に中2国語、3時間目に高2理系古典の試験が行われます。
試験監督や生徒対応、会議などの合間を縫ってせこせこ作問していたのですが、今のところ高2古典は全く手つかずの状態です。
「明日出来ることは今日やらない」という考えのもとに毎日暮らしている為、崖っぷちに立たされたこともそれなりにあります。
でも、そんな経験値なんて何の役にも立ちやしないんです。
過去最大のピンチと言ってもいいかもしれません。

今日は、観たいテレビがいっぱいあります。
19時からの「フレンドパーク」にウンナンとさまぁ〜ずが出るんです。
21時からの「いいとも」は秋の新ドラマの曜日対抗クイズ大会です。
泰造さんが「水曜日の情事」に出演するので、きっとこのクイズ大会にも来ているんじゃないかと思います。
そんでタモさんに「顔が真ん中に寄ってる」っていじられるんです絶対。
23時15分からは今私が最も愛している番組「ちゃんネプ」です。
今日の企画は「ナンパ即Cバトルin町田」。
先日収録を観に行きそこなったヤツですね。
町田は私の遊び場なので、なおさら観たくてたまりません。
そして23時55分からは、指折り数えて待ち続けた「人妻温泉」。
ついに関東でも定期的に中川家が拝めるようになりましたですよ!!
礼二くんの激しいツッコミには、溢れんばかりの愛を感じます。
剛おにいちゃんがまたぼへっとしてて可愛いんですよ。


もちろん全てビデオに録ってきましたよ。
でも、タイムリーに観たいじゃないですか。ねえ。
せめて「人妻温泉」の放映時間内にはおうちにたどりつきたいなあと思っているんですが、何故か私のカバンの中には、着替えと洗面道具が入っていたりするんです。


えーん。
合同学校相談会の為9時半パシフィコ横浜集合。
気合い十分で辿り着いた入試広報4名だったが、いざ我が校ブース前に行ってみたら、スタッフ用椅子が2つしか無い。
それを見たボスN先生が

「おう朝倉、コーヒー飲みに行くぞ」

残りの2人に全てを任せ、ランドマーク内のアンデルセンで2時間ほどうだうだする。

ブースに戻って交代し、ちょびっとだけ来場者の応対をしたと思ったら食事の時間。

「おう朝倉、メシ食いに行くぞ」

ボスと一緒に控え室で昼食。

「おう朝倉、食後の一服しに行くぞ」

ランドマーク内のベローチェで再び1時間ほどうだうだする。


店を出たら今度は
「おう朝倉、接待で使う飲み屋のママの誕生日プレゼント買うからつきあえ」

ボスと2人で1時間程ランドマークとクイーンズスクエアをぷらぷら。
「あたしだったらこれ欲しいですー」
の一言でボス即決。
ボルドーのパシュミナを購入。
その後もしばらくウィンドーショッピング。
「俺んとこは息子ひとりだから、こういうとこ滅多に来ないんだよ」
とひとりごちながら、ミッフィーのお店でスケジュール帳を物色するボスが可愛い。

ブースに戻ったら閉場時間。
全然働いてないぞ私。

「おう朝倉、打ち上げのセッティング出来てるんだろうな」

の一言で、慌ててiモードで飲む場所を物色。
ウチと仲良しの3校の校長や教頭と合流し、総勢10名で打ち上げという名の接待(ウチが言いだしっぺだから)へ突入。
4時間程飲んで、一旦解散した後、ボスとウチのスタッフHさん(29・♀・数学)と私でブリーズベイホテルに移動。
バーで夜景を眺めながらささやかなおつかれさま会。

そろそろ電車で帰れなくなりそうだ、と慌てて店を出たのだが、駅の手前の王将でついラーメンを食べてしまう。
だって接待だったからろくに食べられなかったし、仕方がないんだもーん(と自分に言い訳)。

結局電車が無くなり、途中からタクシーを使って帰宅。

「おう姉ちゃんお帰り。おみやげ」

なんだか久しぶりに会う弟が、ティファニーのペーパーバッグをよこしてきた。
どうやら水曜日から韓国に行っていたらしい(全然知らんかった‥‥)。
そして中に入っていたのは何故かプラダの財布。

「それプラダの親戚だから」

そんな弟の手首には、ローレックスの親戚が光っていた。


明日から前期期末試験。
明後日に2つ試験があるのに、2つともまるで手つかずだというのが怖い。
こりゃ明日は学校に泊まり込みか。


【本日の酒量】
生中3杯、麦焼酎ソーダ割り2杯、土佐鶴4合、
ハーパー(ロック)1杯、ビール中瓶1本
まーた授業中に携帯鳴らしたバカが居て、そいつがまた往生際の悪い奴で、みんな持ってるのになんで俺だけ怒られなきゃいけないんだとかなんとかゴネてきたりして、おいおい自分の非は棚上げかよ高2のわりにはガキくせえ言い訳するなこいつ、とうんざりしながら別室でじっくりお話。


この世から携帯を撲滅させたいと本気で思うことが時々あります。


>シノさん
登録ありがとうございます!
制限を越えてしまっていて相互リンク出来ず、秘密メモが使えないので、こちらでご挨拶させていただきますね♪

丁寧語がポイント。

2001年9月27日
授業の合間に、ベランダで一服。
椅子に腰掛けてサンダルを脱ぎ、ちょっとくつろいでいたところに、N先生(38・♂・国語科主任)がふらりと現れて一言

「足の虫干しでございますか?」

ブリキのバラ。

2001年9月26日
ときめきと嬉しさと感動と。
あとはもう自分でも判らない感情の波。
こんなふうに泣いたのは、初めてだった。


「またコントやりたいねー」

先々週のANN−Sで、健ちゃんが呟いた。
TVでの活動を中心とする芸人の宿命なのかもしれないが、芸人のアイデンティティたる「コント」をそんなふうに語るしかない今の彼らを思うと、私は胸が苦しくなる。


泰造さんが方向性を決め、健ちゃんがネタを作り、潤ちゃんがテンポよく仕切る。
そして描かれるのは、突拍子もない世界観と、可愛くて前向きで底抜けに明るいキャラクター、そして微かに薫るエロス。
これが「ネプチューンのコント」だ。
しかし、万人受けを狙う「犬」に於いて、「ネプチューンのコント」を演じることは決して許されず、その機会は今や年に一度の単独ライブに限られる。


ネプチューンのコントを誰よりも渇望しているのは、他でもないネプチューン自身である筈なのに。

しかし今日のゴーで、彼らは素敵な裏切りを見せてくれた。
2年間素人いじりに徹していたバラエティ番組の中で、彼らは堂々と「ネプチューンのコント」を演じきったのだ。
ネタは今年の単独ライブで観た「窓際族」をTV用に練り直したものだったが、そんなことはどうでもいい。
彼らが望む仕事のありかたが、ひとつの企画として成立したのだ。
閉塞的状況におとなしく収まり続ける彼らじゃなかったんだ、と思った途端に、ぼろぼろと涙が止まらなくなった。


ゴマ塩頭のヅラにミニワンピース、ライオンキング、なで肩の中世貴族という間抜けな格好で、子供のようにはしゃいでいたかと思えば、「バラ貴族」としてのきちんと揃った少年隊ばりの歌とダンスで、私たちを魅了する。


どうしようもなく馬鹿なのに、途方もなくカッコ良い。


惚れ直したっ。



【用語解説】
 バラ貴族=ネプが演じるサラリーマンアイドル。
        嘘みたいだけど秋元康プロデュース。
      
ブリキのバラ=バラ貴族のデビュー曲。
         「仮面舞踏会」そのまんまのノリ。
         ダンスは少年隊の振付師が指導。
夕飯の後、親父の白髪を抜いてあげた。


…1本5円で。

飲み過ぎか騒ぎ過ぎか、喉がヒリヒリする。
酒が体になんとなく残っていてだるだるな私を見て、K(中2・♀)が心配そうに言った。

「先生、大丈夫?
 試験前だからって無理してるんじゃない?
 喉飴いっぱい食べて、早く治してね」


…そんなふうに君たちがいい子であればあるほど、私は自分の愚かさが痛いよ…。

営業。

2001年9月23日
合同入試相談会in小田原。
小田原地区はあまり中学受験が盛んでは無いし、毎年この相談会に出ているので様子は大体判っている。
「ウチのブースに相談に来るお客さんは少ないだろう」
ということで、今日は私とSさん(31・♂・理科)だけで対応。

…そして予想は的中。
暇で暇で仕方がない。
午前中はまだ良かったが、昼食後が辛かった。
座っているだけなので、すぐ眠くなるのだ。
さすがにここで寝るわけにはいかん、ということで、Sさんと交代で休憩をとることにした。
先に休んでもらったSさんがきっちり1時間で戻ってきて、バトンタッチ。
コーヒーでも飲みに行くかな、と思ったが、あんまり日差しが暖かくて気持ちよかったので、お散歩に出かけることにした。
途中の自販機でお茶を買って、ゆるゆると続く上り坂を抜けるとすぐに小田原城。
お城の下の公園で、象(リンク)を眺めつつ一服。
「よく晴れた日曜の午後、お城の下の動物園にスーツ姿の女が独りでふらりと現れ、象の前のベンチに陣取って小一時間ほどバカバカ煙草を吸い続ける図」
っていうのは、家族連れやお年寄りばかりのこの場には、ちょっと不似合いだったかもしれん。

会場に戻った私に、Sさんが
「誰も来なかったよー」
と情けない声で言った。
それから閉場までの1時間半で2組。
結局、本日ウチのブースに相談に来てくれたお客さんは13組。
たったこれだけでも、大事な大事な受験生予備軍であることに変わりはないのだ。
小さなことからこつこつと(西川きよし師匠)。

閉場後、小田原駅に移動。
相談会には来なかったくせに、この後の飲み会の為だけに現れたボスN先生とHさん(29・数学・♀)と合流。
そして最後に、本日の主役T先生が登場!!
T先生は今年の3月までウチに勤務していたのだが、今は小田原の公立中学に勤めている。
元入試広報で、同じ学年を担当していて、修学旅行の引率も一緒に行って、私のボケに遠慮なくつっこんでくれる素敵な先生なのだ。
そのT先生と、ボスと、Hさんと、Sさん。
私が一番楽しめるのが、この顔ぶれでの飲み。
久しぶりにこの面子が揃ったわけだが、たったの半年会わなかったくらいで何かが変わってしまうということもなく、生中3杯目で早速
「このバーカ!!」
とデコに激しいツッコミが飛んできた。
いやーん嬉しいー(ソフトM)。

そんな感じで散々飲んで、それじゃカラオケにでも行くか、と立ち上がったところでばちんと視線がぶつかったのが、今日の相談会にも来ていた某私学中高の教頭2人。
私とSさん以外の面子は「飲み会にだけ来た」というのがバレバレで、ちょっと気まずそう。
しかし、向こうの学校とは以前からおつきあいがある。
その2人を手招きし、こちらのテーブルで飲み直す。
少ししてから私は店を抜け出し、近くのスナックにセッティングしてもらって再び店に戻り、会計を済ませてから全員をスナックへご案内。
某校の教頭2人の歌に合いの手を入れたり、怪しくなったところはさりげなく歌ってあげたり、ふと気が付けば接待モードに突入している私。
それならそれで、と気持ちを切り替えようとしたその時、T先生がマイクで私を呼んだ。

T先生 「朝倉ぁ!ちょっと来い!!」

…一瞬のデジャブ。
しかしそれは錯覚でもなんでもなく、同時に流れ始めたイントロでくらりと目眩が。
身内では散々バカをやってきたが、他人の前でこのバカさ加減をさらしていいものなのだろうか。
ボスのほうをちらりと伺うと、胸元で小さく「OK」のサイン。
私はT先生とともに小さなステージに立つと、元気よく歌い始めた。

♪ある〜日金太が歩いていると〜♪


握手した手をぶんぶん上下に振り回しながら
「朝倉さん、面白かったからまた飲もう!」
と機嫌良く笑って帰っていったところを見ると、どうやら某校の教頭2人には、とても喜んでもらえたらしい。

…もうやめられると思ったのにな…「金太の大冒険」…。

(詳しくは3月の日記をご参照下さい)


【本日の酒量】
生中4杯、「一の蔵」3合、ウーロン杯2杯
学園祭が終わったと思ったら今度は期末試験。
教員も生徒も疲れ果てており、体調を崩す者続出である。

さっき部室に顔を出した時、F(高2・♀)がピアノの下で大の字になっていた。

F 「下向いてると鼻水が止まらないんだよう。
   って笑いごとじゃないよ先生!
   夜なんか大変なんだから!!
   片方は鼻詰まりで、もう片方は滝だよ滝」
私 「(笑)そんでもって、つまってる方の鼻の穴から
   『スピ〜、スピ〜』って音がするんだよね」
F 「『スピ〜、スピ〜』って!!(爆笑)」

この『スピ〜、スピ〜』、どうやら部員達のツボにハマったらしい。
暫くしてからもう一度様子を見に行った時、
「昨日窓の鍵かかってなかったよ。今日はきちんと締めといてね」
と言ったら、その場にいた中3全員で口を揃えて
「スピ〜!!」


こんな返事イヤだ〜。
始業から3連チャンで授業をし、ふらふらしながら教員室に戻る。
カバンの中から携帯を取り出してメールチェック。
届いていたメルマガを読むやいなや、携帯をひっつかんだままベランダへ猛ダッシュ。

私「もしもしおかん?!今すぐ私の部屋のPCの下見て!!」
母「なあに、なんか忘れ物でもしたの」
私「そこにある空のビデオテープ、今すぐデッキにつっこんで
  『笑っていいとも!』録っといて!!
  今日ネプ出るんだって!!」
母「あんたって子はもう(深い溜息)」


実家で良かった。

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