今までの胎動は「腹具合があまり良くない時に腸がぐるぐる言う感じ」に近く、細かいびくびくした動きだったのだが、ここ数日で突然の変貌を遂げた。
明らかに大きな物体がドスッという感じでぶつかったり、子宮壁を遠慮なしにぐいーんとなぞられたりするようになったのだ。
子宮が大きくなったので(子供の頭くらいあるらしい)、胎動を感じる位置も広がってきて、へそ上から恥骨下、横っ腹とあちこちで蠢いているのが判る。

しかし昨夜はマジで参った。
5秒に1度のペースで子宮口付近にものすごい勢いでガスガスぶつかられ、
「止めて〜頸管長が縮まる〜刺激で破水する〜紐がほどける〜」
と恐ろしくてしょうがなかった。
深夜に1時間くらい続いたよ…ありゃ絶対わざとだ。
朝ダンナにメールで報告したら「我が家は夜遊び禁止です。きちんと言い聞かせておくように」と返ってきて笑ってしまった。


これからは胎児の成長のスピードががつんと上がる時期で、今500gくらいなのが一月後には1000gくらいになるそうな。
け、蹴りの強さも倍になるんかね…
私のヘタレ子宮、マジで持つんかな。


…とアップした直後に2週間ぶりの診察に呼ばれたので結果報告。

先生「(頸管長は)変わってませんね〜1cmちょっと。28週まで持てばいいんですけどね〜」

…悪化してなきゃいいです…。

今日は病棟のワックスがけの日。
奥の部屋から順番に回ってきて、今私の部屋に来たところ。
他のみんなは同じフロアのラウンジあたりで暇つぶししてるんだけど、動けない私はベッドごと廊下に放り出され、20分ほど放置されていたりする。
廊下を通る面会客がもれなく私を見てぎょっとしていくのが非常に面白い。

いくらワックス臭くても、部屋の外の空気に長時間触れられる機会は滅多にないので、いい気分転換になった。

入院生活は単調なようでいてわりといろんなイベントがあるものだなあ。

4人部屋にもだいぶ馴染んできた。
同室全員年齢層が似たり寄ったりで、落ち着いてつきあえる人達だったのがなによりラッキー。
みんな部屋内を自由に動き回れるので、仕切りのカーテンの開閉やちょっとした物の移動等を気軽に手伝ってくれて非常にありがたい。

基本的に暇なので常に何かしら喋っている状態なのだが、変化のない日常だからか話題は自分の体調か赤んぼかスタッフの噂話に限られる。
そんで会話のオチは決まって
「3回は訴えないと具体的に動いてくれないよねー」
「聞かなきゃ何にも教えてくれないよねー」
「もうやだこんな生活」

…本当は私こういう不毛な会話って好きじゃないんだよな…。
知りたかったら教えてくれるまで聞けばいいんだし、確かに何かと不便だけど、生まれるまでの辛抱だと割り切ってるし。
でも今ここでそれを主張しちゃうと調和を乱して暮らしづらくなりそうだし、腹の赤んぼが無事生まれ育った暁には、いずれ母親同士でこういうノリの会話を交わさねばならん日が来るのだろうから、修行だと思って「そうだね〜ハハハ〜」と流してるけど。
昔とった杵柄(思春期6年間女子校育ち)。


ま、なんとかやってますわ。

起きてすぐに朗報！
「ベッド代がかからない部屋が空いたから移動しましょう」だって。わーい！！
昨日から何度聞いたかわからない
「２人分5kgに羊水胎盤合わせて8kgがお腹の中に入ってるんだも〜ン」
「天国のママが見守ってくれてるから頑張るんだ〜」という甘ったるい声とも早々にお別れ。
お昼前に洗髪に連れていかれている間に荷物移動が済んでおり、昼食は新たな4人部屋で食べることが出来た。

さっきの部屋より明らかに雰囲気が落ち着いているけど、ここも週数の進んだ双子妊娠中の人ばっかりで、すたすた歩き回ったり、ベッドに腰掛けておしゃべりしたりと楽しそう。
一般病棟とMFICUって全然雰囲気が違うなあ。

そして今日一番の幸せな出来事。
あてがわれたベッドの位置がたまたまトイレの隣で、ベッド脇に置いたポータブルトイレと5歩しか離れていないため、先生にお願いして普通のトイレに行くお許しを得ることが出来たのだ。
周囲に遠慮しつつこそこそ用を足さなくてもいいって素晴らしい。
ドアと点滴台が重くてふらふらしてしまったが、18日ぶりのウォシュレットは超気持ち良かった。


明日で23w。
この調子でじわじわ週数を稼ぐのじゃ。

朝食後に突然「お部屋を移動になります」と言われた。
入院から17日目、頸管の長さは相変わらず1cmちょいしか無いけど、張りも出血もないという状況で落ち着いてしまっていて、「先が長そうだ」と先生が判断し(ほんとかよ…)、大部屋に移動することになったのだ。
広々快適空間ともウサギさんチームともお別れなのね。悲しいわ。

移動先は1泊5000円自己負担の4人部屋。
1ヶ月で15万円…ぎょえー無理ー。
空き次第無料の4人部屋に移してくれるそうだけど、いつになるかは全くわからないらしい。

…という情報提供が朝9時にあって、次に
「10時に膣剤を入れに先生が来るので、お手洗いを済ませてお待ちください」って言われたのに、いつまで待っても誰も来ない。
痺れを切らして看護師さんをつかまえて聞いてみると、おとといあたりからお産の嵐でスタッフ全員てんてこ舞いなんだそうだ。

「こういうのって集中するんですよ。でもその人達の退院も集中しますから、あと数日で落ち着きます」

って笑顔がかなりへろってます、ウサギさんキャップのMさん。

17時半、やっと部屋移動。
看護師さん達の面子も変わって今度はきりんさんチーム。
お…おばちゃんばっかり…。
そして部屋のあまりの狭さに泣けた。
体を起こせない今、ベッドと平行になるようにテーブルを持ってきて、顔の横にトレイが来るようにしないとごはんが食べられないのに、点滴台とポータブルトイレだけでベッド横のスペースが埋まっているのだ。
5000円の4人部屋でこの狭さなんだから、無料4人部屋だとどうなっちゃうんだろうか。

同室の3人は帝王切開待ちの双子妊娠中らしい。
一人だけマンガみたいに甘ったれた喋り方をするやたらハイテンションな花畑妊婦がいて、カーテン閉めたまんま大声で残りの２人にしょっちゅう話しかけているが、返事はもれなく適当なので完全に持て余されている模様。
ヤツは新入りの私に興味津々のようで、看護師さんをつかまえて「新しく入った方って何ていう方ですかあ？朝倉さん？朝倉さんも双子ちゃんママなんですかあ？」とか聞いてやんの。
うわ超うぜー。
看護師さんがそっとカーテンを開けて「○○さんが『双子ちゃんママですか』って聞いてますけど」と聞いてきたので、思いっきりしかめっ面で頭を左右に振って「付き合う気ありません」という気持ちをアピールしといた。
あんたと私とじゃキャラが違いすぎる。ほっといてくれ。
そんな私の気持ちを察した看護師さんが上手に伝えてくれたらしく、今日のところはそれ以上のアプローチはなかった。
ベッド上安静で良かった。洗面とかで鉢合わせなくていいもんね。


そんで今日のオチ。
予告の10時から11時間遅れでようやく膣剤を入れてもらえましたとさ。
先生、見るからによれよれ。
お、お疲れさまです。

今日は一日中病棟が騒がしかった。
手術がたてこんでいる上に部屋が足りなくなるほど入院患者があふれかえっているらしい。
ここMFICUにもその余波が押し寄せ、妊娠継続に問題のあるハイリスク妊婦専用部屋であるはずなのに、赤ん坊のふにゃふにゃ泣く声が響きわたっていた。
ありえねー。


私は相変わらずベッド上安静。
午前中は体をふいてもらったり早産防止の膣剤を入れてもらったりといつも通り。

でも午後がバタバタだった。
「15時から面会の予定があるので、何かあるならその時間を外すか事前に教えてください」と伝えてあったのに、14時20分に突然「洗髪しまーす」と連れていかれたし(間に合ったけど)、15時過ぎて面会してる最中にいきなり「腹部エコーとりまーす」って部屋に機械が搬入されてくるし(聞いてねえよ)、夕食たべてたら突然見知らぬ先生が現れて、真面目な顔で「エコーの結果です」って紙を手渡してくるんで何かと思ったら「22週2日あなたの赤ちゃんは425g」とかいうお花畑シートだし(なんか問題でもあったのかと超びびったよ)。

なーんにもなく淡々と時間が過ぎてゆく日もあれば、今日みたいに唐突にいろんなことをされる日もある。
だからあんまり退屈じゃないんだよねえ。


ちなみに今日の面会客はria＆ままりん(ria母)。
ままりんとはたぶん14年ぶりくらいだと思うけど、全っ然変わってないどころか、むしろ若返ってるんじゃないかというくらいの勢いで大変びびりました。
２人にはエコーついでに私の太鼓腹を見せることになってしまい、大変申し訳ございませんでした(笑)
私より4週遅れのriaの腹もついでにエコーしてもらいたかったねえ。

しかし中学から続く腐れ縁だけど、まさか妊娠期間まで共有することになるとは思わなんだ。
お互い花畑妊婦になれない者同士ときてるんで、自分達の体の変化をやたら冷静に論じあうメールが一体何通海を越えたことか…。
きっと今後もこんな感じの付き合いが続いていくんだろうね。

今日は会えて楽しかったよ。
次に会った時はともに子連れでありたいのう。
そのためにも当分余計な騒ぎを起こしてくれるなよ、私の子宮。

なんとか22wに突入。めでたい。
今日という日を迎えられたことには、本当に大きな意味があるのだ。

…と言うのは、今日以降は「流産」ではなく「早産」となり、もし産まれても救命措置の対象になれるからだ。(まあ生存率はめちゃめちゃ低いのだけれど)。
逆に言うと、昨日までは例え赤んぼが生きて産まれてきたって、「現在の医療技術では生命維持は不可能」ってことで救命措置はしてもらえなかったんよ。

だから、今日はとにかくめでたいのだ。
妊娠判明以来最も浮かれている日かもしれん。

頑張りますよー。

向かいのベッドの人に緊急事態発生。
朝の血液検査の結果が悪く、このまま妊娠継続すると母体の生命が危険ということで、臨月までまだ日はあるが、すぐにでも子供を出さないといけなくなった。
しかし運悪く現在ここのNICUは満床のため、ここで帝王切開するわけにもいかず、先ほど慌ただしく他の病院へ救急車で搬送されていった。


NICUがあるところに入院してすっかり安心しきってたけど、空きがなければ全く意味がないんだなあ。


腹の中の赤子よ、当分出てくるでないぞ。

配膳された夕食は七夕のイベント食、素麺だった。
…寝たまま食えと…。

「さすがに無理です」と看護師さんに訴えたら、先生に聞きに行ってくれて「じゃあ30度だけベッド上げていいよ。食べおわったら即戻して」としぶしぶのお許しをもらってきてくれた。
30度だって腹圧はかかるものなのだ、その危険性は十分に理解しているから、3分でかっこんで即座にフラットな姿勢に戻した。
食べた気がしなかったし、これが原因で何かあったら悔やんでも悔やみきれんぞ。
大丈夫だとは思うけどね。

ちょうどご意見カードみたいなのがついてきていたので、「仰臥位で麺類を食べるのはかなり大変なので、おむすび等の代替食にしてもらえると助かります」と書いて提出してみた。
栄養部の人に理解してもらえるといいなー。

昨日は洗髪、今日は足浴。
ありがたいのう。

今日の足浴は何故かアロマオイル無しだったが、「必殺2009」再放送のヒガシさんをうっとり眺めつつの足浴だったので、リラックス効果抜群。えへ。


お世話は行き届いてるし、個々のスペースはわりと広いし、マイ枕とか抱き枕とか椅子とか本やDVD等の大量の私物を持ち込んだこともあって、なかなか快適に過ごせている。


ちなみにさっき看護師さんに「ここに来てもう一月くらい経ちましたっけ」と言われた。
まだ10日も経ってません(笑)

ぶーぶー言ってた仰臥食にもだいぶ慣れてきた。
ごはんはおにぎり(塩なし)にしてあるし、おかずは一口サイズに切ってあるので、犬食いで大抵のものは乗り切れるような気がしてきた。

今朝びっくりしたのは、私の納豆だけ駄菓子屋のあんず棒みたいなパッケージに入っていて、直接袋から食べられるものだったこと。
もちろん調味済みで、口を切ってちゅちゅっと吸い出すだけでいい。
混ぜる手間もいらず、こぼすこともなく、非常に優れ物であった。
世の中にはいろいろ工夫されたものがあるんだなあ。

しかし、メニューがハヤシライスでも例外なくのりを巻いたおにぎりとルーが並んで出てきたりすると、やはりなんだかなあと思ってしまう。
仕方がないことなんだけどね。

昼食後、看護師さんが「足浴しましょうね〜」と登場。
ベッド上にビニールシートを敷いてフットバスを載せ、アロマオイルを入れたお湯に足を入れてまったり。
アロマオイルは20本くらいある中から好きなのを選ばせてくれた。
今日はユーカリ。爽やか〜。

10分後、フットバス撤収。
代わりに置かれたブリキの盥に足を入れ、ボディソープで隅々まで洗ってもらう。
あー指の股までそんなーとか中途半端に伸びた無駄毛見られたーとかいろいろな思いが頭をよぎるが、あんまり気持ちいいので途中でどうでも良くなった。
第一、１日に何度もポータブルトイレの処理をお願いせざるを得ない状況なのに、恥とか体面とかをいちいち気にしてたらこの先身が持たんわ、と入院初日に開き直ったんだった。
ホント、看護師さんには頭が下がるよ。


そして5日ぶりの洗髪！
ストレッチャーで洗面台まで運ばれていって、美容院同様の手法できれいにしてもらう。
一月前も思ったが、本当に上手い。
ちなみに後頭部を洗ってもらう際、私の顔の上に身を乗り出すようにしていた看護師さんの柔らかい胸がむにゅっと押し付けられ、「おっほう極楽じゃのう」とオヤジスイッチオンのわたくしでございました(笑)

寝たままドライヤーで髪を乾かしてもらい、再びストレッチャーで部屋に戻ると、私がいない間にシーツ交換されたベッドが待っていた。


さっぱりすっきりしたら、腹の赤んぼもいつもより多めに動いているような気がする。
そうなのよー、先週あたりから胎動を感じるようになったのよー。
…と言っても、腸が痙攣するみたいなうにょうにょっという感覚なんだけどね。
でも今までエコー画面でしか確認できなかった赤んぼの存在が、こうして「おお本当に入ってたのね」と実感できるようになると、俄然面白くなってくる。


明日から21wに突入。
当座の目標はギリギリ救命できるという23wじゃ。

フラットなベッドに横たわったまま、腹筋を全く使わないようにして食事をとらねばならんのだが、これが相当難しい。


まずベッドに仰向けになり、サイドテーブル上のトレイが横目で見下ろせる位置までベッドを上げる。

小鉢群に点滴の刺さった右手を伸ばし、それぞれの蓋を開け、食べたい小鉢を掴む。

中身をこぼさないよう気を付けつつ、口元まで運ぶ。

顎と喉元に器を預け、零れない角度まで傾けつつ下目使いで狙いを定める。

そして一気に犬食い。


空になった器をトレイに戻し、おにぎりを掴んで一口。

そして再び他の小鉢を掴み…以下繰り返し。


だーーーまどろっこしいわーーーー！
三角食べなんてめんどくさい真似やってらんねー！！


ちなみに汁物は未だ攻略できていない。
上のやり方だと間違いなく汁を顔に浴びてしまうし、首だけ持ち上げてなんとか飲もうとしたら、上っ腹がプルプル言ったので慌てて止めた。
体を横向きにしてみたが、うまく口に入らず、代わりに枕がどばーっと飲んでくれそうになった。
汁だけストローで吸って、残った実をかっこむしかないのか。


もうね、修行だよこれは。

そんなわけで朝倉@MFICUです。
なんの自覚症状もなく、元気いっぱいで20w検診に臨んだところ、内診開始2秒で「入院ですね」と言われてそのまま車椅子で運ばれました。
このヘタレ子宮め！！

普通の人は外子宮口〜内子宮口まで4センチくらいあるんだけど、現在の私は1.3センチなんだって。
これは先日の手術で縛った位置にあたるそうで、つまりは赤んぼの入った袋がどんどん降りてきてしまって、それが糸によってかろうじて子宮内にとどめられている状態なんだそうな。
よく考えてみたら、もし縛ってなければ前回の妊娠時と全く同じ時期に同じ展開でダメになってたってことになるんだよね(20wで赤が降りてきちゃって陣痛→流産だった)。
マジで縛っといて良かったー。

で、今ギリギリで持ちこたえてる状態なので、徹底的に腹圧をかけないようにするために安静入院することになった。
しかも安静度どーんとアップ。
ごはんも洗面も寝たまま、ベッドをほんのちょっと起こすのも禁止、とにかく体をフラットにしたままで24時間過ごさなきゃいかんとさ。
起きていいのはベッド横のポータブルトイレを使う時のみ。
これも十分みじめだけど、寝たままトイレよりははるかにマシじゃ。

で、これが産むまで続くそうな。
うへーあと20週間もかよ、とげんなりしたが、先生の「26週まではなんとか持たせたいなー…」という言葉で我に返った。
それってかなりの高確率で早産ってことだよな。
げんなりしてる場合じゃねーや。
早く産まれていいことなんて何もないんだから、出来るだけ長く腹の中に入れておかなきゃね。

ま、ここに居れば何か起こってもすぐ対応してもらえるし、飯炊きもしなくていいし、必要以上に体重が増えることもないだろうし、気楽といえば気楽だわ(笑)

手術以降特に何事も無くここまで来ているので、少しずつ動くようになった。
と言っても飯炊きで日に３度台所に立ったり、送迎荷物運び付き（主におかん）で買い物に出かけてスーパー１周したりする程度なんだけど、たったそれだけでも動いた後は半端無い疲労感で布団に倒れ伏す始末。情けないのう。
体力を取り戻さないといかんのだろうが、張りきりすぎて何かあったら困るので、腹の赤子が出てきてもなんとか助けられると言われている２３ｗまでは自主規制。
あと1ヶ月の我慢じゃ。


昨日はダンナの誕生日だったけど、あんまり手の込んだものは作れなかったし、プレゼントも「動けるようになってから買いに行こう」ということで後日にお預け。
すまぬダンナ。

入院医療費請求書が届いた。

５月１９日～５月２７日、8泊9日の入院で合計９７６４７円。
「え？これだけでいいの？」というのが正直な感想。
ちゃんと事前にけんぽに申請して、限度額適用認定証を発行してもらっておきながら、いざ請求書が届いてみると「なんだ保険きいてるじゃん」とびびる自己矛盾っぷり…。
保険のきかない妊婦検診で毎回「高えよ！！」とぷりぷりしてるもんで、いつもの癖でつい大目に見積もっちゃってたよ。


内訳は保険金額８５０３７円、自費金額が１２６１０円。

保険金額は限度額適用認定証のおかげでこの値段。
無かったら＋１４３１８３円で総額２４０８３０円になってたよ。ぎょえー。

自費金額が安くてびっくりした。
注射２６５０円＋食事料５４６０円＋その他４５００円ってことだけど、注射されたっけなー。
点滴やら採血やらでしょっちゅうぶすぶすやられてたから、記憶が曖昧だわ。
差額ベッド代が含まれてないのはホントに助かった。
なんかよくわかんないけど、事前に「ＭＦＩＣＵは1日２１０００円」って説明しておきながら、入院した後にわざわざ「ここは保険が適用されますから安心してください」って言いに来たんだよね…
いやありがたいんだけどさ、あらかじめ必要以上にびびらせとくその意図がわからん。


請求書が届いたので、さっそく医療保険の給付金を申請した。
手術給付金１０万円＋入院給付金５万円＝計１５万円が貰える筈。
ちょっと浮いた。ラッキー。分娩費用に回そうっと。

ちなみに病院からの請求書には「手術５７１５円＋麻酔２８０５円＋＝手術総費用８５２０円」とあった。
そんなに安くていいんかい。手術給付金と全然釣り合いが取れてないよ（笑）
ま、出所は自分が払ったお金なんだし、貰えるもんは貰うけどねー。

妊婦検診３回目。
尿蛋白・尿糖・血圧、術後の経過すべて異常なし。
それよりも、食っちゃ寝の日々の中で妊娠前から体重をプラマイゼロでキープし続けている自分自身の調整能力に惚れ惚れするわ（笑）
増えていい分は「息しただけで増える」という妊娠後期にとっとくんだい。

今回の検診から腹部エコーになった。
ついにこの時期まで乗り切ったか…と感慨深い。
羊水量も問題なし、胎児の成長も順調。心音も聴かせてもらえた。
貰ったエコー写真に胎児の心拍グラフ（心電図みたいな感じ）がついていた。


ちょっと気になったのは、先生が経膣分娩と帝王切開を迷ってるらしいこと。

先生「中隔子宮の手術したの、Ｋ病院のＲ先生だよね？お産については何て言ってた？」
　私「『経膣でダイジョブヨ～』って言われました」


ここに通院し始めて以来３回目です、この会話。

私は出来れば経膣でいきたいんだよねー。
だって帝王切開だと背中の麻酔処置と導尿があるじゃん。あれ嫌いなんだよう。

ま、産むまでにはまだ時間があるだろうから、ゆっくり状況判断してくださいな。
私は先生の仰せに従いますんで。


診察の最後に「何か質問は」と促されたので、ダメ元で
「あのー、今ずっとおとなしく寝て暮らしてるんですけど、ぼちぼち動き始めてもいいですか」
と聞いてみた。
そしたら先生、「…うーん…」と暫く考えてから
「…まあ、ぼちぼちね。ほんとにぼちぼちなら。基本おとなしく。動きすぎちゃダメ」
だってさ。

…寝たきり半解除って感じ。でも確実に一歩前進。
映画館と美容院にはいつ行けるのだろうか。


帰宅してダンナに

「とりあえず『寝たり起きたり』くらいの生活ペースでいこうかと。毎日の朝食作りから始めてみるつもりですが」

と決意表明したところ、

「それは嬉しいけど、昼間は今までどおり寝てなさい。調子に乗って散歩とかしないように。今日は通院で動いたから、明日は外出禁止。寝てなさい。掃除と洗濯は大変だから今までどおり俺がやる」

と返ってきた。


あんた私をどんだけ甘やかせば気が済むんだ。

http://www.tokochan.com/goods/tokobelt2.html



骨盤の緩みと腰痛防止のために購入。
着け始めて１週間が経ったが、予想外の快腸っぷりに驚いている。
あんなに苦しかったのが嘘のようだ。
おかげで体重も戻った。っていうかむしろ減った。
溜め込んでたのが出て行ったからだな。
おまけに頻尿じゃなくなった。
内臓を正しい位置に置いておく重要性が理解できたわ。



しかし座った姿勢には不向きだな。足の付け根というか下腹部に食い込んで痛いよ。
それからトイレに行く時に「寝転ぶ→外す→起き上がる→トイレ→寝転ぶ→装着」と手間がかかりすぎる。
時間は腐るほどあるので何ということもないんだが、とにかくめんどくせーーーー。
推奨されているようにずり上げて用を足せばいいんだろうけど、汚しそうで嫌なんだよね。
あとね、これ夏場はきっと激しく蒸れるよ。洗い換えがほしくなりそうな予感。

説明書に「汗吸い＆食い込み緩和のために薄い腹巻を下に着けるとよい」とあるので、とりあえずいらなくなったキャミソールの肩ひもをちょん切ったもので代用してみた。
締め付けないし涼しいし気軽に洗えるし、貧乏ったらしいのに目をつぶればこれで十分だな。



このまま真面目に着け続けたら、噂どおり産後のサイズダウンも叶うものかな。

退院してすぐに体重を測ってみたら、１．５Ｋｇ増えていた。
う、うそーん。入院してて増えるって何なのー。

い、いや、これはきっと２週間近くもまともなお通じがないせいに違いない。
マグラックス２錠に増やしたのに何事も起こらないんだけど…どんだけ溜め込めば気が済むんだ私の腹は。
ら、来週月曜の検診までには身軽になれるかな。


ちなみに今１６ｗ。
管理された病院の食事でさえ肥える私だというのに、自宅の適当メシであと４週間も増やさずにいられるものだろうか…。

6時起床。
NSTの真っ平らなグラフを拝むのも、胎児心音を一生懸命さぐられるのも、きっとこれが最後。
機械を付ける前にふと思い立ち、昨日教わった骨盤高位の姿勢を5分ほどやってみたところ、胎児心音が聞こえる位置が普段より少し上だった！
おおー内臓が上がってるぜー。
トコベルできっちり正しく支えられれば、ホントに頸管が短くなるのを防げるのかもしれない。


7時、看護師さんが退院処方として張り止めの薬を持ってきてくれる。
今週末から16wに入るので、ズファジランからウテメリンに変わっていた。


8時、教授回診。また知らない先生。
今までとは違う緊張感が流れているところから見ると、よっぽど偉い人なのかも。


8時15分、朝食。
ごはん、味噌汁、生揚げの煮物、蓮根のきんぴら、冷やしトマト、ジョア。
デザートにミルフィーユ1個。
栄養ばっちりのごはんともこれでお別れ(笑)


9時40分、事務の人が再診票を持ってきてくれる。
入院費用の請求書は1ヶ月以内に郵送するそうな。
悠長な話だなあ…


10時半、退院前診察に呼ばれないので催促してみる。
…やっぱり忘れられていた(笑)
経過良好。
便秘の薬を山ほどもらった。
結局入院中は１度もお通じが無かったよ…そんなにデリケートだったんか私は。


着替えて荷物をまとめ、MFICUを出る。
ウサギさんチームに「お世話になりました」と挨拶をし、手を振られながら退院。
今度会う時はお産の時…だといいな。


１週間ぶりの外。
うひょー！シャバの空気は旨いなーー！
あのＤＱＮとももう一生会うことはないだろうと思うとせいせいするわーーーー！！


昼食はファミレスで担々麺。
とにかく体に悪そうなものが食べたかったんだい。


帰宅して早速横になり、のんびりくつろいでいる。
やっぱりおうちはいいねえ。
まだ当分寝てなきゃいけないけど、のんびりまったりいきますわ。