なんでまたこんなものが…と不思議に思ったのだが、GW中に義父母とダンナと私で義実家近くのららぽに行った際、「総額1億円相当!1万円分のお買い物券が1万名様に抽選で当たる!」とかいうキャンペーンになんとなーく応募したのが当たったらしい。



GW頑張った!って神様からご褒美もらえたのかもしれん(笑)
今使っているベッドは、下がまるまる収納になっている。

右側半分が引き出しで、衣類やシーツ等を入れている。
残りのスペースはかなりの大容量なのだが、出し入れするのにマットレスとベッドの底板を外す必要があり、激しくめんどくさいので、そこには普段あまり読まない私の本が押し入れ用プラケース4つ分詰め込まれている。
滅多に手にしないけど思い入れがありすぎて捨てるなんてとんでもない!という類の本が多すぎるんだよなあ。
そういうのに限ってやたら幅を取るんだよね。
手塚治虫の画集とかパームシリーズとか京極とか(笑)



で、先日見たスマステの80年代名作映画特集で「グーニーズ」が紹介された時に

「へー主演ってショーン=アスティンだったんだね」
「誰それ」
「ロードオブザリングでサム役だった人」

って会話をしたのがきっかけで、突如私の中に指輪ブームが再来。
久々に原作読んじゃえ~なんてウキウキしながらベッド下の収納から引っ張り出そうとマットレスと底板を上げたわけですよ。





そしたらプラケースの蓋の上で超でかいGが腹見せてました。








…私達…どんだけGの上で寝てたんかな…(欝)
半年に一度のペースで害虫対策を頑張ることにしていて、今日はドラッグストアで関連商品を買い込んできた。


我が家の場合、どうも洗面台か洗濯機の排水口がコバエの出入り口になっているらしいので、洗濯機の上の小窓に一番小さいサイズのバポナを設置している。
私が買うのは店頭に並べてあるのじゃなくて、店の奥から持ってきてもらって名前と住所を書かないと購入できないやつ。
これがとにかくよく効くのだ。
「常時人がいるところには置いちゃダメ」って注意書きがしてあってちょっと怖いのだが、洗面所なんてそんなに長居する場所じゃないし、バポナが効果を発揮している間はコバエを全く見ないので、もうこれ無しでの暮らしは考えられないようになってしまった。


そして、悩みどころのG対策。
昨年は2度リビングの天井付近にでかいGがお出ましになった。
それも二度ともダンナ飲み会で私一人だけの夜。
そういう時は半泣きで氷殺ジェット(まだ使ってる(笑))を噴射するしかないのだが、動きを止めるのには結構時間がかかるものだし、その間も奴らも必死だから逃げようとして何故かこっちに向かって飛んできやがったりするので超怖い。
お互いのためにも一瞬のうちに動きを止めるものが発明されればいいのに。

そんなことを思い出しつつ、『今年は見かけませんように』と祈るような気持ちですべての窓枠と玄関のドア回りにGまちぶせスプレーを施し、家中にブラックキャップをばら撒き、念のためリビングの家具の隙間にゴキホイをつっこんでおいた。




出来る事はやった。
来るなら来い。



…やっぱり訂正。
出来れば来ない方向でお願いします。

ふと思った。

2009年5月19日 日常

最近の中/島/美/嘉はバンコランそっくりだ。



お昼ごはんに高菜のお握りを食べようと思って、ごはんを炊いたんですよ。


炊飯器からお釜を取り出して、刻んでごま油で炒めた高菜漬けとお醤油をちょこっと入れてざっと混ぜたら、高菜ごはんの出来上がり。





そこで何故握らずにお釜を流しに持って行って水道の蛇口をひねるかな私は。






あああああああああああー!!と腹の底から絶叫してしまった。

叫んでる暇があったら水を止めろっての。





ほかほかの高菜ごはんが…じゃぶじゃぶに…(泣)
私が独身の頃は「早く結婚しろ」を繰り返し、結婚した今は「早く孫を産め」「老後の面倒を見ろ」とうるさい親父。

今日は親父の誕生日だったので、お祝いのメールを送ったら、

「ありがとう!もう67歳の爺さんです。老後はよろしく。」

と返ってきた。

冗談とかノリで言ってるのかもしれないけど、全然笑えねえですよ。



度々私に「それは人の気持ちを逆撫でする言葉だ」「義妹ちゃん(弟の奥さん・ちなみに私より3つ上)には絶対に言うなよ」と釘を刺され、こないだはとうとう黙っていられなくなったダンナにまで「実の娘の柳子だから許してもらえるんですよ」と言われたにもかかわらず、先日ついに義妹ちゃんにも「孫を産め」とかましたらしい。

さらりと流した義妹ちゃんは偉いなあ。
もし私が義父からそんなデリカシーのないことを言われたら間違いなく距離を置く。
「子宮鏡手術をさせたら日本一」と言われるR先生に診察してもらう価値があるかどうか見極めるため、まずは産婦人科の一般外来で初診を受けなければならなかったのだが、初診は予約が出来ず当日受付のみだと言う。
雨の中7時半に家を出て、超久しぶりの上り方面の満員電車に揺られ、9時ちょい前に辿り着いたものの、診察に呼ばれたのは11時半だった。げっそり。



担当してくれた初診担当の先生は、大学病院からの紹介状に同封された検査資料を見るなり「ああ、これはR先生の診察対象ですね」とあっさりゴーサイン。
今空いていて一番早い予約日時を、とお願いしたら、5週間後になった。


で、その先生がおぎやはぎの小木にちょっと似ていて、喋りもなんだか独特の言い回しで非常に面白く、待たされまくった疲れがふっとんだ。



「せっかく来てもらったから診察したいんだけど…大学病院で検査しつくしちゃってるんだよねえ。僕は今回だけしかあなたを担当しない立場だし、あなたも脱いだり寝たり気持ち悪い思いしたりまた着たりするのめんどくさいし嫌でしょ?」


「あ、今年子宮ガン検診は?受けてないって?じゃあその名目で診察できるね。名目って言ってもちゃんとガン検診もやるから安心して!」


「(モニターを見ながら)ああ、これは典型的なブタの鼻だね…あ、中隔子宮のことを下品に言うとこうなの。子宮の中が二つに分かれてるから、超音波で輪切りにして見ると、円形の子宮の輪郭の中に二つ円が並んで見えるでしょ。ほらブタの鼻」


「ガン検診、本当は1箇所でいいんだけど、あなたは分かれてる両側をやっておきますね。って言っても結構難しいなー…真っ直ぐ行って下行って左行ってちょいっと(実況)」


「たぶん手術になると思いますよ。でも予約が詰まってるから、夏くらいになるかもねえ…え?スケジュールが合えばここじゃなくて大学病院でR先生に手術やってもらいたいって教授が言ってたって?無理無理、R先生、そんなに暇じゃないですから。もー大学教授みたいに偉くなっちゃうと仕事しないで暇なもんだからすぐそういうこと言い出すんだよなー、困っちゃうよホントにもう」



…なんだか楽しく通えそうな気がしてきた。

疲れた。

2009年5月6日 日常
ヒミツにて。
ヒミツにて。
約2ヶ月間にわたる検査が終わり、いよいよ今後の治療方針を言い渡される日がやってきた。

いつもの頼りない担当医ではなく、偉~い教授がご登場。


「MRIであなたの子宮を見てみたら、中は結構な度合いで分かれてて、外側は正常な形をしてました。中隔子宮ですね。あなたの希望どおり、子宮形成手術の方向で考えましょう」


おおおおお。よかった。
先日の診察で『双角子宮かもしれない、もしそうなら手術できないから妊娠にトライし続けるしかない』って言われてから、いろんなことをぐるぐるぐるぐる考えちゃってたので、希望どおり手術できるとなって、まずは一安心。



「で、手術の方法としては子宮鏡で中を見ながら中隔を切除することになるんだけど、あなたの場合はこの病院じゃ出来ないので、川崎の病院の専門の先生を紹介します」



…はい?



「R先生っていったら、子宮鏡手術を日本で一番やってる先生だよ。いい先生だよ~。日本中からあなたみたいな患者さんが集まってくるんだよね。だからひょっとしたら3ヶ月くらい先まで埋まってるかもしれないけど…あ、でもこの間その先生に『ちょっとうちでも手術してよ~』って頼んでみたから、先生のスケジュール調整がうまくいけば治療も早めに進むし、手術もここの病院でやってもらえるかもよ」


え、ええと。
私は大学病院から紹介状を出されることになっちゃったわけですね。
そんでもって、ここの大学病院の研究症例(?)にされちゃうかもってことですね。
想像の斜め上をゆく展開だわ。




帰宅後、紹介された病院に電話してみたら、「紹介状があっても初回は一般外来で」と言われた。
なんのこっちゃと思ったのだが、HPを見たら『R先生ご指名の患者が多すぎて大変なことになっているので、一般外来で初診して、R先生しか診られない患者だけに絞りこみます』みたいなことが載っていた。


「切ればいいんでしょ」みたいに簡単に考えていたけど、なんだか大変なことになってきましたよ。
待合室に流れるビデオでは「磁力を使った検査で痛みは伴いません」と言っていたくせに、いざ検査室に入ったら

「動きに弱い検査ですので、腸の動きを止める筋肉注射を打ちますね~」

とぶっすり一発。めっちゃ痛いし。


さらに「呼吸の時にお腹があまり動かないように」と座布団型の重りを腹の上にどさっと乗せられて、検査時の騒音対策のヘッドホンを付けられ、身動きひとつ取れないような狭いドームの中に入れられる。

ドカドカドカドカ、ガンガンガンガン、ビービービービー。
まるで工事現場のど真ん中にある土管の中に閉じ込められて放置されている感じ。

でも、『うるさいよー重たいよー』と思っていたのは最初のうちだけ。
薄暗いし、目の前の天井しか見えないから退屈だし、下腹部に乗せられた重りがまるで重たい布団みたいでじんわり暖かいし、ガンガンいう音もリズムが一定だし、もう「寝てください」と言わんばかりの状況で、何度もうとうとしてはハッ!!と目覚めるの繰り返し。

30分間の検査が終わり、台を降りながら欠伸をかみ殺していたのを検査技師のお姉さんに見られ、クスッと笑われた。



初めてのMRI検査の感想。

とにかく眠かった(笑)
前回の診察で「次回は高温期の検査をしましょう」と言われ、何も考えずに「ハイ」と返事をして帰ってきたのだが、いつまで経っても高温期に入る気配が無い。
とりあえず診察予約を1週間後にずらしてみたものの、それでも地を這う基礎体温。
困るなーどうなってるんだろうなー、と首を傾げていたのだが、ふと閃いた。

そもそも私は無排卵。
クロミッド等の処方が無ければ永遠に低温期のままだ。
今周期はあらかじめ薬を飲んでいないから、どんなに待っても高温期なんか来るはずがないのだ。

妊娠やら流産やらで約半年間生理から遠ざかっていて、基礎体温を気にする必要がなかったから、自分の体質をすっかり忘れてたよ。
こうなると次の生理がいつ来るか判らないし、来たらすぐ薬を飲まないとまた排卵しそこねて高温期検査がお流れになってしまう。
2ヶ月連続で時間を無駄にするのはイヤー!と慌てて病院に行った。

先生に事情を話すと、「ああー!そうでしたねー!」と全く気付いていなかった模様。
この高温期検査が終わったらカンファレンスを開いて教授に治療方針を決めてもらうことになっていたらしく、予定が狂って先生は困った様子。
でもたまたま隣の診察室に教授が居たので、直接指示を仰ぎに行って、戻ってきたと思ったら


「高温期検査はいつでも出来るんで、またそのうちやりましょう」


ってそんな適当な(笑)
今のところ血液検査の結果がオールクリアだから免疫関係が原因の不妊・不育じゃないことがほぼ確定してるし、やっぱり子宮奇形が問題の中心みたいなので、そっちの方の検査を先に詳しく進めていこう、ということになったらしい。



で、次回はMRI検査。
これで私の子宮が双角子宮なのか中隔子宮なのか、その度合いがどの程度のものなのかを詳しく調べるそうな。

その結果をもとに、今後の方針が決まる。
今の担当の先生は
「子宮にメスを入れるにはそれなりにリスクがあるわけだし、それで100%妊娠できるってわけじゃないし」
と手術にはあんまり乗り気じゃなく、できれば現状維持で妊娠にトライし続ける方がいいと考えている様子。

「前回の妊娠時は出血しまくりで入退院の繰り返しだったんですが、現状維持となると、今後も妊娠する度にそうなるっていうことですよね」

と聞いたら、たぶんそうなる、とはっきり言われたので、

「そうなるのを避けるために、ここを紹介していただいたんです。切ればいいってもんじゃないのは判りますが、切れるものなら切ってほしいです。リスクは承知のうえです。積極的に手術を考えたいです」

とガンガン自己主張しておいた。
私はリスク回避よりも妊娠継続の可能性を上げる方を重要視したいんだよー。


この先生、カンファレンスで私の考えをちゃんと伝えてくれるのかなあ。
先週の卵管造影の結果を聞きに行った。

本来子宮の内部は逆三角形のようになっているのだが、レントゲン写真を見ると、私の子宮内部は双葉のような形でくっきり分かれていた。
でも卵管は詰まっていなかったし、今後の検査で分かってくる他の条件もおそらく問題ないだろうとのこと。
やはり子宮奇形が問題の中心らしい。

で、その子宮奇形なのだが、私はひょっとしたら中隔子宮ではなくて、双角子宮かもしれない、と言われた。
その場合は、手術はせずに妊娠にトライしていくことになるとのこと。


うーん。
単純に「手術したらどうにかなる」って思ってたから、ちょっとショック。
もし双角子宮なら、「妊娠はできるが継続が難しい」っていうこの体質との訣別は無理で、妊娠するたびに出血の嵐に怯えつつの寝たきり&入退院が待ってるってわけね。
け、結構なハードルだわ。
おかんへの道はかなり険しそうじゃ。



ところで、その「双角子宮」っていうのは中隔子宮とどう違うのか、と疑問に思ったので、いろいろ調べてみた。

大雑把にまとめると、

 中隔子宮=子宮の形は正常だが、内腔が血流の殆ど無い中隔で二分されている
 双角子宮=子宮底部がハートの上部のようにくぼんでいて、内腔がウサギの耳みたいに
         分かれている

こんな感じ。
子宮の外見がちょっと違うだけかと思ってたらそうでもなくて、中隔子宮と双角子宮とでは、どうやら内腔の分かれ方に大きな違いがあるらしい。
卵管造影画像を検索しまくって違いを自分なりに見つけようとしたんだが、素人の私には全く見分けがつかなかった…。
先生には「双角は二つ子宮があるようなもので…」と説明されたので、そこから考えると、分断している壁の部分の性質が違うんだろうか。
中隔の場合は壁の部分に血流が無いけど、双角の場合は子宮の外壁みたいなものだからちゃんと血流があるとか。
それなら、流産率が中隔子宮>双角子宮ってこともなんとなく理解できるんだけども。

ああモヤモヤするわ。
次回きっちり説明してもらってこようっと。
四捨五入したら40歳。うへー。

ダンナからのプレゼントはおさんどんからの解放。
昨夜「明日飲み会あるんだって。『かみさんの誕生日だから行けないかも』って言っといたんだけどさー」なんて言いながら私の顔色を伺っていたので、これ幸いと「どうぞどうぞ」と参加を促してやった。
メシの心配をしないで済むというのは主婦にとっては何よりの贅沢なのだよ。

だから、今日は自分の好きなものを買ってきて16時くらいからダラダラ飲むんだ~、と朝からウキウキしていた。

昼前に家を出て、昨日の検査の続きをしに大学病院へゴー。
レントゲンを撮って、昨日の造影剤がちゃんとお腹の中に散ってるかどうかを確かめるとのこと。
子宮やら卵管やらに造影剤が残っていたら、それは卵管が詰まってる証拠なんだって。
そんなわけで、今日は撮影室に入って、パシャリと1枚撮って、それでおしまい。
往復2時間、検査所要時間1分。なんだかなー。

それからマルイに寄って、ぱすたかんで遅めの昼食。
窓際の席で、景色を眺めつつ一人お好み焼き&ビール。
いやー昼酒は美味いね!!

その後地下に降り、えぼしで金目鯛の握り・海老しんじょと野菜の煮物・さつまあげを購入。
バースデーケーキを週末にダンナに買ってもらう予定なので、いろいろ下見して回っていたら、頭の中がすっかり甘い物モードに。
今日はあほのように酒を飲むのだ!甘い物はいかん!と必死で自分に言い聞かせ、店を後にした。
誘惑に打ち勝った私エラい。


帰宅して、この日記を書いて、今ちょうど16時。
キンキンに冷えたビールを開けるお時間がやってまいりました。
日本酒もスタンバイ中。
さあ飲むぜ。
予め先生から「痛い」って言われてるから、昨夜からもうびびりっぱなし。


この検査は、ヨード造影剤を子宮内に注入してレントゲンで撮影することで、子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べるもの。
ネットで調べてみると、「造影剤を入れる時が痛い」という声が圧倒的多数。
卵管が詰まっていた場合、造影剤を入れることでその詰まりがとれるというので、たぶんその時の痛みなのだろう。
私の卵管が詰まっていなければ、きっと大して辛くもないはず。
だから出がけに娘の遺骨に手を合わせて「造影剤がスムーズに流れるようにかあちゃんを守ってくれ!!」とマジ祈り。
『そんなこと言われても困るでちゅ』って感じだよな(笑)


そんな感じでびくびくしながらいざ検査。
ブラ・キャミ・靴下OK、だけど下半身はすっぽんぽんという間抜けな格好をガウンで隠し、無駄にだだっぴろい画像検査室へ。
ベッドに横になり、足をかけて握り棒を握るというまるで出産スタイルで待機していると、頭上にセットされた一抱えほどもあるカメラがういーんと動き、足元にある大きな画面に突然私の骨盤の映像が映し出された。
なんだか面白くて少し緊張がほぐれる。
すると「婦人科の○○です」と若い女医さんが現われ、検査スタート。

まずはイソジンで子宮の中を消毒。
これは何度も経験してるから楽勝。
妊娠中に出血が続いていて、診察のたびにイソジンでばしゃばしゃやられてたからね。

次は、造影剤を入れる準備。
看護師さんに「子宮の入り口に器械を取り付けます。これが一番痛いですよ」と言われて「なんだそりゃ」と動揺。
何かと思ったら「造影剤を入れるために、子宮の入り口を2箇所つまんで広げるの。だから2回痛いです」って。
芸人がやる「乳首に洗濯バサミ」をつい想像し、うへー、となっていたら、つままれている部分は違和感程度。
辛いのは、つまんだ時に子宮全体が下に向かってぐいーっとひっぱられることだった。
器械の先っぽに10キロくらいの重りがついてるんじゃねーのと疑いたくなるような感じ。
『いてててー子宮がもげるー』って内心大暴れだった。
しかも取り付けに失敗して「やり直しますね」って言われて、結局4回痛かったよ。しくしく。

で、取り付け終了後は造影剤を注入し、撮影。
造影剤が充満したあたりのほんの十秒間程度、重い生理痛みたいな鈍い痛みを感じたが、それっきり。
どうやら卵管は詰まっていなかった模様。でかしたぞ娘。
足元のモニターで、私の骨盤の上にじわーっと黒い染みみたいなものが広がっていく様子を確認。
レントゲンを撮ったのは造影剤が流れていく途中で2枚、流れきったところで1枚。
注入→撮影はほんの2分くらいしかかからなかった。あっけない感じ。


ベッドを下げられ、器械を外されて(この時は痛くなかった)、イソジンを再びばしゃばしゃされて、今日の検査は終了。
「明日はレントゲン撮影のみですから痛くないですよ」と看護師さんに言われて安堵。



予想していたところで痛みを感じずに済んだのは良かったけど、しかし検査の準備段階が一番しんどいとは思わなんだ。
内臓をひっぱられるのはもう勘弁してほしいなー。
今日は月に一度の古紙回収日。
我が家では古新聞を束ねるのも家の前に運び出すのもダンナなのだが、出勤に合わせて7時半に外に出しておくと、ものの数分でそれがトイレットペーパーに変わっていたりする。
我が家は回収業者に監視されているからだ。

というのは半分嘘で半分本当の話。
うちの目の前の大きな駐車場が回収業者の巡回のスタート地点になっているらしく、7時過ぎにはトラックがやってきて、おっちゃんが暇そうにタバコをふかしつつ待機しているのだ。
古紙回収のお知らせには「9時までに家の前に出してください」と書かれているから、本格的に巡回をはじめるのは9時過ぎてからなんだろうけど、実質的には2時間前からおっちゃんはそこら中に目を光らせ、出されたそばからガンガン回収してまわっているのだ。

だから私がダンナを送り出してからいったん家の中に戻り、食器2枚とマグカップ2つを洗って、もう一度外に出ると、もう古新聞の束は無くなっている。
毎月のことだが、毎回「おー早いのー」とびっくりしてしまう。


ちなみに我が家では読み終えた雑誌やカタログもこのとき一緒に回収してもらうことにしている。
「古新聞1ヶ月分=トイレットペーパー1個」が基本レートだが、これに高さ40センチの古雑誌の束が1つ加わっても貰えるトイレットペーパーは1個のままである。
頭では判ってはいるのだが、数分間は無駄な期待をし、再びドアを開けた瞬間「…今日も古雑誌はカウントされなかったか…」とがっかりすることを毎月繰り返している。


でも今日は、ドアを開けたらトイレットペーパーが2個置いてあった。
レート変わったんか?それともおっちゃんの機嫌が良かったんか?
よくわかんないけど嬉しかった。
9時過ぎてすぐ市役所から「謝りに行きたい」という電話がかかってきた。
「失礼なことにあたると判っていただければ結構です、うちに来る時間を使って丁寧に仕事してください」と言ったのだが、どうしても顔を見て話したい、と言う。
しかたなくOKすると、すぐに健康福祉課の人が二人やってきて、

「(死産は)戸籍に載っていないものですから確認できませんでした」
「担当と連携がとれていなくて」
「そういうシチュエーションは思いつきもせず、本当に申し訳ないことをしました」

と平謝りされた。




いろいろと調べてみたところ、妊娠届は児童福祉課、死産届は市民課、妊婦検診は健康福祉課の担当で、それが一人の妊婦にまつわることであっても、全くの別処理になっているらしい。


市民課は、死産届が提出されると「戸籍に記載されないんならオレ達特にやることないよな」と即ロッカーに放り込んで終了。

児童福祉課は、妊娠届を受理し、産まれるであろう時期までひたすらじっくり寝かせておく。

健康福祉課は、国から「妊婦検診の助成回数を増やすから、対象の妊婦に知らせとけ」と連絡が来たので、とりあえず児童福祉課に出向いて「妊婦の住所を知りたいので妊娠届をみせてください」と言い、そこに載っていた住所宛てでかたっぱしから「妊婦の皆さん、検診の助成回数が増えるから楽しみにしててね」という文書を送付しまくる。




とにかく「穴だらけ」としか言い様が無い仕事っぷり。
私は流産から2ヶ月経ってるから「なに無神経な仕事してんだ!訴えてやる!!」って怒り狂う程度で済んでるけど、心と体が癒えていない段階であんな脳天気な文書を受け取ったとしたら、きっとものすごいショックを受けただろうなあ。
この市内にそんな思いをした人が居ないことを願うよ。



「関連する課の皆さんには、まずは『母子手帳交付数≠出生数』という事実を把握していただき、書類ではなく人間を扱っているという自覚を持ったうえで、できるだけ丁寧に仕事をしていただきたい」
「こんなに失礼で無神経な事態が二度と起こらないように、関連課間の連携を必ずマニュアル化し、周知徹底してほしい」

と申し入れて、すぐに帰ってもらった。
最後のはちょっとしたイヤミのつもりだったんだけど、伝わったかな。
市役所から私宛てに封書が届いた。
世帯主のダンナ宛てではないことを不審に思いつつ開封。






妊婦健診の助成回数が3回から14回に増えるのはとてもいいことだと思うけど、死産届を提出している私に「妊婦の皆様へ」っていう書き出しの文書をぬけぬけと送りつけてくるってのはどういう了見だゴルァ(ノ`Д´)ノ.:・┻┻


あたしゃ一体何のために死産届を出したんだゴルァ(ノ`Д´)ノ.:・┻┻


人ひとりの生死と周囲の悲しみや辛さを「無かったこと」にしたその無神経さは担当課全体が土下座したって許されるようなもんじゃねえぞゴルァ(ノ`Д´)ノ.:・┻┻





…という内容を市役所担当課宛てにメールした。
ヒステリックな文章だと「変なメール来た」って思われて黙殺されるだろうから、何度も何度も推敲したよ。




これで実際に補助券送付なんかしてきやがったらタダじゃおかねえぞゴルァ。
8時半、子宮の超音波映像を撮るために検査室へ行く。
膀胱がある程度膨れていないと子宮が映らないらしく、あらかじめ「尿を溜めてきてください」と指示されていた。
だから朝6時に1度トイレに行き、その後コーヒーをマグカップで2杯飲んだ状態で検査に臨んだのだが、検査師さんに「あらーまだ4割ってところねー、7割超えるくらい欲しいなー」と追い出されてしまった。
うーん今でもトイレ行きたい感じなんだけどなー、と思いつつロビーの自販機でペットボトルのポカリを購入、ガッと飲み干し、30分ほど時間を潰して膀胱に水分が溜まるのを待ってから、再び検査室へ向かった。
今度はうまく映ったようで、10分ほどで検査は終わったが、尿意マックス状態の時に腹にぐりぐりカメラを押し当てられ続けるのって結構辛かったよ。
「あーもう無理無理無理無理」って頭の中で叫んでたさ(笑)


次は家族計画科へ。
9時に予約していたのだが、検査が長引いてしまって1時間遅れの受付。
相当待たされるかなあと思ったら、すぐに呼ばれてびっくり。
「婦人科」「産科」とは別なので、あんまり受診する人がいないらしく、先生を待たせてしまったようだ。
出てきたのは若い女医さんで、超音波検査の結果は「中隔子宮の疑い」だそうな。


「入り口は一つだけど、子宮底部から壁があって中は二つに分かれてるのが確認できた。でもまだ流産1回目だし、手術せずに様子を見ながら妊娠を考えてもいい」


こんなような説明をされて、軽くイラッとする。
『まだ流産1回目』という考え方もあるだろうけど、こっちとしては『二度とごめんだ』と感じてるんだよなあ。
そもそもここに来てるのは「手術が出来るから」なんだが。


だから、単刀直入に

「でも現実に中隔子宮が及ぼす悪影響を受けて私は妊娠継続できなかったんだし、歳も歳だから、さっさと手術して、早いうちに妊娠の可能性を出来るだけ高めたい」

と告げた。


そしたら先生は「あ、そうなんですか?」と拍子抜けしたような表情になり、

「じゃあどんどん検査を進めます。手術の方向っていうことで、カンファレンスで他の先生たちとも相談しますね」

と3回分の検査・診療予約を入れてくれた。


この豹変っぷりは一体何なんだろう、と疑問に思ったのだが、帰宅後ダンナに話すと、「そんなのあたりまえじゃん」とあっさり説明してくれた。


「医者なら悪い所は根本的に治したいと思うんだろうけど、患者は切られたり縫われたりすることに怯えるわけじゃん。そういう患者をなだめすかしたり一生懸命説得したりするのって大変だろうし、そもそも手術する必要がない症状なのに『手術しましょう』なんて簡単に言い出せないよ。だから、逆に患者が積極的に手術したがってるんなら、医者にとっては話は早いってことなんじゃないの」


うーむ。そういうことなのだろうか。
確かに、妊娠を考える前は子宮奇形で困ったことなんて一度も無かったし、それが何かの病気の元になるわけでもなさそうだしなあ。

ま、結果的にはこっちの気持ちどおりどんどん進めてもらえるようになったんだし、良しとするか。



で、次回は4月頭。
いよいよ卵管造影検査じゃー。

これは下から造影剤を入れてレントゲンを撮るもので、子宮の状態をはっきり見るための検査。
あちこちで「造影剤を入れるのがものすごく痛かった」という感想を目にする。
何だかんだあって私はこの検査を一度も受けることなくここまで来ている。
ここ半年ほどでそれなりに痛い経験をしたので、以前ほど恐れずに受けられるような気がしていたのだが、先生に
「卵管造影もいろいろやり方があって、今回は本格的な検査法でやるので、二日に分けてやります」
「結構痛いので頑張ってください」
って目を見てきっぱり言われてしまったので、現在恐怖のズンドコです。
入院中に買ったパズル雑誌がきっかけで、現在我が家では空前のパズルブーム。
私はナンバープレイス、ダンナはイラストロジックが好きで、平日は毎晩食事が終わってから「そろそろ風呂入って寝るかー」となるまでの数時間、休日はそれこそ一日中黙々とやっていたりする。
イワン・コーネフみたいな夫婦だな。


だから、アマゾンで見かけた瞬間に即ポチ。
昨日が発売日だったことを忘れていたので、昨夜夕刊を取りに行った時に、ポストに突っ込まれているのに気付いた。
それからまもなく帰宅したダンナ、嬉々として遊び続けていた。
いいなー私もやりたいよー、と言ったら「俺が居ない日中にやりなさい」と言われた。
そりゃそうだな。


で、今日は朝から怒涛の勢いで家事を済ませた。
夕食も作っちゃったことだし、ダンナが帰るまで心おきなく「立体ピクロス」やり狂うんだー。

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