よつばとひめくり2009。
2009年3月11日 アニメ・マンガ
届いたー!
可愛いー!
超うれしー!
超って言うなー!!(稗田八方斎)←実は忍たま好きなわたくし
「よつばと!」大好きなのです。
よつばの突拍子のない言動が可愛くて可愛くて。
これを読んで以来、私もダンナも「了解しました」という意味の返事をする時には「わかっぱー!!」と元気良く叫ぶようになった。
この話に出てくる大人は、子どもを決して否定しない。
ゆっくりであったかい世界で大きくなってゆく子どもたちは、なんだかとても幸せそうだ。
とうちゃんやジャンボ、やんだみたいに本気で子どもと遊べる大人でありたいなー。
可愛いー!
超うれしー!
超って言うなー!!(稗田八方斎)←実は忍たま好きなわたくし
「よつばと!」大好きなのです。
よつばの突拍子のない言動が可愛くて可愛くて。
これを読んで以来、私もダンナも「了解しました」という意味の返事をする時には「わかっぱー!!」と元気良く叫ぶようになった。
この話に出てくる大人は、子どもを決して否定しない。
ゆっくりであったかい世界で大きくなってゆく子どもたちは、なんだかとても幸せそうだ。
とうちゃんやジャンボ、やんだみたいに本気で子どもと遊べる大人でありたいなー。
初めての大学病院受診。
紹介してもらったI先生はこの病院の産婦人科のトップであるようで(HPの「医師紹介」にも「教授紹介」にも一番最初に載っていた)、「治療方針を決める」「執刀する」のがお仕事。
今日は初診なので、持参した紹介状と資料を見ながらの状況説明が中心。
目からウロコだったのは「あなたは不妊症じゃなくて、不育症です」という言葉。
薬を飲んだら排卵するんだし、しかも妊娠できてるんだから、不妊とは言えないんだと。
一般的な産婦人科・不妊クリニックと定義が違うのが面白い。
で、「不育症」っていうのは、流産を3回以上繰り返す症状や、一度でも16w以降で流産・死産したことがあるという状況を言うそうだ。
この原因を特定するにはかなり突っ込んだ検査や分析が必要で、当分は「家族計画科」っていうところで細々とした検査をして、データがひととおり出揃った段階で、改めてI先生とじっくり話し合い、治療方針を決めていくとのこと。
その際、こちら側にきちんとした知識がないとせっかくの話し合いも潤滑に進まないので、病院主催の「家族計画学級」を夫婦揃って受講するように言われる。
おおー。
「何されてるかわからん」という不安を取り除くのと同時に、知識や情報をダンナと共有できるようにしてくれるってわけね。
早速予約。
「採血してからお帰りください」と指示され、向かった採血室で「さすがは大学病院」と感心。
まるで銀行の窓口みたいにずらりとブースが並び、殆ど待たせない。
そして上手い。
今まで数多の看護士を泣かせてきたわたくしの肉付きのよい腕と細すぎる血管に、全く迷いのない手つきでぷすりと一発、見事ビンゴ。
でも試験管6本分も採られた。
4本目くらいから試験管を取り替えられる度に『ってまだ採るんかい』って内心でツッコんでたよ。
再来週から約1ヶ月間の検査祭りが始まる。
が、頑張るからあんまり痛くしないでね(笑)
紹介してもらったI先生はこの病院の産婦人科のトップであるようで(HPの「医師紹介」にも「教授紹介」にも一番最初に載っていた)、「治療方針を決める」「執刀する」のがお仕事。
今日は初診なので、持参した紹介状と資料を見ながらの状況説明が中心。
目からウロコだったのは「あなたは不妊症じゃなくて、不育症です」という言葉。
薬を飲んだら排卵するんだし、しかも妊娠できてるんだから、不妊とは言えないんだと。
一般的な産婦人科・不妊クリニックと定義が違うのが面白い。
で、「不育症」っていうのは、流産を3回以上繰り返す症状や、一度でも16w以降で流産・死産したことがあるという状況を言うそうだ。
この原因を特定するにはかなり突っ込んだ検査や分析が必要で、当分は「家族計画科」っていうところで細々とした検査をして、データがひととおり出揃った段階で、改めてI先生とじっくり話し合い、治療方針を決めていくとのこと。
その際、こちら側にきちんとした知識がないとせっかくの話し合いも潤滑に進まないので、病院主催の「家族計画学級」を夫婦揃って受講するように言われる。
おおー。
「何されてるかわからん」という不安を取り除くのと同時に、知識や情報をダンナと共有できるようにしてくれるってわけね。
早速予約。
「採血してからお帰りください」と指示され、向かった採血室で「さすがは大学病院」と感心。
まるで銀行の窓口みたいにずらりとブースが並び、殆ど待たせない。
そして上手い。
今まで数多の看護士を泣かせてきたわたくしの肉付きのよい腕と細すぎる血管に、全く迷いのない手つきでぷすりと一発、見事ビンゴ。
でも試験管6本分も採られた。
4本目くらいから試験管を取り替えられる度に『ってまだ採るんかい』って内心でツッコんでたよ。
再来週から約1ヶ月間の検査祭りが始まる。
が、頑張るからあんまり痛くしないでね(笑)
今日は月命日。
この1ヶ月はあっという間だった。
泣いたり考え込んだりもしたが、このままどっぷり沈み続けるのも良くないし、何か無心になれるものがあればなあ…と編み物なんぞを始めてしまった。
このわたくしが編み物…笑っちゃうぜ。
でも、気持ちを変えるいいきっかけになったと思う。
頭を使うし、集中するしね。
10日かけてガーター編みオンリーのマフラーを完成させた途端、ダンナに「頂戴」とかっさらわれてしまったので、今度は1目ゴム編みで編み始めた。
今朝からダンナが2週間の出張に出かけてしまったので、いい暇つぶしになりそうだ。
昨日、病院でその後の経過を診てもらった。
子宮の状態もいいし、卵巣も腫れてないってことで、「もう大丈夫」とのこと。
確かにだいぶ復調したし、気持ちも落ち着いてきたと思うけど、未だに残る正中線を見る度にせつなくなるんだよね。
で、今後のこと。
歳も歳なので、出来るだけ早く子どもが欲しいのだが、やはり私の中隔子宮では順調な妊娠は望み薄らしい。
妊娠中に続いた出血も、早く来てしまった陣痛も、おそらく中隔子宮が原因だそうで、
「これからのことを考えると、子宮内の血流の悪い余計なでっぱり部分を切除する手術を受けたほうがいい」
と先生に勧められ、大学病院に転院することにした。
いろいろ大変だろうけど、前向きにがんばるぞー。
この1ヶ月はあっという間だった。
泣いたり考え込んだりもしたが、このままどっぷり沈み続けるのも良くないし、何か無心になれるものがあればなあ…と編み物なんぞを始めてしまった。
このわたくしが編み物…笑っちゃうぜ。
でも、気持ちを変えるいいきっかけになったと思う。
頭を使うし、集中するしね。
10日かけてガーター編みオンリーのマフラーを完成させた途端、ダンナに「頂戴」とかっさらわれてしまったので、今度は1目ゴム編みで編み始めた。
今朝からダンナが2週間の出張に出かけてしまったので、いい暇つぶしになりそうだ。
昨日、病院でその後の経過を診てもらった。
子宮の状態もいいし、卵巣も腫れてないってことで、「もう大丈夫」とのこと。
確かにだいぶ復調したし、気持ちも落ち着いてきたと思うけど、未だに残る正中線を見る度にせつなくなるんだよね。
で、今後のこと。
歳も歳なので、出来るだけ早く子どもが欲しいのだが、やはり私の中隔子宮では順調な妊娠は望み薄らしい。
妊娠中に続いた出血も、早く来てしまった陣痛も、おそらく中隔子宮が原因だそうで、
「これからのことを考えると、子宮内の血流の悪い余計なでっぱり部分を切除する手術を受けたほうがいい」
と先生に勧められ、大学病院に転院することにした。
いろいろ大変だろうけど、前向きにがんばるぞー。
昨夜から断続的にお腹が張っていて、それが今朝になっても治まらず、痛みも頻度も増してきたので、病院に行った。
腹部エコーの画面を見る先生の表情がいきなり曇る。
「赤ちゃんがかなり下りて来ちゃってるね。陣痛かも。やばいなあ。内診しよう」
そして、内診室のカーテン越しに、先生が小さく息を吐くのが聞こえた。
「朝倉さん、子宮口全開だよ。羊水の袋がすぐそこまで来てる。陣痛が来ちゃってるね。残念だけど助けられないよ。流産、というか死産になります」
ああ、ダメだったか、と冷静に現実を受けとめている自分が少し不思議だった。
それからは怒涛の展開だった。
個室に移され、陣痛促進剤を点滴されると、それまでとはレベルの違う痛みが押し寄せてきた。
「子宮は筋肉だから、できるだけ力を抜いて収縮を助けるようにして」と助産師さんにアドバイスされ、細く息を吐くようにして痛みを逃す。
始めのうちはそれでもなんとかなっていたが、痛みの波の合間の無痛の時間が縮まってゆくにつれ、痛いのに力を抜くなんて芸当が出来るかどあほう、なんていう心境になってくる。
そして、生暖かい水がどっと出てきた。
破水です、とナースコールすると、ものすごい勢いで助産師さんがすっとんできた。
処置室に移動するからベッドから下りて車椅子に座れ、と指示されるが、痛みと破水でうまく体を動かせない。
助産師さんに抱き起こされ、なんとか立ち上がった瞬間、股の間を何かが下りてきて、咄嗟に助産師にしがみつきながら「何か出た」と叫んだ。
「いいから早く」と半ば無理矢理車椅子に座らされ、処置室に運ばれる。
そして、ベッドに横になろうと立ち上がった瞬間、再び股の間をずるりと下りてくる感覚がして、すうっと痛みが遠退いていった。
「出ちゃったみたいです。楽になりました」
と報告して、赤を潰さないよう気を付けながらベッドに横になった。
駆け付けた先生に、お腹の中を綺麗にしてもらった。
臨月のと違って若い胎盤は子宮にへばりつく力が強く、処置が大変なことが多いが、私の場合は出血も殆どなく綺麗な状態にできたそうだ。
「赤ちゃんに会う?」と聞かれ、頷くと、銀色のトレイを見せてくれた。
綺麗な顔をした女の子だった。
小さな手足の指先に、小さな小さな爪があった。
小さな口の中から、小さな舌が覗いていた。
ここ数日、胎動らしきものを味わわせてくれたのは、この子の最後の親孝行だったのかもしれない。
ほんの数ヶ月だったけど、今まで知らなかった幸せな気持ちをたくさん貰えたよ。
ありがとね、娘。
この頃、会社を早退したダンナが病院に到着したらしい。
私の処置が終わった後、先生がダンナにも話をして、娘とご対面させてくれたようだ。
それから処置室で休んでいる私のところにダンナが来て、手続きで何やかやとやってくる人達を捌いてくれた。
助産師さんが用意してくれた小さな白い棺に娘を入れて、最後にもう一度、娘の顔を見て、頭を撫でてから、葬儀屋さんにお願いした。
日曜にお骨になって帰ってくるそうだ。
助産師さんから、桐の箱に入った臍の緒と、娘のことを書き込んだ母子手帳を受けとった。
分娩日時、平成21年1月14日、15時50分。
妊娠期間、20週1日。
身長23.0センチ。
体重307グラム。
頭囲17.5センチ。
胸囲14.0センチ。
これらはダンナと私と娘、みんなで頑張った証だ。
正直言って今は涙が止まらないけれど、信頼できる先生に力を尽くしてもらって感謝しているし、私達も精一杯やった自信があるから、後ろ向きの気持ちは全く無い。
だから、私達は結構大丈夫です。
腹部エコーの画面を見る先生の表情がいきなり曇る。
「赤ちゃんがかなり下りて来ちゃってるね。陣痛かも。やばいなあ。内診しよう」
そして、内診室のカーテン越しに、先生が小さく息を吐くのが聞こえた。
「朝倉さん、子宮口全開だよ。羊水の袋がすぐそこまで来てる。陣痛が来ちゃってるね。残念だけど助けられないよ。流産、というか死産になります」
ああ、ダメだったか、と冷静に現実を受けとめている自分が少し不思議だった。
それからは怒涛の展開だった。
個室に移され、陣痛促進剤を点滴されると、それまでとはレベルの違う痛みが押し寄せてきた。
「子宮は筋肉だから、できるだけ力を抜いて収縮を助けるようにして」と助産師さんにアドバイスされ、細く息を吐くようにして痛みを逃す。
始めのうちはそれでもなんとかなっていたが、痛みの波の合間の無痛の時間が縮まってゆくにつれ、痛いのに力を抜くなんて芸当が出来るかどあほう、なんていう心境になってくる。
そして、生暖かい水がどっと出てきた。
破水です、とナースコールすると、ものすごい勢いで助産師さんがすっとんできた。
処置室に移動するからベッドから下りて車椅子に座れ、と指示されるが、痛みと破水でうまく体を動かせない。
助産師さんに抱き起こされ、なんとか立ち上がった瞬間、股の間を何かが下りてきて、咄嗟に助産師にしがみつきながら「何か出た」と叫んだ。
「いいから早く」と半ば無理矢理車椅子に座らされ、処置室に運ばれる。
そして、ベッドに横になろうと立ち上がった瞬間、再び股の間をずるりと下りてくる感覚がして、すうっと痛みが遠退いていった。
「出ちゃったみたいです。楽になりました」
と報告して、赤を潰さないよう気を付けながらベッドに横になった。
駆け付けた先生に、お腹の中を綺麗にしてもらった。
臨月のと違って若い胎盤は子宮にへばりつく力が強く、処置が大変なことが多いが、私の場合は出血も殆どなく綺麗な状態にできたそうだ。
「赤ちゃんに会う?」と聞かれ、頷くと、銀色のトレイを見せてくれた。
綺麗な顔をした女の子だった。
小さな手足の指先に、小さな小さな爪があった。
小さな口の中から、小さな舌が覗いていた。
ここ数日、胎動らしきものを味わわせてくれたのは、この子の最後の親孝行だったのかもしれない。
ほんの数ヶ月だったけど、今まで知らなかった幸せな気持ちをたくさん貰えたよ。
ありがとね、娘。
この頃、会社を早退したダンナが病院に到着したらしい。
私の処置が終わった後、先生がダンナにも話をして、娘とご対面させてくれたようだ。
それから処置室で休んでいる私のところにダンナが来て、手続きで何やかやとやってくる人達を捌いてくれた。
助産師さんが用意してくれた小さな白い棺に娘を入れて、最後にもう一度、娘の顔を見て、頭を撫でてから、葬儀屋さんにお願いした。
日曜にお骨になって帰ってくるそうだ。
助産師さんから、桐の箱に入った臍の緒と、娘のことを書き込んだ母子手帳を受けとった。
分娩日時、平成21年1月14日、15時50分。
妊娠期間、20週1日。
身長23.0センチ。
体重307グラム。
頭囲17.5センチ。
胸囲14.0センチ。
これらはダンナと私と娘、みんなで頑張った証だ。
正直言って今は涙が止まらないけれど、信頼できる先生に力を尽くしてもらって感謝しているし、私達も精一杯やった自信があるから、後ろ向きの気持ちは全く無い。
だから、私達は結構大丈夫です。
まずは処置室へ。
尿糖、タンパク、血圧無事クリア。
そして正月の好き放題で2キロ増えた体重だが、我に返ってから連日野菜鍋を食べ続けた結果、900グラム減ってトータル1.1キロ増になんとか抑えられた。
助産師さん「…まあいいでしょう(無表情)」
怖…
そして診察室へ。
入室するなり
「大丈夫だった?出血とか痛みとかはなかった?」
と尋ねる先生。
どうやら心配してくれていたらしい。
平穏無事に過ごせている旨を伝えると、
「ひょっとしたら乗り越えちゃったかもね。このまま無事にいくといいね」
と喜んでくれた。
そして経腹エコーでの診察。
羊水量は十分で、破水の傾向はないとのこと。
これが一番安心したわー。
赤は今日もエイリアン顔で立派な背骨。
今302グラムあるらしい。
帰宅後、思わず冷蔵庫の中の豚バラ肉や缶ビールで重さを確認してしまった。
それと、今日は初めて赤の心音を聞かせてもらった。
じょわじょわじょわじょわ…という不思議な音。
入院中、同室の妊婦さんが測ってもらっているのをしょっちゅう耳にしてはいたけど、自分の腹から聞こえてくる赤の心音ってのは何とも感慨深い。
ホントに生きてるんだねえ。
「わかってるだろうけど、とにかく安静に!」という言葉で検診終了。
次回の検診までの三週間分のウテメリンを出してもらってから帰宅。
とりあえずは落ち着いているようで一安心。
今後もリラックスして、バランスよく食べて、とにかく動かないで、でも体重を増やさないようにがんばるぞー。
尿糖、タンパク、血圧無事クリア。
そして正月の好き放題で2キロ増えた体重だが、我に返ってから連日野菜鍋を食べ続けた結果、900グラム減ってトータル1.1キロ増になんとか抑えられた。
助産師さん「…まあいいでしょう(無表情)」
怖…
そして診察室へ。
入室するなり
「大丈夫だった?出血とか痛みとかはなかった?」
と尋ねる先生。
どうやら心配してくれていたらしい。
平穏無事に過ごせている旨を伝えると、
「ひょっとしたら乗り越えちゃったかもね。このまま無事にいくといいね」
と喜んでくれた。
そして経腹エコーでの診察。
羊水量は十分で、破水の傾向はないとのこと。
これが一番安心したわー。
赤は今日もエイリアン顔で立派な背骨。
今302グラムあるらしい。
帰宅後、思わず冷蔵庫の中の豚バラ肉や缶ビールで重さを確認してしまった。
それと、今日は初めて赤の心音を聞かせてもらった。
じょわじょわじょわじょわ…という不思議な音。
入院中、同室の妊婦さんが測ってもらっているのをしょっちゅう耳にしてはいたけど、自分の腹から聞こえてくる赤の心音ってのは何とも感慨深い。
ホントに生きてるんだねえ。
「わかってるだろうけど、とにかく安静に!」という言葉で検診終了。
次回の検診までの三週間分のウテメリンを出してもらってから帰宅。
とりあえずは落ち着いているようで一安心。
今後もリラックスして、バランスよく食べて、とにかく動かないで、でも体重を増やさないようにがんばるぞー。
ストレスゼロの我が家で、ダンナに至れり尽くせりしてもらい、カニとか鴨とか寿司とか美味いもんばっかり食って、布団の中でTVを眺めながら「はー極楽じゃー」なんて呟いてたら、1週間で2キロ増えた。
金曜の検診までになんとか…ならないよな…。
おとなしく怒られてこよう。
金曜の検診までになんとか…ならないよな…。
おとなしく怒られてこよう。
ばあちゃんが亡くなりました。
2009年1月2日私の退院前夜、阿蘇のおばあちゃんが亡くなった。
95歳、老衰だそうだ。
私がそれを知ったのは、退院した日の夕方で、お通夜が始まる直前。
おとんもおかんも既に阿蘇に居たが、
「せっかく退院が決まったのに、ショックを受けてまた破水でもしたら大変だ」
と私を気遣って、帰宅して落ち着くまで知らせなかったとのこと。
「そっか、ありがとう。私は行けないけど、ばあちゃんによろしく」
と答えて電話を切り、すぐにネットで弔電とお花の手配をした。
あんなにたくさん可愛がってもらったのに、最期の挨拶すら出来ないのが残念でたまらなかった。
ばあちゃんに曾孫を見せてあげたかったなあ。
でも、私の腹の中の赤は、阿蘇のじいさんとばあちゃんに守られているのだと思う。
だって、8月にじいさんが亡くなった直後に妊娠して、出血や破水で散々どたばたして、ようやく落ち着いたと思ったらばあちゃんが亡くなったのだ。
ここ数日で腹がやたらでかくなって驚いていたのだが、これはきっとじいさんとばあちゃんが来てくれているんだなあ。
しっかり横になって、赤を少しでも大きくすることが、今の私に出来る唯一のことであり、それがじいさんとばあちゃんへの最大の供養にもなるのだと思う。
がんばりますよ。うん。
95歳、老衰だそうだ。
私がそれを知ったのは、退院した日の夕方で、お通夜が始まる直前。
おとんもおかんも既に阿蘇に居たが、
「せっかく退院が決まったのに、ショックを受けてまた破水でもしたら大変だ」
と私を気遣って、帰宅して落ち着くまで知らせなかったとのこと。
「そっか、ありがとう。私は行けないけど、ばあちゃんによろしく」
と答えて電話を切り、すぐにネットで弔電とお花の手配をした。
あんなにたくさん可愛がってもらったのに、最期の挨拶すら出来ないのが残念でたまらなかった。
ばあちゃんに曾孫を見せてあげたかったなあ。
でも、私の腹の中の赤は、阿蘇のじいさんとばあちゃんに守られているのだと思う。
だって、8月にじいさんが亡くなった直後に妊娠して、出血や破水で散々どたばたして、ようやく落ち着いたと思ったらばあちゃんが亡くなったのだ。
ここ数日で腹がやたらでかくなって驚いていたのだが、これはきっとじいさんとばあちゃんが来てくれているんだなあ。
しっかり横になって、赤を少しでも大きくすることが、今の私に出来る唯一のことであり、それがじいさんとばあちゃんへの最大の供養にもなるのだと思う。
がんばりますよ。うん。
入院代の請求額に目玉ポーン。
二回分の入院代を合わせたら、軽く一回出産できちゃうんですけど…。
こりゃ点滴代がかさんでるんだな、きっと。
ダンナに迎えにきてもらって、10時過ぎに病院を出た。
スーパーに立ち寄り、ダンナにメモを渡して年越しの買い物をしてもらう。
その間、私は車内で横になって待機。
ずっと部屋の中に閉じこもっていたから、人や車の流れをぼへっと眺めているだけで嬉しい。
そして16日ぶりの我が家!
はーやっぱりおうちが一番落ち着くわー。
一階の和室に布団を敷いてもらい、早速横になる。
寝室は二階だけど、階段の上り下りは負担になるので、赤が産まれるまで私は一階で暮らすことになったのだ。
とりあえず、目指すは2月!
そこまで保てばなんとかなる!
自宅でも寝たきりがんばりまーす。
二回分の入院代を合わせたら、軽く一回出産できちゃうんですけど…。
こりゃ点滴代がかさんでるんだな、きっと。
ダンナに迎えにきてもらって、10時過ぎに病院を出た。
スーパーに立ち寄り、ダンナにメモを渡して年越しの買い物をしてもらう。
その間、私は車内で横になって待機。
ずっと部屋の中に閉じこもっていたから、人や車の流れをぼへっと眺めているだけで嬉しい。
そして16日ぶりの我が家!
はーやっぱりおうちが一番落ち着くわー。
一階の和室に布団を敷いてもらい、早速横になる。
寝室は二階だけど、階段の上り下りは負担になるので、赤が産まれるまで私は一階で暮らすことになったのだ。
とりあえず、目指すは2月!
そこまで保てばなんとかなる!
自宅でも寝たきりがんばりまーす。
ようやく許可がもらえて、二週間ぶりにシャワーを浴びる。
気持ち良かったー。
昼食後、診察。
破水が止まっているかどうか常に気がかりだったが、無事マイナス反応が出る。
出血も完全に止まり、状態が落ち着いたようなので、診察終了後から張り止めの点滴を外して飲み薬に変えてみて、土日様子をみることになった。
それで何もなければ、月曜朝イチで退院してもいいそうな。
ただ、やっぱり
「いつ何が起こるかわからない状態であることには変わりがないし、今何かあってもどうすることも出来ない。覚悟はしておきなさい」
と釘をさされてしまった…。
自宅で新年を迎えることができそうで、とりあえずは一安心。
でも気を緩めることなく、引き続き寝たきり生活をがんばらねば。
気持ち良かったー。
昼食後、診察。
破水が止まっているかどうか常に気がかりだったが、無事マイナス反応が出る。
出血も完全に止まり、状態が落ち着いたようなので、診察終了後から張り止めの点滴を外して飲み薬に変えてみて、土日様子をみることになった。
それで何もなければ、月曜朝イチで退院してもいいそうな。
ただ、やっぱり
「いつ何が起こるかわからない状態であることには変わりがないし、今何かあってもどうすることも出来ない。覚悟はしておきなさい」
と釘をさされてしまった…。
自宅で新年を迎えることができそうで、とりあえずは一安心。
でも気を緩めることなく、引き続き寝たきり生活をがんばらねば。
毎日せっせとお見舞いに通ってくれているうちのダンナ。
今日は「ちょっと早いけどクリスマス大会〜」ということで、小さなブッシュドノエルとディズニー(サンタプーのパッケージ)のお菓子セットを持参。
そして
「サンタさんが来たら、これにプレゼントを入れてもらいなさい」
と言いながら、綺麗にラッピングされたベビーソックスを枕元に置いてくれた。
ちくしょー。
また惚れ直しちまったぜ。
今日は「ちょっと早いけどクリスマス大会〜」ということで、小さなブッシュドノエルとディズニー(サンタプーのパッケージ)のお菓子セットを持参。
そして
「サンタさんが来たら、これにプレゼントを入れてもらいなさい」
と言いながら、綺麗にラッピングされたベビーソックスを枕元に置いてくれた。
ちくしょー。
また惚れ直しちまったぜ。
昼食のうどんをすすっていたら、看護師さんが車椅子を持って「妊婦検診でーす」と登場。
ううまだ半分も食ってないのに…とせつなく思いながら階下の外来エリアへ連れていかれる。
採尿してから処置室で体重と血圧測定。
体重は1ヶ月前と全く変化なし。
すげーぞ私。優秀優秀。
でもふと「でもまた破水してたら…」と思ってしまったのがきっかけで大緊張。
血圧140ー85、心拍数110なんていうとんでもない数値を叩きだし、助産師さんを大慌てさせてしまうが、少し休んで再計測したらまともな数値に戻った。
そして主治医の診察へ。
私は破水が気になって仕方がないので内診してもらいたかったのだが、今は出血が止まりかけの状態なので、負担がかかる内診は来週までお預け。
何かが出る感触がするとか、ナプキンが汚れるようなことが無ければ大丈夫、と言われる。
16wに入ったので、腹部エコーで診察。
「羊水量もまあまあだし、赤ちゃんも元気だし、とりあえず大丈夫かな」
うおーよかったー、と胸を撫で下ろす私に、
「でも次に何かあったら諦めなきゃいけないからね」と釘を刺す先生。
ちなみにこの先生、30歳前後の女性なのだ。
今まで私が診てもらったことがある産婦人科の女医は、「うんうん、わかるわー、何でも言ってー」的オーラがぷんぷんする甘やかしタイプばかりで、私はそういうのがすごく苦手だったんだけど、この先生はものすごくクールで、「あなたの体の為にはこうするべき」と全く視点が揺るがない感じがとても信頼できる。
すぐ調子に乗るタイプの私には、こうやってビシッと厳しく言ってもらえる方がありがたいのだ。
そんな先生から今週の妊娠継続許可が出たので、あとは呑気に赤の観察タイム。
赤はもう15センチくらいはあるらしく、たくましい背骨がはっきり映っていた。
今日は初めて正面からの顔を拝めた。
…と言っても心霊写真かエイリアンか、って感じで、それが鷹の爪団の決めポーズみたいな動きで手をじたばたさせているので、思わず
「うわ…キモ可愛い」
と言ってしまう。
先生と看護師さん、苦笑。
来週の診察で点滴をいつ外すか判断するとのことで、退院は早くとも来週末、27日以降になるそうな。
ジャニーズのカウントダウンは家で観たいんだが…さてどうなるか。
ううまだ半分も食ってないのに…とせつなく思いながら階下の外来エリアへ連れていかれる。
採尿してから処置室で体重と血圧測定。
体重は1ヶ月前と全く変化なし。
すげーぞ私。優秀優秀。
でもふと「でもまた破水してたら…」と思ってしまったのがきっかけで大緊張。
血圧140ー85、心拍数110なんていうとんでもない数値を叩きだし、助産師さんを大慌てさせてしまうが、少し休んで再計測したらまともな数値に戻った。
そして主治医の診察へ。
私は破水が気になって仕方がないので内診してもらいたかったのだが、今は出血が止まりかけの状態なので、負担がかかる内診は来週までお預け。
何かが出る感触がするとか、ナプキンが汚れるようなことが無ければ大丈夫、と言われる。
16wに入ったので、腹部エコーで診察。
「羊水量もまあまあだし、赤ちゃんも元気だし、とりあえず大丈夫かな」
うおーよかったー、と胸を撫で下ろす私に、
「でも次に何かあったら諦めなきゃいけないからね」と釘を刺す先生。
ちなみにこの先生、30歳前後の女性なのだ。
今まで私が診てもらったことがある産婦人科の女医は、「うんうん、わかるわー、何でも言ってー」的オーラがぷんぷんする甘やかしタイプばかりで、私はそういうのがすごく苦手だったんだけど、この先生はものすごくクールで、「あなたの体の為にはこうするべき」と全く視点が揺るがない感じがとても信頼できる。
すぐ調子に乗るタイプの私には、こうやってビシッと厳しく言ってもらえる方がありがたいのだ。
そんな先生から今週の妊娠継続許可が出たので、あとは呑気に赤の観察タイム。
赤はもう15センチくらいはあるらしく、たくましい背骨がはっきり映っていた。
今日は初めて正面からの顔を拝めた。
…と言っても心霊写真かエイリアンか、って感じで、それが鷹の爪団の決めポーズみたいな動きで手をじたばたさせているので、思わず
「うわ…キモ可愛い」
と言ってしまう。
先生と看護師さん、苦笑。
来週の診察で点滴をいつ外すか判断するとのことで、退院は早くとも来週末、27日以降になるそうな。
ジャニーズのカウントダウンは家で観たいんだが…さてどうなるか。
主治医の診察を受けた後、ダンナ・母・義母とともに説明を聞いてきた。
破水反応、なんとマイナス!
まだ胎盤付近からの出血が見られるけれど、その出血がうまくかさぶたになって、卵膜に空いた穴を塞いでくれたのだろう、とのこと。
だから羊水の量もそこそこキープされていて、赤は相変わらず元気。
こんな事態は滅多にないことで、まさに奇跡だそうな。
涙が出た。
ただ、血液検査の結果、私自身に少し感染がみられたので抗生剤を点滴、張り(=陣痛)止めの点滴も強めのウテメリンに変更し、引き続き安静入院で様子を見ることになった。
でも、状況は決して良いものではない。
破水が止まったと言っても今は仮止めみたいなものだから、近いうちにまたザバッといくかもしれないのだ。
先生は、ボーダーラインとして「来年2月頭」を提示し、それ以前にまた破水するようなことがあれば、赤は諦めなさい、とはっきり言った。
こんな時期に早産させても今の医学では絶対に育たないし、かと言って無理矢理おなかの中に入れておけば、今度は赤を含めた子宮まるごと感染、下手したら子宮摘出なんていう事態に陥ってしまうそうだ。
でも、うまいこと2月まで何もなければ、以降早産ということになっても、なんとか赤の命を保たせることが出来るらしい。
だから、私の当面の目標は、2月になるまで妊娠を継続させること。
超本気出して寝たきりになる。
もう冬眠しちゃう。
…って感じで、私とダンナ、両家両親は褌を締め直すような気分になったわけだが、腹の中の赤だけが空気読んでない模様。
エコーで見ていると、相変わらず元気に手足を振り回していて、それはそれで大変めでたいことではあるんだが、奇跡が起こってせっかく塞がりかけた穴を、こいつが再び蹴り破ってくれそうでめちゃくちゃ怖い。
せめて2月に入るまでは、かーちゃんへの蹴りは控えてくれよー。
それ以降の家庭内暴力については、一生全力で受け止めるからさー。
破水反応、なんとマイナス!
まだ胎盤付近からの出血が見られるけれど、その出血がうまくかさぶたになって、卵膜に空いた穴を塞いでくれたのだろう、とのこと。
だから羊水の量もそこそこキープされていて、赤は相変わらず元気。
こんな事態は滅多にないことで、まさに奇跡だそうな。
涙が出た。
ただ、血液検査の結果、私自身に少し感染がみられたので抗生剤を点滴、張り(=陣痛)止めの点滴も強めのウテメリンに変更し、引き続き安静入院で様子を見ることになった。
でも、状況は決して良いものではない。
破水が止まったと言っても今は仮止めみたいなものだから、近いうちにまたザバッといくかもしれないのだ。
先生は、ボーダーラインとして「来年2月頭」を提示し、それ以前にまた破水するようなことがあれば、赤は諦めなさい、とはっきり言った。
こんな時期に早産させても今の医学では絶対に育たないし、かと言って無理矢理おなかの中に入れておけば、今度は赤を含めた子宮まるごと感染、下手したら子宮摘出なんていう事態に陥ってしまうそうだ。
でも、うまいこと2月まで何もなければ、以降早産ということになっても、なんとか赤の命を保たせることが出来るらしい。
だから、私の当面の目標は、2月になるまで妊娠を継続させること。
超本気出して寝たきりになる。
もう冬眠しちゃう。
…って感じで、私とダンナ、両家両親は褌を締め直すような気分になったわけだが、腹の中の赤だけが空気読んでない模様。
エコーで見ていると、相変わらず元気に手足を振り回していて、それはそれで大変めでたいことではあるんだが、奇跡が起こってせっかく塞がりかけた穴を、こいつが再び蹴り破ってくれそうでめちゃくちゃ怖い。
せめて2月に入るまでは、かーちゃんへの蹴りは控えてくれよー。
それ以降の家庭内暴力については、一生全力で受け止めるからさー。
昨夜こたつで寝転がったままぐるナイとフィギュアスケートを観て、さー寝るかとトイレに行ったらザーっと出血。
うへー収まりかけてたのにー。
念のため入院準備をして(前回の荷物がほったらかしだったので3分で終了)、タクシーで病院に行く。
でも、前回に比べて出血量が少ないし、腹痛もないし、まあ大したことはないだろうとのんびり構えつつ、診察室に入った。
先生「あー出血してるねえ、でも胎盤はほぼ出来てるし、位置的にもちょっと下気味なだけで、とりあえずは大丈夫」
私「赤ちゃんは無事ですか」
先生「元気元気。この時期まで来たら、ダメってことは滅多にないよ」
赤の無事を聞いて、とりあえず安堵。
先生「でも、出血の原因が胎盤関係ではないってことは破水かなあ…」
「え、この時期でも破水ってありえるんですか」と何の気なしに尋ねた私に、先生は
「うん、その場合は諦めてもらうことになっちゃうんですけどね」
と答えた。
それはあまりにも淡々とした言い方だったので、その場ではさらりと聞き流してしまった。
しかし、実際に、私は破水していたのだ。
「破水して羊水が漏れだすと、雑菌が入ってくるので、いずれは赤ちゃんが感染症にかかる」
「赤ちゃんを外に出して育てようとしても、まだ15wなのでまず育たない」
「だから諦めた方がいい」
淡々と続く説明を聞くにつれて、怒りとやるせなさが沸き上がってきた。
今確かに元気に生きてる赤を、「いずれ感染症にかかるから」なんていう理由で、私の腹の中から無理矢理引きずりだし、その命を消してしまおうと言うのか?
私は、私の赤を、殺す目的で出産しなければならないのか?
私が口も聞けないでいると、先生は
「…まあ、私が担当した中で一人だけ、17wで破水したけど無事36wまで持ちこたえて出産した人もいますけど、レアケースですからね」
と慰めなのかそうでないのかいまいちよく分からない言葉を付け足し、
「ま、今すぐ判断しなくてもいいです。朝倉さんの主治医の○○先生が月曜にいらっしゃるので、今後の方針についてはその時にじっくり話し合ってください。それまでは抗生物質と張り止めの点滴、止血剤の服用で」
と当座の指示を出した。
しかし生憎病室が満室で、部屋が空くまでの十数時間を、狭い処置室で過ごす羽目になった。
殆ど眠れないまま朝を迎え、堅くて狭いベッドで食事をし、テーブルも無いので荷物をあさる気にもなれず、ただぼーっとしているしかなかった。
でも、おかげで考えがまとまった。
生きられる可能性と死ぬ可能性の両方が存在するならば、その比率がどうであれ、私は生きられる可能性を重要視したい。
私は、気持ちを強く持って、ごはんをたくさん食べて、出来るだけじっとしていよう。
出血も破水もきっと止まる。
赤は元気だ。細菌なんかに負けやしない。
とにかく、信じることに決めた。
諦めてたまるかってんだ。
うへー収まりかけてたのにー。
念のため入院準備をして(前回の荷物がほったらかしだったので3分で終了)、タクシーで病院に行く。
でも、前回に比べて出血量が少ないし、腹痛もないし、まあ大したことはないだろうとのんびり構えつつ、診察室に入った。
先生「あー出血してるねえ、でも胎盤はほぼ出来てるし、位置的にもちょっと下気味なだけで、とりあえずは大丈夫」
私「赤ちゃんは無事ですか」
先生「元気元気。この時期まで来たら、ダメってことは滅多にないよ」
赤の無事を聞いて、とりあえず安堵。
先生「でも、出血の原因が胎盤関係ではないってことは破水かなあ…」
「え、この時期でも破水ってありえるんですか」と何の気なしに尋ねた私に、先生は
「うん、その場合は諦めてもらうことになっちゃうんですけどね」
と答えた。
それはあまりにも淡々とした言い方だったので、その場ではさらりと聞き流してしまった。
しかし、実際に、私は破水していたのだ。
「破水して羊水が漏れだすと、雑菌が入ってくるので、いずれは赤ちゃんが感染症にかかる」
「赤ちゃんを外に出して育てようとしても、まだ15wなのでまず育たない」
「だから諦めた方がいい」
淡々と続く説明を聞くにつれて、怒りとやるせなさが沸き上がってきた。
今確かに元気に生きてる赤を、「いずれ感染症にかかるから」なんていう理由で、私の腹の中から無理矢理引きずりだし、その命を消してしまおうと言うのか?
私は、私の赤を、殺す目的で出産しなければならないのか?
私が口も聞けないでいると、先生は
「…まあ、私が担当した中で一人だけ、17wで破水したけど無事36wまで持ちこたえて出産した人もいますけど、レアケースですからね」
と慰めなのかそうでないのかいまいちよく分からない言葉を付け足し、
「ま、今すぐ判断しなくてもいいです。朝倉さんの主治医の○○先生が月曜にいらっしゃるので、今後の方針についてはその時にじっくり話し合ってください。それまでは抗生物質と張り止めの点滴、止血剤の服用で」
と当座の指示を出した。
しかし生憎病室が満室で、部屋が空くまでの十数時間を、狭い処置室で過ごす羽目になった。
殆ど眠れないまま朝を迎え、堅くて狭いベッドで食事をし、テーブルも無いので荷物をあさる気にもなれず、ただぼーっとしているしかなかった。
でも、おかげで考えがまとまった。
生きられる可能性と死ぬ可能性の両方が存在するならば、その比率がどうであれ、私は生きられる可能性を重要視したい。
私は、気持ちを強く持って、ごはんをたくさん食べて、出来るだけじっとしていよう。
出血も破水もきっと止まる。
赤は元気だ。細菌なんかに負けやしない。
とにかく、信じることに決めた。
諦めてたまるかってんだ。
4ヶ月の最終週に突入。
ぼちぼち胎盤も出来上がりつつあるだろうし、出血が止まってくれてもいい頃だ。
次回の検診で寝たきり解除されるといいなー。
そういえば、先週くらいからパジャマのウェストのゴムに変な圧迫感を感じるようになって、それが「きつい」というよりも「息苦しい」っていう感じ。
こりゃ明らかに太ったのとは違うな、と思い、試しに「ふんっっ」と腹をひっこめてみたら、全然内側に入っていかない。
おおおおお、面白いぞ。
自分の腹が自前の肉と便秘以外のもので膨らんでいる状態が確認できてしまった。
で、今まで履いていたジーンズで再度確認。
おおおおおおおお。
ジッパーが上がらん。
ホントに腹が出てきたぞー。
こんなこと言いながら喜んでる状況なんて、きっと一生に一度か二度あるかないかだ。
これまで「何かあるかもしれないから」と自分を抑えて暮らしてきたが、これを機にとうとう箍が外れた。
ベルメゾンでマタデニム・ジャンスカ・トップス・インナー等合計12点もポチっちゃったよ。
ま、まあ、2ヶ月近く寝たきりでストレスも溜まってるし、検診に来て行く服が無いんだからしょうがないよな(←自分に言い訳)。
ぼちぼち胎盤も出来上がりつつあるだろうし、出血が止まってくれてもいい頃だ。
次回の検診で寝たきり解除されるといいなー。
そういえば、先週くらいからパジャマのウェストのゴムに変な圧迫感を感じるようになって、それが「きつい」というよりも「息苦しい」っていう感じ。
こりゃ明らかに太ったのとは違うな、と思い、試しに「ふんっっ」と腹をひっこめてみたら、全然内側に入っていかない。
おおおおお、面白いぞ。
自分の腹が自前の肉と便秘以外のもので膨らんでいる状態が確認できてしまった。
で、今まで履いていたジーンズで再度確認。
おおおおおおおお。
ジッパーが上がらん。
ホントに腹が出てきたぞー。
こんなこと言いながら喜んでる状況なんて、きっと一生に一度か二度あるかないかだ。
これまで「何かあるかもしれないから」と自分を抑えて暮らしてきたが、これを機にとうとう箍が外れた。
ベルメゾンでマタデニム・ジャンスカ・トップス・インナー等合計12点もポチっちゃったよ。
ま、まあ、2ヶ月近く寝たきりでストレスも溜まってるし、検診に来て行く服が無いんだからしょうがないよな(←自分に言い訳)。
自宅に戻ってきました。
2008年12月3日 妊婦日記 コメント (2)まだ安静は解除されていないが、どうにもたまらず自宅に戻ってきた。
原因は親父。
「私が唯一起きだしていく食事時だけは、室内で煙草を吸うのを控えてもらえないだろうか」
と何度頼んでも、全く聞き入れてもらえないし、酒や氷を持ってこいと度々私に言い付け、おかんが代わりに動くと「そのくらいさせたっていいだろ、大げさな」と機嫌を損ねてブツブツ言い始めるから。
ま、仕方ないわな。
親父は自分が「おじいちゃん」になって、同窓会や町内会で自慢話をしたいだけで、生まれてくる命を大切に思う気持ちなんざ、これっぽっちも持ってないんだから。
実家では身も心も穏やかに過ごせない、と早めに分かって良かった。
里帰りは無しで決まり。
原因は親父。
「私が唯一起きだしていく食事時だけは、室内で煙草を吸うのを控えてもらえないだろうか」
と何度頼んでも、全く聞き入れてもらえないし、酒や氷を持ってこいと度々私に言い付け、おかんが代わりに動くと「そのくらいさせたっていいだろ、大げさな」と機嫌を損ねてブツブツ言い始めるから。
ま、仕方ないわな。
親父は自分が「おじいちゃん」になって、同窓会や町内会で自慢話をしたいだけで、生まれてくる命を大切に思う気持ちなんざ、これっぽっちも持ってないんだから。
実家では身も心も穏やかに過ごせない、と早めに分かって良かった。
里帰りは無しで決まり。
引き続き三食昼寝付きの日々を送っております。
久々に娘が帰ってきたとあって、おとんもおかんもフィーバー気味。
ちょっと動こうとしただけで
「そんな起き上がり方したらお腹の赤ちゃんに悪い!!」
「もっと静かに動きなさい!!」
ってうるせーうるせー(笑)
有り難さ半分鬱陶しさ半分、そういえばこういうのが実家だったなあ、と布団の中でしみじみ思う。
ダンナは毎日私の顔を見に来てくれる。
職場から私の実家に直接来てくれて、一緒に夕食をとって、暫くお喋りしたりTVを観たりしてから、21時過ぎに「おやすみ〜」と帰っていく。
大変だから毎日来なくてもいいよ、と言っても、
「やだ!俺は毎日会いたいんだ!ダメって言われても毎日来るんだー!」
と駄々をこねるフリをして、私達に気を遣わせまいとする。
自分のダンナをつかまえて言うのも何だが、いい人だなあ。
もしこれが逆の立場だとしたら、私が義実家に足を運ぶのはおそらく週二が限度だ(笑)
金曜の診察の後に家に戻って、週末はダンナに面倒をみてもらい、月曜からまた実家のお世話になる予定。
久々に娘が帰ってきたとあって、おとんもおかんもフィーバー気味。
ちょっと動こうとしただけで
「そんな起き上がり方したらお腹の赤ちゃんに悪い!!」
「もっと静かに動きなさい!!」
ってうるせーうるせー(笑)
有り難さ半分鬱陶しさ半分、そういえばこういうのが実家だったなあ、と布団の中でしみじみ思う。
ダンナは毎日私の顔を見に来てくれる。
職場から私の実家に直接来てくれて、一緒に夕食をとって、暫くお喋りしたりTVを観たりしてから、21時過ぎに「おやすみ〜」と帰っていく。
大変だから毎日来なくてもいいよ、と言っても、
「やだ!俺は毎日会いたいんだ!ダメって言われても毎日来るんだー!」
と駄々をこねるフリをして、私達に気を遣わせまいとする。
自分のダンナをつかまえて言うのも何だが、いい人だなあ。
もしこれが逆の立場だとしたら、私が義実家に足を運ぶのはおそらく週二が限度だ(笑)
金曜の診察の後に家に戻って、週末はダンナに面倒をみてもらい、月曜からまた実家のお世話になる予定。
妊娠4ヶ月目に入り、赤はすくすく育って6センチ。
以前はドラえもんみたいだった手足が細長く伸びて、すっかり人間らしい体つきになった。
足を突っ張ったり寝返りをうったり、とにかくよく動いている。
超音波映像のビデオを見たダンナ、「可愛い〜♪」と早くもメロメロ(笑)
しかし、量こそ減ったものの、出血は未だに止まらない。
子宮内のちょっと弱いところに胎盤が出来かけてるから、と先生は言っていた。
退院は許可するけど、少なくともあと一週間は入院時と同じ暮らしを続けて、来週診察を受けにきなさい、だって。
以前はドラえもんみたいだった手足が細長く伸びて、すっかり人間らしい体つきになった。
足を突っ張ったり寝返りをうったり、とにかくよく動いている。
超音波映像のビデオを見たダンナ、「可愛い〜♪」と早くもメロメロ(笑)
しかし、量こそ減ったものの、出血は未だに止まらない。
子宮内のちょっと弱いところに胎盤が出来かけてるから、と先生は言っていた。
退院は許可するけど、少なくともあと一週間は入院時と同じ暮らしを続けて、来週診察を受けにきなさい、だって。
いやーまいったまいった。
先週の水曜の夜、寝る直前に突如ザザーッっていう感じで大出血して、慌ててタクシーを呼んで病院に行ったら、「切迫流産です」ってそのまま入院させられたよ。
当直医も助産師さんもびびるほどの大出血だったけど、赤は超元気で、モニター越しにぶんぶん手を振ってよこす余裕っぷり。
しかし、私の腹ときたら、そんな赤を勝手に押し出そうとしてしまっているらしい。
こらー余計なことすんなー。
…で、この腹の張りと出血が完全におさまるまで、絶対安静生活を命じられた次第です。
本気のぐうたら生活って凄いのね。
食べる時とトイレに行く時以外はベッドに寝ていて、歩いていいのは部屋の中のトイレまで(往復20歩くらい)、部屋の外に出る時は車椅子を押してもらわなきゃいけない。
風呂どころかシャワーの許可も出ない。
毎日体は拭いてるしドライシャンプーもしてるけど、全身が油ぎってる感じ。
でも、ここまで徹底的に体を使わないのが「安静」なんだなあ、と今ごろになって理解したよ。
銀行とか郵便局とかをうろついてる場合じゃなかったわ。
きちんと血が止まるよう、全力を以て安静生活に励むつもりでいます。
明日から12w、妊娠4ヶ月に突入。
この先も波瀾万丈ありそうだが、あれだけの大出血&子宮収縮祭りを飄々と乗り切った赤なので、このまま逞しく育つことだろう。
信じてるぞー。
先週の水曜の夜、寝る直前に突如ザザーッっていう感じで大出血して、慌ててタクシーを呼んで病院に行ったら、「切迫流産です」ってそのまま入院させられたよ。
当直医も助産師さんもびびるほどの大出血だったけど、赤は超元気で、モニター越しにぶんぶん手を振ってよこす余裕っぷり。
しかし、私の腹ときたら、そんな赤を勝手に押し出そうとしてしまっているらしい。
こらー余計なことすんなー。
…で、この腹の張りと出血が完全におさまるまで、絶対安静生活を命じられた次第です。
本気のぐうたら生活って凄いのね。
食べる時とトイレに行く時以外はベッドに寝ていて、歩いていいのは部屋の中のトイレまで(往復20歩くらい)、部屋の外に出る時は車椅子を押してもらわなきゃいけない。
風呂どころかシャワーの許可も出ない。
毎日体は拭いてるしドライシャンプーもしてるけど、全身が油ぎってる感じ。
でも、ここまで徹底的に体を使わないのが「安静」なんだなあ、と今ごろになって理解したよ。
銀行とか郵便局とかをうろついてる場合じゃなかったわ。
きちんと血が止まるよう、全力を以て安静生活に励むつもりでいます。
明日から12w、妊娠4ヶ月に突入。
この先も波瀾万丈ありそうだが、あれだけの大出血&子宮収縮祭りを飄々と乗り切った赤なので、このまま逞しく育つことだろう。
信じてるぞー。
少しずつ気持ち悪さが収まってきたかな~と思っていたが、ここ数日で復活。
リバースまではいかないけど、えづいてばっかり。
めっきり体力も落ちたよ。
椅子に座っているだけで疲れるって何なんだ。
しかし昨日はダンナの給料日。
銀行と郵便局に用事があるのだが、ここのところ残業続きのダンナには頼みにくかったため、「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と12日ぶりに外出した。
ちなみに家から銀行まで徒歩3分、銀行から郵便局まで徒歩4分。
気持ち悪いし息切れもするから、できるだけゆっくり、それも休み休み歩いて、寄り道もしないで帰ってきたから、立っていた時間はせいぜい30分程度だと思う。
やっぱりダメだったわ。
出血が少し増えてしまった。
反省。
リバースまではいかないけど、えづいてばっかり。
めっきり体力も落ちたよ。
椅子に座っているだけで疲れるって何なんだ。
しかし昨日はダンナの給料日。
銀行と郵便局に用事があるのだが、ここのところ残業続きのダンナには頼みにくかったため、「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と12日ぶりに外出した。
ちなみに家から銀行まで徒歩3分、銀行から郵便局まで徒歩4分。
気持ち悪いし息切れもするから、できるだけゆっくり、それも休み休み歩いて、寄り道もしないで帰ってきたから、立っていた時間はせいぜい30分程度だと思う。
やっぱりダメだったわ。
出血が少し増えてしまった。
反省。